疲労困憊 でも大満足 |
Yotinと別れ森の中から太陽の下に出ると、猛暑期の強い日差しが疲れきった体をムチ打つ。まさに真夏だ。 しっかししんどい。天気がいいのは気持ちいいけどこの暑さはたまらん。立ってるだけでも辛いもんな。 そしてやっとのことで部屋の前まで到着。三脚を肩から下ろしフラフラと鍵を開け部屋に入る、今日もとクーラーのスイッチを最強にしてとにかく冷たいシャワーを浴びる。気持ちいい〜。 その後しばらくクーラーに当たりながらベッドに寝転んでゴロゴロする。極楽じゃ〜〜 スーツケースとリュックをゴロゴロと引っ張ってレストランに行き、みんなで集合したらモラコット最後のお食事だ。 そういう僕は我慢ができないのでシンハラージだ。それじゃ目標達成を祝ってカンパ〜イ! ク〜〜ッ、たまらんねえ。美味いったらありゃしない。 食事を終えて一息ついたところで清算をお願いすると、おばちゃんがうまいこと僕とRICKチームを振り分けた伝票を持ってきてくれた。宿泊代と2日間の食事、ビール代を含めて、僕の分は3500バーツほど。日本円にして1万円チョイ。あれだけ飲み食いしたってのに安いよなあ。 新生モラコットは部屋も綺麗だしご飯も安くて美味しくてほんとに良かった。マリタイムで骨休めなんて設定する必要もなかったよ。これならもう一泊して夕方までみっちり鳥を撮り、次の朝直接空港に移動って手もあったよな。 しばらくするとYotinがやってきたので今回のガイドフィーに多少のチップを加えてお支払いする。 それじゃYotin、ほんとにありがとう。また会いましょう!と握手をすると、彼は一度も乗せてくれなかった車で去っていった。 記念写真といえばあのコップンカッぷの子とも撮っておかなきゃ。君も色々ありがとうね。ビンタン頼んでパニクらせちゃったりしたけど次回来た時も覚えていてね。 これで手持ちバーツも残りわずか、でも今後の目星が着いたので一安心だ。最近は空港使用税も航空運賃に込みになったらしいから、これだけあればなんとか足りそうだ。 そしていいタイミングでお迎えが到着。モラコットのスタッフにも別れを告げ、3人で車に乗り込んだ。それじゃみんなありがとう。また来ますよ〜 この送迎車だが、モラコットのおばちゃんにはタクシーということでお願いしたのだが、来たのはワイドボディーのハイエース?思っていたよりでっかいぞ。 いい気分で寝転びつつ、みんなで馬鹿話をしながらマリタイムに向かうが、どこかでビールの買出ししとかなくちゃな、と気づいた。運転手さんにどこかスーパーに寄ってとお願いすると、クラビタウンの街中に入ってすぐのセブンイレブンで停まってくれた。 しかしもう11時は過ぎてると言うのに、それにシンハはいっぱい並んでいると言うのに、レジのおばちゃんは「夕方まではダメだ」と売ってくれない。どう言う事だ〜?しょうがないので車に戻り運転手さんに事情を話すと。ちょっと考えてからそれじゃ別の店に行こうと車を出した。 しかし間もなく本日泊まるマリタイムについてしまった。ところが運転手さんはちょっと困った顔で前を通過。 どうしたのかと思ったら、目指す店はマリタイムの隣だった。ここはアルコール専門店らしい。車を降りて恐る恐るビールを持ってレジに行くと・・・今度は売ってくれたよ。しかしタイのアルコール販売制度はどうなってんだ?わかりにくいよなあ・・・ 買い物を終え車に戻ると、運転手さんは男前にもそのまま大通りをバックして改めてマリタイムのアプローチに突入。 そしてこちらも5年ぶりのマリタイムに到着。いままで半野生みたいな生活してきたうちらには、普通のリゾートホテルはちょっと違和感があるかな(^^; ここはエクスペディアで予約しておいたのだが、Webにはパスポートを見せればいいと書いてあったので何のプリントアウトも持ってこなかった。一方のRICKさんたちはちゃんと書類もそろえているってのに・・・大丈夫かな? フロントのおばちゃんにそこら辺を告げると、ちょっと待っていて、といってなにやら電話をかけたり奥に入っていったりとあわただしい動きをはじめた。なんか不安だ・・・ もう一人のおばちゃんがウェルカムドリンクを持ってきてくれたので、とりあえず確認が取れるまでひと休みして待つことにするが、これがまた薄ボケた砂糖汁みたいな変な味。何で海外のウエルカムドリンクって美味しいもんがないのかねえ・・・ やがておばちゃんが部屋の用意ができたと鍵を持ってきた。RICKさんのだけかな?と思ったら僕のとこも大丈夫だった見たい。良かったよ〜 今回RICKさんたちが泊まるのはナントカスイートっていう豪華な広い天上界の部屋らしい。それに対して僕は下界の一番安いスタンダートなのできっとすごい離れてるんだろうな、と思ったら、案内のおばちゃんはカートにみんなの荷物を一緒に乗せて歩き出した。 そして向かったのは5階。これは天上界じゃないか?まずはRICKさんたちのところに寄ってそのあと2階くらいの僕の部屋に行くのだろうか。 しかし案内されたのはRICKさんたちの部屋の隣!中に入ったらなんだか広くない?もしかしてRICKさんたちのおこぼれで良い部屋にしてもらえたのかな?なんかそんな感じだ。 これだけ広い部屋に一人で暮らすなんて贅沢だなあ。RICKさんたちに感謝しなくちゃ。 それじゃちょっと一息入れるかな、とさっき買ったシンハを一缶持ってベランダに出てみると、5年前と変わらないなかなか綺麗な景色が広がっていた。このプール、たいきがジャンプして水面に顔を出し息継ぎしつつ、半分溺れそうになりながらも遊んでたんだ。あの頃はたいきもまだちっちゃかったよな。なんか懐かしいねえ。 それじゃマリタイム到着を祝してまずはいっぱい。ん〜〜うめ〜。 ここから眺めるマングローブの平原は彼方まで続いているように見える。その中に所々石灰岩の山が顔を出す様はオーストラリアのエアーズロックみたいだな。 下の庭には鳥が飛び交い、ギャギャギャギャギャとチャバネコらしき声も聞こえてきた。鳥撮りはモラコットで満足がいくまでしてきたはずなのに、こんな声を聞くとやっぱりじっとしてはいられないよな・・・ |