2007年7月11日〜7月18日 いろんな意味で自然満喫 八重山2007


2007年715日早くも西表最終鳥撮り

 そして何の成果も残せないまま、西表最終日の朝が来た。
今朝はアカショウビン一本に絞るつもりで、宿を出るとまっすぐ昨日の水浴びポイントへ向かった。

 今日も山の方からアカショウビンの声が聞こえている。堰堤の脇に車を止めしばらく待つことにした。
すぐそばをヤエヤマムラサキがフワフワ飛んでいる。青の金属光沢がキラキラ光りとってもきれいだ。

 対岸の木の中で何かがガサゴソ動いているのでもかしてアカショウビン!?と思ったら木に登ったシロハラクイナだった。へ〜、シロハラクイナも木に登れるんだ。

 結局ここにはアカショウビンは現れなかったので、昨日声が聞こえた田んぼの向こう側に行ってみると、今日もアカ様がキョロッていた。声のするほうを必死で探すと姿が見えたのでとりあえずシャッターを切る。でも暗くってブレブレな上遠すぎて点にしか写らない。もうちょっと近づこうと動いたら、すぐに森の中に飛んでいってしまった。
 

リュウキュウムラサキ 木に登るシロハラクイナ ブレブレアカショウビン

 そのあと堰堤のところに止めてある車の方からアカ様の声が聞こえてきたのでそちらに戻り、木の中をすかして姿を探す。声は結構近い。そしてやっと姿を見つけたが、目があった瞬間飛ばれてしまった。近かったのに〜
 これで今回の西表アカショウビンはおしまい。もう声もきこえなくなってしまった。

 アカショウビンのいた辺りでサンコウチョウっぽい声が聞こえたのでしばらく待ってみたが、こちらも出てきてくれそうな気配はなく、そうこうしているうちに時間切れ。民宿は朝ご飯の時間が決まっているのであまりのんびり朝撮りが出来ないのがきついな。

 帰りがけにピィーッ、ピィという声が聞こえたので車をとめて探してみると、電柱にカンムリワシが止まっていた。
カンムリワシ相変わらず警戒心が薄いようで、電柱のすぐそばまで寄ってもびくともしない。おかげでドアップを撮らしてもらえ、ちょっとだけ満足することが出来た。アカショウビンにも見習ってもらいたいものだ。

 しかし今回も西表のアカ様は厳しかったなあ。残る石垣島では気合入れて頑張らないと・・・

 宿に戻って朝ごはんを食べたら荷造りを済ませチェックアウトの準備をする。宿泊代の支払いにカードは使えないというので、手持ちの現金を数えてみたら、宿泊代やツアー代、レンタカー代を差し引いた残りはたったの3000円、危なかった〜。まあもうお金を使うこともないし、後は石垣島に戻ったら琉銀で下ろせばいいか。

 レンタカーは12時まで借りているのでそれまでみんなでもう一回りしてこよう。
まずは浦内川のほとりにある展望台にマングローブのジャングルを眺めにいった。

 そのあと星砂を拾いに星砂ビーチへ向かう。と、ここで気がついた言葉が「満タン返し」。すっかり忘れてたよ。
ガソリンメーターの針もほぼEのところまで来ていたのでスタンドを探す。 
上原の方に向かって走っているとサトウキビ畑の中に一件のガソリンスタンドがあったので入り「レギュラー満タンカードで」とクレジットカードを差し出すと、カードは使えないんだって。なんですとぉ〜!手持ちの現金をもう一度数えたが、やはり余分は3000円しかない。どうしよ〜

 スタンドのおじさんに事情を話すと「3000円くらい入れときゃメーターはFのところまで行くだろうから大丈夫だ」というのでガソリン3000円分だけ入れてもらうと、ほんとに見た目はガソリン満タンになってくれて一安心。
あとはガソリンが減らないようアクセルをできるだけ踏まないようにソーっと運転して宿に戻った。

 受付でレンタカーの鍵を返し宿泊代やツアー代、レンタカー台などを清算をすると、残りの現金は100円ちょっと(^^; ほんと使いきったな〜

 港への送迎にはまだ時間があったので、裏のパイナップル畑を見に行った。このパイナップル畑はうちらが泊まった「さわやか荘」の畑で、ここからパイナップルの出荷もしているらしい。
パイナップルは台風で揺すぶられることで熟するらしく、そうしたら一気に刈り取らなきゃいけないそうだ。なのでこれからしばらくは大忙しだそうだ。

 しかし民宿に農業、昼間はカヌーツアーのガイドと、ここの人たちはすごい働き者だ。こんなに忙しいのは夏の間だけだそうだけど、それにしても大変だ。うちらなんかカヌーツアーに行っただけでヘロヘロだったもんな。

 時間が来たので車で上原港まで送ってもらい、スタッフに別れを告げて高速船にのりこんだ。
そして来る時とは打って変わった夏空の下、ORAT家は二度目の西表島を後にしたのであった。
  

星砂海岸 裏のパイナップル畑 上原港

 上原航路は天気こそ良かったものの、時化に弱いというだけあってまだかなり波が高く、たいきは酔っちゃうんじゃないかと心配したのだが、あまりの激しい揺れにそんな余裕もないらしい。凍りついたたいきを乗せて高速船は一路石垣港へ荒波の中をつき進むのであった。

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