2006年1月14日〜1月22日 ランカウイ3度目の正直!


2006年1月14日 極寒ニッポンから常夏ランカウイへ

今年の冬は例年になく寒い。

こう寒いと、やっぱり一週間ほど暖かい所にでも行かないと身が持たないORAT家。

そこで今回の冬遠征の行き先は、去年津波のせいでパスになってしまった(その代わりケアンズ行けて

良かったけど)ランカウイに決定。一昨年もランカウイに行ったので、これで3回目だ。

その時は北部に泊ったが、ほとんどナンヨウショウビンしか撮れなかったので、今回は皆さんのアドバ

イスから、西部がいいな〜なんて思っていた。

しかしネットで色々調べると、そこにある有名ホテルは宿泊についてはちょっと???って部分もあり、

ママはいまいち乗り気じゃない。どうしよう・・・

さらに調べて行くと、そのホテルからカワセミ類の多い川を挟んで反対側にもう一軒リゾートがあるのを

知った。

あまり日本からの観光客は泊らないらしく、それほど情報がなかったのだが、逆にあまり悪い話もな

いし、値段もかなり安いのでここに泊る事に決定。

ただ折角物価の安い東南アジアに行くのだからちょっと贅沢気分も味わいたい。

そこで前半3泊はこのホテル、後半3泊は超高級リゾート、”みんな大好き”「ジ・アンダマン」に泊る、

ってことで話はまとまった。アンダマンは一泊で前半全泊分と同じ位のお値段。エライ違いでしょ。

撮影機材には新たに仲間入りした「神」Mk2とchelmoさんから貸していただいてるスコープも加わり

理想の鳥撮り道具がそろった。

そして1月14日、ORAT家は極寒の東京から、一路常夏のマレーシアへ飛び立ったのであった。

      

前回はかなり揺れた飛行機だが、今回はほとんど揺れなかった

のでたいきもビビらずに機内のゲームとアニメに熱中しててくれ、

こちらもゆっくり爆睡していられたので、意外と快適に乗ってい

られた。

KLに到着し、乗り換えの為機内から出ると、湿気と熱気がゲート

ウェイと機体の隙間から入り込んでくる。いつもの事ながらこの瞬間たまりませんなあ。

   

 KLからランカウイへの機内も一昨年と打って変わって全然揺れなかっ

た。やっぱパイ ロットの腕の差だろうか。

機内で後ろの席に座った日本人のおじさん2人組は、なにやらマニアック

な蝶の話をしていた。

ORATの父は蝶コレクターなので、僕もそこそこ影響を受けているから思

わず聞き耳立ててしまったが、ランカウイって昆虫採集で来る人もいるん

だな。確かに面白そうな昆虫も多そうだよねえ。

 ランカウイまでのフライトでは夕立の後だったからか、ずっと虹がみえていたが、地上から見る虹は

半円形だけど、空中から見ると円になるんだな。  

 

そしてランカウイに到着したのはまだ多少明るさの残る午後7時半位だろうか。

タラップを降りて熱帯のモアモア湿気の中に降り立ち、荷物を受け取って空港を出るころにはすっ

かり暗くなっていた。

ホテルからのお迎えのお兄さんに、どこかでビールを買いたいから途中スーパーに寄ってくれる

ように頼んで空港から出発。しかし一軒目はアルコールなし。2軒目もなし。3軒目、閉まりかけてた

ワインショップに無理やり入れてもらいなんとか命の水 ビールをゲット。これでとりあえず一安心だ。

そして程なく到着したホテルは電飾ギラギラドハデエントランスでORAT家を待ち構えていたのだった。

フロントでチェックインをするが、ここのお兄さんはやたら巻き舌で何言ってるか良く分からない。

かみさんも良く分かってないみたいだけど、いつもの事だからね。気にせずキーをもらい部屋まで案内

してもらった。

  

部屋はフロントのすぐ横、一応ファミリーガバナというスィートだった、が、今までにあまり体験した事の

ないボロさが漂っているな〜。しいていえばキャンプ場のバンガローって感じ。

しかもなんだか下水臭い。

でも一応ソファーもあるしベッドもあるし、冷蔵庫もテレビもあるから暮らすのに不便はないけどね。

一息つき、テレビをつけようと思ったら電源が入らない。あちゃ〜さすがボロホテル。

どうやらコンセントが抜けているようなので、テレビの裏側に回りこんでみると巨大な黒いもんが、

すばやく壁と柱の隙間に逃げ込んだ・・・・・

図鑑で見たことのあるサツマゴキブリっぽかったけど、あんなのが入れちゃうぐらいの隙間か〜。

さすがバンガロー。ゴキブリ嫌いのORAT家はこれから先の生活を思い、ちょっとへこんだ。

まあ逃げてってくれたんだからあまり気にしてもしょうがないか・・・

荷物を広げてタンパンTシャツビーサンの熱帯用装備に着替

えて、まずは晩ご飯を食べにいった。

この日はフロントからちょっと離れた処にある生バンド演奏つ

き西部劇風野外レストランに行ってみた。

オープンエアーで温かい風に吹かれながら冷たいビールはた

まらんなあ。

特に今朝まで寒い日本にいたと思うとさらにシアワセ度がアップして、ゴキブリの事もしばし忘れられるっ

てもんだ。

 お腹いっぱいになった後は、明日朝行く予定の河口まで、

波打ち際沿いに散歩に行ってみた。

たいきは暗くて恐いらしく、早く部屋に戻りたがっていたが、

カニを捕まえたりして気を紛らわせながら5分ほど歩くと

河口に到着。小魚がいっぱい跳ねていて、上流部は真っ暗な

ジャングルが広がっている。

う〜ん、なかなか良い感じじゃないですか〜♪

しばらく眺めていたが、たいきの恐怖心が限界に達したようなので、部屋に戻ることにする。

明日の朝はチャバネコウハシに会えるかなあ。期待とゴキブリへの不安を胸に、シャワーを浴びてから

一杯やって就寝。

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