強風の東平安名崎

 車のクーラーを全開にして一息つくと、もしかしたら東平安名崎にカフェでもできてるかも、
ということで行ってみることにした。

 ほとんど車の走っていない道を快適に飛ばしていると道路際に大きな鳥発見!
お〜孔雀じゃないか。南西諸島じゃすっかり野生化しているようだ。

  やがて現れた東平安名崎の看板に従って県道をそれると、岬へ向かう一本道を走ってまもなく駐車場に到着。車から降りたらさっきより大分風が強くなっていた。台風がちょっと気になる。

駐車場の周りには移動販売車が来ていてジュースやカキ氷をうっているがお腹にたまりそうなものはないようだ。ここで焼きそばでも売れば結構繁盛するんじゃないかなあ。

 と言うわけで昼ごはんにはありつけなかったが、折角来たので岬を一回りしてみることにした。

 崖から見下ろした海は鮮やかな南国色に輝いていた。
ここらへんは岬の風影になっているのかそれほど荒れてはいない。

 目を凝らすと波間に白い鳥が飛んでいる。500mmのズームでファインダーに入れてみると嘴が赤い。大好きなベニアジサシのようだ。残念ながらちょっと遠すぎるが、海の青とのコントラストはなんともいえず美しいねえ。

 
灯台までの道は周囲に低木が茂るだけの吹きっさらしで一段と強風が吹きあれている。


その中にイソヒヨドリの姿も見えるが、いまにも吹き飛ばされそうだ。

 灯台を回りこみ岬の先まで行ってみると、さらにすごい風が吹いていた。
海のほうもリーフの上を白波が覆い結構な荒れようだ。

 岸壁にたたきつけた波しぶきが水面から30m位はありそうなここまで飛んでくるくらいだ。
これじゃ明日は海には入れないだろうな。今日泳いでおいてよかったよ。
こんな荒れ模様の海でも太陽が出ているので海はいい色をしている。明るくて気持ちいいねえ。


 風に弄られながら岬をひとまわりして灯台まで戻ってきたところで記念撮影。
 

見上げるとエリグロアジサシが風に吹き飛ばされるように飛んでいった。

 灯台からはさっきとは別の道を通って駐車場に戻る。

 
 途中、低木に必死でしがみついていたセッカを発見。
天気はいいけど風だけとったら完全に台風だな。


 足元の草の上ではアオタテハモドキもがんばっていた。
この風じゃ鳥も辛いがチョウはもっと大変だろうねえ。


 駐車場まで戻ると喉がカラカラ、とりあえずジュースで喉を潤してから、
車で東平安名崎を見渡せる展望台まで移動して記念撮影。
 ここから見る海の色は石垣の川平に負けず劣らず美しい。サンゴの根が良くわかる。
海の中はきっと元気なサンゴがいっぱいあるんだろうな。
マスクとスノーケルをつけてどっぷり浸かっていたくなる海の色だ。
 さあ、海も堪能したし本格的に昼ごはんを食べれそうな店を探しに出発だ!

 しかしやっぱりここら辺ではお店は見つからず、結局平良市内近くまで戻ってきたところでやっと飲食店のノボリを発見。もう3時を過ぎてしまっていて、こんな時間にやっているかな?と心配したが、ありがたいことに店の前には「営業中」の看板がおいてあった。

 店内は赤瓦の民家風で中々いい雰囲気だ。お座敷に上がりまずはオリオン生を注文。
もうしわけないがひーこにはジュースでガマンしてもらい、みんなでカンパ〜イ。
う〜〜〜うんめ〜〜。干からびきった体にビールが染み渡る〜

 お腹もペコペコだったので、僕とたいきは宮古そばとカツ丼のセットを注文。

ひーこはユシ豆腐ののった宮古そばをたべていた。どちらもボリュームたっぷり。
カツ丼の丼なんて顔より大きいよ。
これに宮古そばまでしっかりついているんだから、
完食したらそりゃもうお腹はパンパンになるはずだ。
 さらにお会計の時パイナップル味のアイスキャンディーまでもらって一同大満足、というか大満腹。 この時間にこんなに食べちゃって、はたして晩御飯食べられるだろうか・・・

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