2007年7月11日〜7月18日 いろんな意味で自然満喫 八重山2007


2007年7月12日 急いで渡れ、西表島へ

 朝起きてみると今日もいい天気。
ひーこは寝てるがたいきが起きてきたので、二人で港に釣りに行った。
外は朝から日差しが強くかなり暑い。
波もパッと見は穏やかなんだが、果たしてこれからどうなっていくだろう。

岸壁に座り、昨日買った針とオモリとウキで簡単な仕掛けを作った。餌はもちろんRICKさん直伝のイカの塩辛。

たいきに竿を持たせて仕掛けを投げ込むとすぐに熱帯魚が寄ってきたのだが小物ばかり。ウキは結構反応して沈むけど、針にかけるのはムリそうだ。

僕はホッパーやメタルジクをつけてキャストを繰り返してみるが、こちらも釣れそうな気配はない。メッキでもいないかと思ったんだが甘かったみたいだ。
1時間ほど頑張ってみたが、結局なんにも釣れないのでホテルに戻ってひーこを起こし、朝ご飯を食べに行った。

 食後部屋に戻って出発準備をしながらテレビの天気予報を見ると、台風は確実に北上しているようだ。たしかに外はちょっと風が強くなってきたような気がする。
ただ進路はさらに東に寄り本島直撃コースになったようで、八重山直撃は避けられた。
とはいえ暴風雨圏内にはどっぷりはまりそうなのでそれなりの覚悟はしておいた方が良さそうだ。

 フロントでチェックアウトを済ませ外に出ると、さっきまでいい天気だった空が一転にわかにかきくもり、いきなりスコールのような雨が降り出した。
いよいよ台風の影響がでてきたのか?やばいな〜

一刻も早く出発した方が良さそうだが、西表島ではクレジットカードがほとんど使えないらしいので、みんながホテルの玄関で雨宿りしている間にとりあえず僕一人で雨の中を突っ走り、近くの琉球銀行で現金を下ろしに行き、雨が小降りになったところを見計らってみんなで離島ターミナルへ向かう。またいつ土砂降りになるかわからないから急がなくちゃ。たいきも一人前にスーツケースを押してお手伝いしてくれる。さすが小学生、えらいぞ〜。

 ターミナルに着くと同時位に再び大雨が降りだした。ぎりぎりセーフ。
 さて運行状況は?と掲示板を見ると、あちゃ〜、ついさっき出た船を最後に西表島上原行きは欠航になったようだ。
 海はまだそんなに荒れてなさそうなのになあ。

 まあ事前情報だと今回滞在する上原行きの便はすぐ欠航するらしいのである程度覚悟はしていたのだ。
 幸いまだ大原行きは運行していたのでチケットを買い次の便に乗ることにする。
大原から上原は島のちょうど反対側になるので、島に着いてからさらに1時間ほどバスで移動しなきゃならないのだがしょうがないな。

 しかしこうなってくると台風も現実味を増してくる。
西表島で台風に巻き込まれたらどうなっちゃうのかなあ。ちょっと不安もあるがここまできたらもう先へすすむしかないもんな。

 出航時刻になり高速船に乗り込むと船は無事離岸した。港の中は穏やかだが、外海が、予想に反してそれほどに出たらどんだけ揺れるだろう・・・と覚悟していたのだ揺れる事もなく快調に船は西表に向かっていく。

 さすがにお天気が悪いので海もどんよりしていたが、西表島に近づくにつれ天気はちょっとづつ良くなってきた。

 そして結局大荒れすることもないまま大原港に到着、これだったら上原だって行けたんじゃないかなあ・・・

大原港は風こそ強いものの晴れ間も見えて、石垣島よりはいい天気だ。少しだけ台風から遠いからなんだろうな。

 しばらく待合所で待っていると上原方面への送迎バスが到着した。
乗客は10名ほど。その他に、上原方面に届くはずだって石垣島からの生活物資?も積み込まれたので結構満席状態だ。

バスが走り出すとだんだん天気が悪くなってきて、時折土砂降りの雨が降るようになってきた。いよいよ西表島にも台風の雲がかかってきたようだ。

 冷房が効かないので窓を開けていると、そこから雨が吹き込んでくる。
風も結構強かったが、40分ほどでバスは無事船浦港に到着。
ここから先が目的地域なのだが、隣に座ってた地元のおばあちゃんが、泊まる民宿の名前を運転手さんに言えばそこまで連れて行ってくれるから、と教えてくれた。

 上原港に近くなると民宿の名前を告げるお客さんが出始めた。すると運転手さんはかなりわき道にそれた場所でも立ち寄ってくれる。もちろんお婆ちゃんも自分の家の前まで連れてってもらっていた。なんかのどかだなあ。

 大方のお客さんが降りたあと、最後に着いたのが今回うちらの泊まる民宿『さわやか荘』

 幸い雨も止んで再び青空が顔を覗かせていたので、ぬれることもなく荷物を運び込む事が出来た。

 誰もいない受付から奥の部屋に声をかけるとお兄さんが出てきて宿泊とレンタカーの手続きをしてくれた。
台風の状況を聞くと、これから本格的になるので、車で海沿いを走るのは危険だからやめたほうがいいといわれた。

ついでに鳥撮りにいい場所がないかも聞いてみたが「アカショウビンはそこら中で鳴いていますけどね〜。」と言っていた。姿も見れるといいのだけれど・・・。あと島には2〜3箇所林道があるが鳥撮りにいいかはわからないとの事。

 受付を済ませて案内してもらった部屋は綺麗で広くていい感じ。
今回普通の部屋がいっぱいだったのでデラックスと言う部屋をお願いしたのだが、広いベランダも付いていて、快適に滞在できそうだ。

片側の雨戸は台風に備えて閉められていた。夕食後にベランダ側の雨戸も閉めに来るそうだ。やはり本格的に台風は来るんだな。

 荷物をおいたら早速昼ごはんを食べに行かなきゃまた喰いっぱぐれてしまう。受付にいたさっきのお兄さんに昼ご飯を食べれる店がないか聞いてみたら、星砂海岸の食堂がいいらしい。もしかしたら台風で海が荒れる前に一泳ぎもできるかもしれないので、念のためスノーケリングの用意もしてレンタカーに乗り込み出発。

 今回借りるのはダイハツのムーヴ。軽だけれども結構広いねえ、なんていいながら車を発進させるとなんか違和感が・・・ブレーキが利かない〜!
 思いっきりベタ踏みしても時速10kmから停止するのに10mはかかる。
なんかブレーキパッドがなくなって、金属で直接ディスクをはさんでいるみたいな感じだ。
 最初はこれで頑張ってみようかとも思ったが、あまりに怖いので宿に戻り事情を話して車を変えてもらった。
 宿の人はちょっと効きが甘いんですよね、調整しなくちゃ。なんて言ってたけど調整じゃ済まないんじゃないかなあ。
西表の人はブレーキなんてあまり使わないのだろうか・・・・

 交換してもらった車もまたムーヴだったけど、今度はちゃんと普通にブレーキが利くようだ。よかったよ。
それじゃ気を取り直して再び降りだした雨の中を星砂海岸めざし出発〜

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