初めてのバルーンサファリ |
いよいよバルーンサファリ当日だ。 集まったのはうちらのほかに欧米人数名と日本人のカップル。もしかして日本人は日本人同士で乗るのかな? まあこうなったらまな板の鯉だ。なる様になるだろう、ってことで送迎の車に乗り込むと、意外にもORAT家の専用車だった。みんなでぎゅうぎゅうに詰め込まれると思っていたよ。 うちらを乗せたランドローバーはまだ夜明け前ともいえない夜真っ只中のサバンナを、前を走る車のテールランプを頼りに進んで行く。 1時間ほど走ったろうか、車は広場のような所に到着。そこには何台ものサファリカーが止まっていた。かなりの大人数でのイベントになるようだ。 暗闇の中車のボンネットの上で懐中電灯の明かりを頼りに そしてあたりがわずかに明るくなり始めると、草原に横たわるいくつもの気球の姿が見えてきた。 ここで名前が呼ばれて、今日のチーム分けがされる。うちらのチーム、キャプテンを含めた人数は全員で17名。日本人は僕らだけだ。果たしてこんな大人数が一つのゴンドラに乗れるのだろうか?なんかちょっとイメージと違うなあ・・・ ここでキャプテンから離着陸時の注意点などのレクチャーを受ける。 そうしているうちにも熱気球の準備はどんどん進んでいく。最初は大きな扇風機で気球の中に風を送り込み、ある程度膨らんだところでバーナーに火をつけて、中の空気を暖めていく。 熱気球はどんどん膨らんで行き、いよいよ出発の時間がやってきた。 頭の上でバーナーの「ゴーッ」というすごい音が響いた。そして秒読みのないままテイクオフ! といってもこれは熱気球なわけでバーンと飛んで行ったりはしない。ゴンドラはフワッとタテになっただけで、まだ空中には浮いていなかった(^^; キャプテンがバーナーを吹かす轟音と供にゴンドラを支えていたスタッフ達が手を離すと、うちらの乗った気球は静かに空に浮かび上がった。 そしてなんの衝撃も無いままどんどん高度を上げていく 周りを眺めると、他の熱気球もバーナーを赤々と吹かしながら早朝のサバンナ上空に飛び立っていった。 さあ、こらからどんなものが見られるだろうか。バルーンサファリ、いよいよスタートだ! |