2008年2月9日〜2月17日 たいきバリ島ふたたび
2008年2月14日 このままじゃいけない! |
夕方は今日も土砂降りになった。部屋で外の雨を眺めながら色々考える。 ここでの滞在もあと2日。もうすぐ終わりだ。 それにしても、この物足りなさは・・・やっぱセアカミツユビカワセミが原因だな。あとキマユシマヤイロチョウもちょっと気になる。折角ここまで来たのに見られないなんて、というか探す事も出来ないなんて・・・ しかしここではJarotさんは見た事ないというし、ガイドさんが知らないんじゃお手上げだよなあ。 きっとラブアンラランのほうに行けばいるはずなんだ・・・ そういえばもう一人本職のガイドさんがいるんだっけ。その人に聞けばなにか手がかりがつかめるかもしれない! そうなったら行動を起こさねば。早速フロントに行くとMadeさんがいたので「Jarotさんじゃない方の、もう一人のバードウォッチングガイドさんと話しがしたんだけど」というとここに呼んでくれるという。助かるよ。 雨でやる事もないのでMadeさんと日本語バリ語講座をやりながら待っていると、いかにもレンジャーっぽい服を着たマユゲの超濃いおじさんがやってきた。彼がここの本職ガイドさんだそうだ。 早速「セアカミツユビカワセミと、キマユシマヤイロチョウの撮影がしたいのだけれど、ここらへんにいる場所はないっすかねえ?」と聞くと、Jarotさんに続き彼までも、それがどんな鳥だかその姿自体が良くわからないらしい。図鑑を引っ張り出してきてカワセミのページを開き「この鳥でしょうか?」なんて聞いてきてあまり頼りにならなそうだ。 でも折角だから「前にバリバラット国立公園に来た人のレポートだと、ラブアンラランのほうで見られたらしいんすけどねえ」と食い下がると、ちょっと考えてから「それでは国立公園のレンジャーをやっている友人に電話して聞いてみますので少々お待ちを」といってフロントから出て行った。おおっ、これでちょっとは可能性が見えてきたぞ! しばらくしてガイドさんが戻って来るとニコニコと握手を求めてきた。ナンダナンダ? 大喜びで部屋に戻ってひーこたちにも事の次第を伝え、良かったら一緒に行く?と一応聞いてみると「いかな〜い」と声を揃えて返事が返ってきた。まあそうだろうね。でもこれで一人で出かけさせてもらえる許可が下りたようなもんだ。やり〜 さあ、明日の予定も決まった事だし日も暮れてきた。シャワーを浴びたらそろそろ晩ご飯を食べに行くとしよう。 Madeさんに「そういや昨日の晩もトッケーがうるさくて寝られなかったよ」と訴えると、「それは申し訳なかった、今日こそちゃんと退治しておくから」と謝っていたので「今日こそ宜しく頼むよっ」と念を押して食事に行く。 結局この日の晩はミーゴレンをつまみ代わりにして僕はチキンのバリ風甘辛いため(酢豚っぽかった)ご飯付き、たいきはサテのご飯付き、ひーこはお気に入りのミークヮ、それにいつものビンタンラージを注文。今日はちょっと少なめだ。
そして食後帰ってくると、Madeさんから引継ぎを受けたらしい夜勤のフロント係の兄ちゃんが「今日ハとっけードコニモイナカッタカラ大丈夫ヨ!」と太鼓判を押してくれた。ウ〜ン、信用ならねえ・・・ ついでに朝ごはんを部屋の前まで持ってきてくれないかと頼むと大丈夫だというので8時に朝食の手配をした。 部屋に戻ると明日に備えて早めにベッドに入る。一応用心して枕元にトッケー退治用の棒を用意しておいた。 しか〜し、やはりこの晩も夜半過ぎ、夢の中で「コン、コンコン、コンコンコン・・・」と言う何かが床に弾むような音がしたかと思ったら、いきなり「トッケーッ!トッケーッ!」のアラームが部屋の中になり響いたのであった。やっぱ居るじゃんorz 退治用の棒をわらぶき屋根の桟の間に突っ込みまくっても、1時間おきの定時攻撃は止む事がなかった・・・ |