2008年2月9日〜2月17日 たいきバリ島ふたたび

2008年2月14日 ムンジャンガン島でスノーケリング

 ヒメアオが撮れて大満足で部屋に戻ると、ひーことたいきはもう朝ご飯を食べ終わりスノーケリングの準備をしていた。
今日の朝飯抜きははなから覚悟の上だったので、そのまま僕も海パンに履き替え水中カメラの準備も完了。ダブルデッカーに乗り込んで再びマングローブガゼボまで連れて行ってもらった。

 ムンジャンガン島までは「スピードボート」でいくらしいので、どんな船なんだろうと期待していたのだが、桟橋に繋いであったのはミンピのあたりにいっぱい泊まっていたボロボート。まあこんなもんかな。
 Nega君のおじさんというガイドさんは、なんだかとっても野獣っぽい人で、タレ目で人の良さそうなNega君とは全然似ていなかった。
ここから島までは3〜40分かかるという。結構すぐそこに見えてるんだけどな。それでは出発〜

     

 外観どおりやっぱりスピードの出ないスピードボートはゆっくりムンジャンガン島に向かっていった。
 沖に出るにつれ波が高くなってきて、船はかなり揺れる。行きがこれじゃ、海の荒れる帰りはどうなっちゃうんだろう。ちょっと心配だ。

 そしてちょっと酔っちゃったかな?というころやっとムンジャンガン島に到着した。
さて、陸地に上がってひと休みしようと思ったら、ガイドさんはそのままマスクとシュノーケルを装着。もうこのままスタートですか〜

ガイドさんはたいきの手を引っ張りズンズン沖へ進んで行く。
僕らもそれについていくと、海中は岸から30mほど進んだあたりでいきなりドロップオフになっていた。
崖の下は見えないくらい深く、壁面には生きた珊瑚がいっぱい付いていいて、その周りには熱帯魚が群れている。

昨日ナガ君が「ムンジャンガン島はスッゴイ綺麗だよ〜」と言っていたが「どうせ東南アジアの海だから大して綺麗じゃないだろう」とナメていた。大間違い。ここは確かにとっても綺麗だった。

こんなに綺麗なんだったらスキューバもすれば良かったかったなあ。

 しかし水面はかなりうねりがあり、スノーケリングだと体が上下に揺られて、まだ船酔い気味から立ち直っていない三半規管にトドメを刺そうとする。
 気を紛らわすためにスキンダイビングで水中に潜って撮影していると、調子に乗って深く潜りすぎてしまい、水面まで息が続かなくなり地獄を見た。これには結構びびり、以降潜水はホドホドに、と心に誓うのであった。

ドロップオフ 上はニシキヤッコ、下はヒメアイゴ? このカットを撮った時地獄を見たのだ

 ここらへんは潮の流れもかなり速い。岸のほうに10mも行けば瀬が立つ浅瀬だからそれほど不安はないけれど、うちらのボートがある船着場より向こう側は流れが複雑なので流されないようにと注意を受けた。

 潮流でスノーケルがブンブン言うような強い流れの中、ドロップオフに沿って潮上に向かう。
 たいきはガイドさんがぐんぐん引っ張っていってくれるからいいが、うちらは付いていくのに必死でキックをしなくちゃならないので結構息が上がる。結構辛い。

 もういい加減いやになってきた頃、ガイドさんはやっとストップしてくれた。ここが折返し地点のようだ。
 ここからは今泳いできたコースを潮に身を任せて流されていくだけで良いのでラクチンなので、色々観察する余裕も出てきた。
ドロップオフは潮通しが良いのでギンガメアジなんかの大物もいたりするし、岩陰には小さくて綺麗なウミウシもいて、これでうねりさえなければ何時まででも泳いでいたい所なんだけどねえ。

しかしそろそろ波酔いも限界に達してきた。正直気持ち悪い。ここの所トッケーのせいで寝不足も続いているし体調もいまいちなんだろう。一度浜に上がって休憩しよう。

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