2008年2月9日〜2月17日 たいきバリ島ふたたび

2008年2月14日 今朝はヒメアオ一本狙い

 再び寝不足の朝を迎えたが、せっかくここまで来たんだ、ヒメアオカワセミをもっとちゃんと撮らねばならない。
今日はヒメアオさえ撮れれば良いので、ガイドはお願いせずに、直接昨日のマングローブへ向かい、そこで粘るつもりだ。
しかし午前9時出発でムンジャンガン島にスノーケリングに行く予定なので、支度とかご飯とか考えると時間があまりない。海まで片道30分はかかるだろうから、現地で粘れるのは1時間くらいだろう。そんなんで果たしてヒメアオ撮れるだろうか・・・とにかくまだ薄暗い中ロクヨンを担いで部屋を出た。

 フロントに行くと新顔のお兄さんがいたので、ダメもとで8時にヘリポートまで車でお迎えに来てもらえないかお願いしたら快くOKしてくれた。やった〜、一応頼んでみるもんだなあ。これで歩いて帰る時間は気にせずに撮影できるぞ!

 とりあえず行きは歩きで、アオエリヤケイがやかましく鳴く森の中を海に向かう。
 どれくらいでつけるかと思ったが、途中ナンヨウショウビンやオオベニバトを撮りつつ、ヘリポートまで40分ほどかかった。予定より10分オーバーしてる。迎えに来てもらえることになってほんとに良かったよ。

ナンヨウショウビン オオベニバト

 ヘリポートの崖を降りてマングローブの林に入り込み、迷彩ネットをかぶってじっと待つ。

 すると程なく「チーチー」と言うカワセミ系の声が聞こえてきた。息を殺して待っていると青い閃光のようにヒメアオがやってきて、水面から突き出した枝に止まってくれた。全身光り輝いていてほんとに綺麗だ。
カワセミの背中のコバルトブルーの金属光沢が全身を覆っており、実際見ると図鑑で見るよりずっと華やかだ。
焦ってしまってなかなかファインダーに入れられないがそれでも何とか1カット押さえられた。早起きした甲斐があったな。

 その後もしばらくヒメアオは時々ダイビングで餌をとったりしながらキラキラと飛び回ってくれた。
ただ曇り空の上マングローブの林の中の薄暗い環境だったのでトビモノは全滅。しかしたまに近くにも来てくれてわりとデッカチャン気味のやつも撮れたので満足満足。

 ちょっと気持ちに余裕が出てきたところで、ボディーをデジスコシステムに取り替えて撮ってみたが、やっぱりロクヨンデジスコは至難の業だ。
なんとか導入してもたいがいピントを合わせているうちに飛ばれてしまい、また導入からやり直しと言うのの繰り返しだ。
 それでもしばらくそこらへんで行ったり来たりしてくれていたため、一応撮影成功。デジスコは極まると解像感が良いし、ノートリでもでっかく撮れるしいいもんだ。これが普通のスコープだったらもっと撮り易くなるのかな。またまたスコープが欲しくなってきた〜

ヒメアオは登場して15分ほどマングローブの入り江にいてくれたが、その後はマングローブ林の奥から時々チーチー声は聞こえるものの、見えるところには出てきてくれなくなった。

 そして幸せな時間はあっという間に過ぎ、時計を見るともうすぐ8時。撮影を切り上げて機材を担ぎ崖を登り、待ち合わせ場所のヘリポートへ向かった。なんかミッションコンプリートな気分♪

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