2005年1月15日〜1月21日 ケアンズ探検記


2005年1月21日 さらばケアンズ

今日でケアンズも最終日。
帰りの飛行機はAM12:00過ぎなので、空港にはAM10:00には着いていたい。
あまりゆっくりはしていられないが、最後の朝だし、今日は雨も降っていないので、早起きして車で近所を回ってみた。

ちょっとケアンズ寄りのクリフトンビーチまで行き、山側の別荘地に入ると、道路際の藪からカンガルーが飛び出して、
山側の斜面の方に駆け上っていった。

車を降りてカンガルーを追っかけ、斜面を登っていくと木の上のほうに何かの鳥がいる。
サンヨンで覗いてみるとオウチュウのカップルだ。今回の旅行では初めて撮るので喜んで撮影。

カンガルーはどこかに行ってしまったので車に戻ると、ここの住民らしいおばさんが、犬を散歩させにやってきた。
「Good Morning」と挨拶をするが、なんか「ここに車を止めて何してんの!」って感じで不審に思われてるようなので、早々に退散。

パームコーブに戻るとホテルのそばでユリシーズを見つけた。こんな所にもいるんだ。土産物屋でこいつの標本の値段を見たときは結構高かったので、山奥に行かなくてはいないものだと思っていた。

時間も無いのでホテルに戻り、回りをちょっとだけ歩いたが、ここではこれも初見のblack butcherbirdを撮り、この黒い
鳥達を最後に、これにて今回のケアンズ鳥撮りは終了。

オウチュウ black butcherbird

部屋に戻って片づけをしたり清算をしたりしてあっという間にAM9:45。

パームコーブを後にして、いつものcaptain cook highweyを走って空港へ。
このロータリーも、もう当分走れないんだなあ。そう思うとさびしい。

 空港に着き僕は車をレンタカー会社に返し、かみさんとたいきは航空会社のカウンターでチェックイン。
車を戻すのは問題なく終わり、撮影機材一式が入ったリュックをカート状態にしてカウンターまでひっぱっていったら、これがいけなかった。

 機内預けは来る時に戴いたダンボールに振り分け問題なかったのだが、撮影機材のリュックを見た日本人係員のお姉さんが「お客様。そちらのお荷物も計らせていただけますか」とか言い出した。

 「来る時は問題なかったですよ」といっても取り合ってくれず、無理やりカウンターの秤に載せられてしまった。
当然重量オーバーの20kg。こんなんだったら涼しい顔して背負っとけばよかった〜

 さあどうしよう。お姉さんは機内預けにしろというが、中身を見せ「壊れものばっかりだから無理!」と文句を言い始まると、さっさと別の客の所に行ってしまった。

 残されたのはオージーのオジサン係員。しばらく無言で見詰め合ってから、「壊れ物だから何とかして〜」
とお願いすると、黙って機材を検分しはじめた。

無言に耐え切れず「鳥の写真を撮ってたんだ〜」「ここは良い所〜」「壊れやすい〜」と片言英語で連発していると、オジサン折れてくれて「このノートパソコンを別の手荷物に入れれば、他はこのままで良いよ、と言ってくれた。
ありがとう!あんたはオージーの鏡だ!と感謝して、この危機を何とか乗り越えたのだった。

出国審査も済み、空港内の本屋で自分土産の「AUSTRARIAN BIRDS」と言う図鑑を買い、次回のケアンズ鳥撮りに備える事にする。ちなみに、今回の英名は、この図鑑調べてつけた。

帰りは飛行機も昼便だし、気分はらくちん。
飛行機が揺れる事も無く、しかもガラガラなので、ゆったり横になって日本へ戻ったのだった。

今回、最初は言葉の壁や見知らぬ土地のドライブなど、不安な要素はたくさんあったけど、来てみれば何とかなるもんだし、とってもいい経験になったと思う。
アンドリューさんとトリッシュさんは、なんだか親戚のおじちゃんおばちゃんみたいで、とっても心温まるものがあった。
海外でこんな気分を味わえたのはとっても幸せだ。
せめてあと、もう1泊、RedMillHouseに泊まりたかったなあ。
写真集も大事にしなくちゃ。

後日、何度かRedMillHouseからメールが来た。懐かしいし、また行きたくなってしまう。きっとまた行くぞ〜!

終わり

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