2007年7月11日〜7月18日 いろんな意味で自然満喫 八重山2007


2007年7月14日 幻の滝へ・・・

 朝ご飯を食べ終わったらサンヨン+1.4Xテレコンの付いた20Dを防水バッグにパッキングして、ぬれてもいいように海パンに履き替えてから9時に玄関に集合。さあ、カヌー&トレッキングツアーの始まりだ。
今回の参加メンバーはOrat家3人と、うちらと同じ日にチェックインしたカップル1組の計5名。
エアコンの効かないワンボックスカーに乗り込んでカヌー置き場へ向かう。

 車は昨日の湾にかかった橋まで行かず、上原の集落の裏の山の中に入っていく。
これならあの湾を横断しなくてもよさそうだ。良かったよ。

パパイヤ畑やパイナップル畑を抜け、さらに草ぼうぼうのオフロードを抜けると広場があった。そこに車を止め、ライフベストの着方やパドルのこぎ方のレクチャーを受けたら、それぞれにパドルを担いでガイドさん(民宿の受付の兄さん)の話を聞きながら山道を下っていく。途中で天然記念物キシノウエトカゲの子供がいたそうだが、すぐに逃げられてしまい見ることができなかった、残念。

 坂を下りるとマングローブの林の中の道になる。道端の木にできたアリ塚にアカショウビンの巣の跡があった。
この道はカヌー発着所への通り道なのでかなり人通りが多いのに、なんでこんな所に作っちゃったんだろうかとも思うがきっとオフシーズンには全然人が来ないんだろうな。

そしてカヌー乗り場に到着すると各自カヌーをあてがわれる。ひーこは一人艇、僕とたいきは二人乗りのカヌーに乗り込んで、滝を目指して出発だ。

     

 幅10mほどの水路を抜け、本流に出て上流に進む。流れも風もたいしたことないのでカヌーはスイスイすんで行った。強い日差しで腕や足ががひりひりするので、時々パドルで水を跳ね上げて水を浴びたり、ひーこと競争したりして遊びながら漕ぐこと約30分、上流の船着場が見えてきた。
たいきは前の席に座っていただけなのだがすっかり自分で漕いだ気分になってえばっている(^^;

 カヌーを岸に着け上陸すると、大きな板根のサキシマスオウの木が生えていた。
ここらへんにライフジャケットとパドルを置いて身軽になり、これから滝までのトレッキングがはじまる。

 ガイドのお兄さんは滝までは歩いて30分と言っていたが実際はそんなにかかんないだろう、と高をくくっていたのだが、実際歩き出してみると急な登りが続きかなりハードだ。
 これじゃたいきは途中で挫折しちゃうんじゃないかとちょっと心配になったが意外にがんばってる。こっちは息切れしちゃってゼーゼー言ってるのにたいきはスタスタとガイドの兄さんについていってるよ。結構体力あるんだなあ、と言うか僕が運動不足なだけだろうか・・・
 周りは熱帯の木が生い茂る鬱蒼としたジャングルで、今まで周回道路から見ていた西表島とはまるで感じが違う。
ほんとに自然の真っ只中、これこそ「秘境」西表島に抱いていたイメージだ。しんどいけど来てよかった。

 ひたすら蒸し暑いジャングルの中の急な斜面を登り続け、やっと道が下りだしちょっといくと滝に到着。歩いて30分どころじゃなかったな。そこら辺の観光地と一緒にしちゃいけなかったようだ。

 みんな汗だくだったので、早速滝つぼに飛び込んだ。冷たい水が気持ちいい。
 上向きでぷかぷか水に浮かびながら滝を眺めるのもまたいい気分だ。
 今回参加したのはカヌー&トレッキング半日コースなのだが、1日コースもあってそれだとあの滝の上まで行くそうだ。
たいきは思いのほか頑張れるようなので次回はそっちにチャレンジしてもいいかもね。
でもこっちが先に根を上げそうだな。

 水遊びがだ〜いすきなたいきは大喜びでバシャバシャ泳ぎ回っていた。
 しばらく滝つぼで遊んだあと、おやつのパイナップルを頂いて一息ついたところで今来た道を引き返す。
帰りは下りだかららくちんかと思ったが、急な下り坂というのもこれはこれで結構気を使う。
 しかしたいきがビビってしまい遅れがちになるので、後ろから付いていく方としては体力的には結構楽だ。
 おかげでキノボリトカゲや緑色がとっても綺麗なサキシマカナヘビなどの写真を撮ることもできた。
ゆっくり降りてカヌー乗り場までたどり着くと、帰りはたいきとひーこが2人艇に乗ってトビハゼやシオマネキを眺めながら川を下っていった。
かなりハードだったけど、西表の自然を満喫できて参加してよかった。でも鳥は全然いなかったなあ。

このツアーで見かけた生き物たち

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