再び睡眠不足の朝を向かえ、フラフラしながらカメラの用意をしていると、たいきも目を覚ました。
一緒に朝撮りに行きたいというので双眼鏡とミネラルウォーターを持たせて一緒にフロントに行き、待機していたダブルデッカーでマングローブガゼボまで連れて行ってもらう。
2階席から眺める朝の森はすかすがしく、たいきも「気持ち良いね〜」とご機嫌だ。
マングローブガゼボで降ろしてもらうと、7時半にピックアップにきてもらう約束をして砂浜を歩き出す。
今日も潮は引いていて、海はどこまでも穏やかだ。午後のあの荒れっぷりが信じられない。
海の中を歩いたりしてちょっとした冒険ごっこをしながら500mほどで昨日のマングローブポイントにつく。まだヒメアオは来ていないようだ。
持ってきた迷彩ネットを木と木の間につるして簡易ブラインドを作り、手ごろな流木を引きずってきて椅子代わりにして基地が完成した。
後はたいきと二人、じっと座って姫アオがやってくるのを待つだけだ。
しかしそんな「じっと待つ」なんてことをたいきに期待したのが間違いだったようだ。
最初の数分はおとなしくしていてくれたのだが、そのうちあっちにウロウロ、こっちにウロウロと落ち着かなくなってきて、木の枝や石ころを投げて遊びはじめた。そんな事してたらヒメアオが来なくなっちゃうだろうが〜!
挙句の果てに「ウ○コがもれそう〜」と言い出す始末。ちゃんと部屋を出る前にトイレ行っとけって言ったのになあ。
まあ誰もいないし、後でちゃんと埋めておけばそこら辺でやっても問題ないかと思い、浜の隅っこに連れて行き、ここらへんでウ○コしちゃっていいよと許可を出す。まにあってよかったねえ。
しかしこのあと大変な騒ぎに・・・・・本人の名誉のためとても詳しくは書けないが、お漏らしこそしなかったものの、結果としてパンツを木の棒につるし、ノーパンで部屋に帰るハメになった(^^;
当然朝撮りはこれを期に終了。結局ヒメアオは声さえ聞こえなかった。あんな大騒ぎしてちゃそりゃ来てくれる訳ないよなあ。まあそろそろピックアップの時間だし、今日はこれからが本番だからべつにいいか。
たいきはパンツの旗が気に入ったようで、ブンブン振り回しながら歩いていく。立ち直りが早いねえ。
マングローブガゼボに着き待っていると時間通りにお迎えに車が来てくれた。
2階席で涼しい風に吹かれて部屋に戻ると、昨日頼んでおいた通り、プールサイドのテーブルに朝食の用意がされていた(でもここまで運んでもらうのは別にサービス料がかかるとは知らなかったぞ・・・)
ひーこもすでに起きてPSPをやっていたので、みんな揃って朝ご飯にする。
たいきは早起きした時の朝ご飯はいつもにも増して美味しいといってお気に入りのおかゆをパクついていたが、僕はこの後があるので食事もソコソコに機材の準備にはいる。
万全を期してもって行くのはロクヨン+テレコン+ちょっとでも大きく撮れるよう40D+IXY1000のデジスコセット、それに三脚だ。果たして幻のセアカミツユビは撮れるだろうか・・・・
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