豪華シーフードレストラン

 釣りから部屋に戻ると、あまり時間がなかったがバスタブにお湯をためて肩まで浸かり、汗と水分を洗い流す。
 そのあと支度をして部屋を出るともう外はすっかり夕方になっていた。

 途中の道沿いには仏像が祭ってあり、その向こうに太陽が沈んでゆく。
 いつもの南の島旅行なら日が暮れるのがなんだか寂しく感じてしまう所だが、今回はみんなと一緒だから夜は夜でまた楽しそう(^^)

 ロビーに行くと、遊び疲れ飲み疲れたらしき面々がベンチでぐったりとしていた。まだまだ夜はこれからだよ!

 今日は車で15分ほどのカロンビーチにある有名なシーフードのお店、サボイシーフードに行くらしい。
 そこで新鮮なイセエビとか魚とかをその場で選んで調理してもらう、っていう趣向だ。それじゃみんなでワンボックスカーに乗り込んで出発!

 ホテルを出て、渋滞気味の峠道を超えカロンビーチに降りると、そこはすごくにぎやかな街だった。道路には車がひしめき合い、歩道には人があふれネオンがきらめいている。リゾートというより大都会の繁華街って感じだ。

 そんな大混雑の中を縫ってサボイシーフードの前に到着。車を降りると道路沿いのカウンターには敷き詰められた氷の上に魚介類がずらっと並び、その真ん中にはでっかいハタの頭で作られた迫力満点のオブジェが鎮座していた。

 それをバックにまずは子供みんなで記念撮影

 一旦席に案内され、各自飲み物を注文したら、あとはいよいよ今晩の食材選びだ。
 再び氷のカウンターにとって返すが、ヒラメ、マナガツオ、フエフキダイ等の南の魚から、ウチワエビやシャコ、カニまで食材の種類が多すぎて何を選んでいいか悩んでしまう。

その中でも主役はやっぱりこれ!活け伊勢海老だろう。これは押さえておかなくちゃね。

 水の中で元気に蠢いているやつを持たせてもらい子供達は大喜びだ。でもたいきはビビリまくり。
隊長に助けてもらってやっとなんとかヒゲをつかむ事が出来た。それじゃはいポーズ。

しかし立派なエビだねえ。16人分だから3匹ほどもらおうか、と重さを測ってもらうと・・・ウ〜ン、ちょっと高いかも・・・

 というわけでエビは生きてるのじゃなく、ちょっと割安な氷の中にいたやつにしてもらう事となった(^^;
これをガーリックバター焼にしてもらうことにして、さらに魚はアカメっぽいやつをトウチジャン炒めにしてもらう。

 それとAママお勧めのムール貝も注文。予算を考えるとこんな所だけど、果たしてこれだけで足りるかな?
と思いつつ席に戻るが何のことはない。他のメニューも色々あったようで、先に帰ったチームが注文しておいてくれた。

さらにビールも来ていたので早速乾杯!

中庭に設置されたテーブル席は風が通って気持ち良い。さらにここのシンハは生ビール!最高だねえ〜

やがて料理も続々と運ばれてきた。ムール貝って今まであまり真剣に食べた事がなかったけど、
出来立て熱々はとってもうまかった〜

アカメはこんなお姿に。でもこの味付けはちょっといまいち、失敗だったかも。小さいのにしておいて良かったよ。

さらに土鍋麺やパイナップルチャーハンなどご飯ものもいろいろと

 そして本日のメインディッシュ、巨大伊勢海老登場!興奮のあまり撮るのも忘れて食べ始めてしまったので、これは食べかけの写真。解体前はもっと立派だったんだけどねえ(^^;

それにしても若いもんの食欲は大したもんだ。殻ごと丸かじりだもんなあ(ヤラセです)

つまみがどんどん来ると、おのずとビールの杯の数もどんどん増えて行き、みんな酔っ払い化が進んで行く・・・

こうなるともはやただの飲み会。プーケットにいる気、全然しないねえ(^^;

隊長なんてしまいには演奏していた生バンドに飛び入り参加する始末。なんか歌ってたような・・・

 しかしその頃僕は子供達と共に伊勢海老の分解に忙しく、全然聞いていなかったのだ。
こんな大きい伊勢海老なんて食べた事無かったので知らなかったが、脚の中にもちゃんと食べられる身が入って!さらには触覚の中にも!知らなかった〜。
これはマヨネーズにつけて食べると美味いに違いない!と思い、スタッフに頼んでマヨネを持ってきてもらった。うん、美味いっ!やっぱりエビカニはマヨネが一番だな〜

 食べ物も大方平らげお腹も一杯になってきたところで、かるろすが明日の釣り餌用に生イカが欲しいと店員さんにお願いした。 しかし運ばれてきたのはなぜか輪切りにされた焼イカ・・・さらにみんな酔っ払ってるので「こりゃ美味そうだ」とか言って食べはじめてしまう。これがまたマヨネにぴったり。結局かるろすの釣餌は8割がた無くなってしまった(^^;

 僕もいっぱい食べてしまったので「お詫びに生エビを買ってくるぜ」と氷のカウンターに行き、さっき魚を選んでくれたお兄ちゃんに一番小さそうなエビの皿を指差して「釣餌にするからエビを1匹だけおくれ!」と頼むと、ウンウンとうなづきが帰ってきた。やった、話が通じた、と思っていたら丸々一皿袋に入れてしまったよ。いやいやそんなにいっぱいいらないって!1匹でいいんだよ〜と焦りながら説明したが「いいから、金は要らないよ、持ってきな。」的な事を言ってるみたいだ。やり〜!ありがとうお兄ちゃん!

 こうして戦利品を高々とかかげ、意気揚々とみんなのところに戻ったところで晩ご飯タイムは終了。
美味かったし楽しかったね〜。食後は迎えの車が来るまでパトンビーチをブラブラ散歩しに行こう!

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