2007年7月11日〜7月18日 いろんな意味で自然満喫 八重山2007


2007年7月11日 台風前に滑り込みセーフ

 毎年恒例の夏の沖縄遠征、今回はどうしようか。
みんな大好きな石垣島は外せないけど、せっかくだからちょっと離島にも行ってみたい。
そして色々検討した結果、西表島まで足を伸ばす事となった。

 西表島は前にも行った事があるのだが、その時は南部の大原を中心に行動していたので今度は北部星立方面に滞在することにした。
スケジュールは到着日に石垣市内で一泊。翌日西表島に渡り3泊、そして石垣に戻り去年お邪魔した北部の宿でマンタポイントでのダイビングを絡めて3泊、の計7泊8日に決定。

去年は台風で大変だったんだよな〜、今年は台風来なくって良かったよ。
なんて思ってたら、出発の3日前になって台風4号発生!なんですとぉ〜〜

それからは出発までひたすら天気予報とにらめっこだったが(米軍の台風情報が一番役立った)いくら見たって台風が消えてくれるわけじゃない。
進路は去年悩まされた「ビリス」とそっくりでやな感じ。ちなみに今年のは「マンニィ」というらしい。
ただ台風が来る前に石垣島へはたどり着けそうなので、ここは強行突破しかないか・・・

と言うわけで予定通り、若干の悲壮感を漂わせながらもヒコ弁などつまみつつ羽田を飛び立ったORAT家なのであった。

 飛行機はぜんぜん揺れる事もなく事もなくピーカンの那覇に到着。窓の外には自衛隊の迷彩模様のF−15とファントムがずらりと並んでいる。これからやってくる台風に備えて避難してきたのかな?

ここでの乗り継ぎタイムにまずはオリオンビールを一杯。うーん、沖縄に来たのを実感するな〜。たいきはたいきでブルーシールアイスクリームを食べて沖縄を実感してるらしい。

 そして特別塗装らしい金色ラインの入った737に乗り込んで到着した石垣島の空も綺麗に晴れ上がり、夏の沖縄真っ只中だった。こんなんでホントに台風来るんだろうか??

 荷物を受け取りタクシーで今回1泊目の港の前のビジネスホテルへ向かう。

 チェックインを済ませ部屋に入り、早速短パンビーサンのいつもの熱帯用装備に着替える。
オリオンで一服しながらニュースの天気予報を見ていると、台風は明日午後あたりからここらへんに近づいてくるらしい。ただ当初の予定より東にずれ気味なので、直撃は免れそうでちょっと安心した。

 一息ついたら街中の散歩に出発。外は沖縄の強烈な日差しがいっぱい。暑いけどいい気持ちだ。
まず宿の目の前の離島桟橋にでて、海を眺める。明日の朝はこの港で釣りをしてみようと思っているので、ついでに釣具屋によっていくつか仕掛けを買っておいた。

 ならびにある離島行きフェリーの事務所が大方シャッターを下ろしてるのでどうしちゃったんだろうと思ったら、 現在の離島桟橋は港の右端に移動てしまったそうで、ずいぶん立派なターミナルビルまで出来ていた。
去年も来たのに全然気がつかなかったなあ。

 船の運航状況が気になるので行ってみたが、フェリー会社の人の話だと今のところ全然問題ないとのこと。
明日のことは明日になってみないとわからないが、宿のチェックアウトが11時だから11時半くらいの船に乗っておけば台風が来る前に西表島までたどり着けるかな。

 ターミナルを出て、こんどは石垣市の中心街の方へ散歩に行ってみる。
 石垣はほぼ毎年来ている割に街中はほとんど歩いた事がないんだよな。
晩御飯によさそうな居酒屋などを物色しつつ、くねくね曲がった細い路地を抜けるとアーケードのついた商店街に出た。
ここら辺が公設市場のようだ。

 活気があってなかなか楽しそうな所だったのだが、たいきは暑さにバテちゃったようで「あづい〜〜、疲れた〜〜、のどかわいた〜〜、お腹減った〜〜〜、晩ご飯たべようよ〜」とごね始めた。まあ今朝早かったし疲れてるんだろうなあ。でもまだ5時過ぎだしちょっと早いんじゃないかい?
 しょうがないのでみやげ物店の店先でカットパイナップルを売っていたのを買ってあげると「こんなおいしいパイナップル食べた事ない!」と大喜びで元気復活!試しに1個分けてもらうと確かにとっても美味しいじゃん。やっぱ本場モノは違うねえ。

しかしパイナップルパワーもすぐに尽きてしまいそうな雰囲気なので、元気が残っているうちに本格的に晩御飯を食べるお店を探す事にする。

 再び路地に入りウロウロしていると、地元のお兄さんが「晩御飯食べる店探してるの?」と声をかけてきた。
「観光客相手だと高くて上手くない店もあるから、よく選んだ方がいいよ」というので「もしかして客引きのお兄さんかな?」
と思ったが、しゃべってみると中々いい人みたいなので、ここはちょっと付いていって見よう。

 知ってる店に案内されるんだろうと思ってしばらくお兄さんの後をついていくと「ン?僕はこれから娘とファーストフードで待ち合わせてるから、お店までは付いていけないよ。もしどこかお店に入ってメニューを見て高かったら出てきちゃっても、こっちの人は全然大丈夫だからね。それじゃ気をつけてね!」と言って去っていってしまった。なんだかただの親切なお兄さんだったようだ(^^;

 その後しばらくお店を探し、昔西表島に渡る前の日に晩ご飯を食べた居酒屋を発見。いい感じのお店だった記憶があるのでここで良いんじゃないかな〜と思ったのだが、前と同じ店じゃつまらん!と言うひーこ様の一言で却下。
そしてたいきは再びパワーダウン、近くにもう1件雰囲気の良さそうな店があったのでそちらに入ることにした。

 店内は板張りのお座敷に間接照明でいい感じだ。しかし生ビールを頼むとオリオンがないらしい。なんですとぉ〜!
沖縄でオリオン飲まないで何飲むのよっ、とかなりがっくりきたが、もう席に着いちゃってるしさっきのお兄さんが言ってたみたいにメニューを見て店出ちゃうってのもやはり抵抗があったので、ここはぐっとこらえてスパードライ生でガマンするとしよう。まあ喉カラカラだったから何でも美味しいんだけどね。

 オリオン生こそ飲めなかったけど、近海マグロのお刺身、ラフティーやゴーヤチャンプル、石垣牛のたたきあたりを肴に泡盛を飲んで結構幸せな気分になれたからまあよかったかな。
たいきもホントにお腹が減ってたようでバクバク食べまくり、すっかり元気になったようだ。

ラフティー ゴーヤチャンプルーと魚のてんぷら 石垣牛のたたき

お腹いっぱいで店を出る頃には外は大分暗くなっていたが、まだ西の空には残照が残っている。
沖縄の夏は8時過ぎないと暗くならない。

コンビニに寄ってさっき飲み損ねたオリオンとつまみを買い込んでから、次回来た時に備えて美味しそうな店を探しつつぶらぶら歩いてホテルに戻る。
気持ちいい風が吹いて、とってもいい気分だ。

でも部屋にもどり窓から外を眺めると、山の方では時折稲妻が光り、海の上には嵐の前触れのような雲が出始めていた。


 

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