釣りに行こう
 お腹が一杯になったら、子供達は浜の向こうにある岩場に遊びに行った。うちらもそろそろやめておかないと晩ご飯が食べられなくなるので、腹ごなしと酔い覚ましのため合流する。

 隊長、かるろすとも酔っ払っていい気分みたい。僕も人のことは言えないけれど(^^;

 さて魚はどこかな?と岩の間にたまった水溜りを覗くとギンポかハゼのようなのがいっぱい逃げてゆく。
岩に止まったカニも熱帯っぽくてカラフルだ。

 そんな中、Kikがかわいいヒラメの赤ちゃんゲット!体長ほんの1cmくらい。よく捕まえたねえ。

 子供達は潮溜まりでの魚採りに夢中になっていたが、折角ここまで来たんだ、釣りもしたいよな。そこで子供は隊長とΣに任せ、かるろすと二人で岩場の向こうまで釣りに良さそうな場所を探しに行ってみることにする。

 さっき岩場の始まる辺りの階段を釣竿を持った人が登っていったのを見かけたので、岬の向こう側とかに出れるのかな?と思いうちらもそこを登るが、昼の飲みすぎが祟って息が上がる。あ〜しんど。
 かるろすとヒーヒー言いながらなんとか階段を登りきると、廃屋のような建物の先に小ぢんまりとしたリゾートホテルが現れた。

 その手前に海側に降りれそうな道があったので入ってみると、藪を抜けた所で海に突き出た大きな一枚岩の上に出た。 ここなら釣りにも良さそうだね。上から見下ろすと海中の岩も良く見えて中々綺麗だ。ちなみにかるろすは飛び込みのポーズ(^^;

 そして岩の隙間にこんなものを発見!

 「YO−SARI」ってきっと日本の「YO-ZURI」っていう釣具メーカーのパチモンなんだろうけど、これって明らかにイカ釣り用の疑似餌「エギ」のパッケージだよ!これが落ちてるってことはここはイカが釣れるポイントに違いない。
 事前にネットで調べてプーケットではイカが釣れるようだったので、エギは結構いっぱい用意してあるのだ。
 それじゃ早速帰って釣りの支度をしなくっちゃ!

 帰りは磯伝いに岩の上を乗り越えて浜まで戻り、部屋に帰って仕掛けを作ると、子供達と一緒に再び磯に戻る。
なんだか太陽がずいぶん傾いてきて夕方みたいだなあ、と思ったら、それもそのはず、もう5時だ。
昼ごはんの時、ずいぶん長いこと飲み食いしてたからねえ(^^;

 このあとは6時にみんなでロビーに集合して隣のパトンビーチまでシーフードを食べに行く予定だったので、部屋に帰ってシャワーを浴びたりする時間を考えたら、釣りのために残された時間は後30分も無い。

 これではさっきの岩場まで行っていたら釣りする時間がなくなってしまいそうなので、今日の所はとりあえずさっきからみんなが磯遊びをしていたあたりから釣ってみる事にした。

 できるだけ沖目の岩場まで移動して気合を入れてプーケットでの第一投!

・・・しかし反応は無く、エギはそのまま手元まで戻ってきた。
まあまだ始めたばかりだ、気を取り直してそのあとも2投3投・・・しかしアタリはない。
大体このエギって正直釣れる気がしないんだよね(後日かるろすはちゃんとイカを釣ったらしい)

なんだか早くも飽きてしまったので(^^;、竿を子供達に託し磯の生き物の観察に転向する。
岩の間にはでっかいのやら丸っこいのやらガザミみたいなのやらいろんなカニがいる。
魚も地味目なものは多いが熱帯魚はあんまりいないなあ。

と思っていたらちっこいウツボ発見。全長30cmもないくらいだろうか。
チビのクセに中々鋭い歯をしていて小さい物好きにはたまらんねえ。

ためしにエギを近づけるとかじりついてくる。これを見て釣り人魂を刺激されたかるろすは、
日本から持ってきた赤いイカ餌の仕掛けを作ってウツボ捕獲作戦にチャレンジ。
これが釣れたら子供達も大喜びだろう、かるろすがんばれ〜。

 岩の間をウロウロしているウツボは良く見ると3匹も居た。これなら一匹位釣れるかも〜!と盛り上がったものの、
エギには反応するくせにちゃんとした餌はあまり好まないようだ。目の前に餌をぶら下げたり、挙句はエギで引っ掛けようとしたものの、ウツボは中々手ごわくて結局作戦は失敗。

撤収時間になってしまったので成果のないまま部屋に戻る事になった。
でも釣りは朝マズメが勝負。明日は早起きして再チャレンジしよう!

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