正月休みは丸々タイ漬け

 
 
毎年お正月は近所で過ごし、冬遠征は年が明けてしばらくしてから行くことが多かったのだが、たいきが中学生になってからはなかなか平日ズル休みが取りにくくなってきた。

 さらに毎週土曜日も普通に学校があるので週末のプチ遠征もほとんど行けなくなってしまい、ひーこの旅行に行きたい病は最高潮に達していた。

 そういうわけで折角堂々と長期休暇が取れる冬休み、これはもうどこかに行くしかないだろうということになり、「お正月なのになんで来ないの!」という両家の実家からの非難は甘んじて受け入れる覚悟で行き先を検討した結果、やっぱ安いのはタイだよね、と話はまとまった。何せひーこはバンコクが大好きだからねえ。たいきもタイメシは大好きだから文句はないようだ。

 でもバンコクだけじゃ僕としては何も面白くない。やっぱりタイまで行くんだったらジャングルを絡めたいところだ。バンコク経由ということで考えると、この秋にびあしんさんが行かれたチェンマイの方の山もいいなあ。でも前から行ってみたかったケンカチャンも捨てがたい。でもどちらにしてもガイドさんを手配するのは厳しそうなんだよな・・・

 そこでここはひとつタイ通のびあしんさんに相談してみよう!と思ってその旨連絡すると、ちょうどびあしんさんもお正月休みに訪タイする予定だとのこと!それじゃ現地で一緒に鳥撮りできるかもしれませんねえ、と期待が膨らんだ。

 びあしんさんのタイでの拠点はバンコクから南西に車で2時間半ほど行ったチャアムというリゾート地で、そこから1時間半ほど山に入るとケンカチャンに着くという絶好の立地。それならチャアムに泊まればびあしんさんとも遊べるしリゾートも味わえる。それにちょっとだけケンカチャンも絡めてもらってバンコクで締めるって感じならみんな痛み分け?でいいんじゃないかな?

 日程は12月29日出発、1月6日帰りの正月休みは丸々タイ漬けってことでで決定。航空券はいつものタイ航空のお友達にお願いしてとってもらった。

 次に宿だが、12月29日から1月1日まではチャアムのノボテル・ホアヒンを手配。年越しなので近隣のホテルはみんなガラディナーがついた非常に割高なプランしかない中で、ノボテルは宿泊だけでもOKだったってのが主な理由だ。それにGoogle Earthで見てみたら敷地の隣に湿地帯っぽいのがあったので鳥もちょっとは期待できるかもしれない。大晦日の晩には花火も上がって盛り上がるらしいから、ひーこたちも納得のようだ。

 つづいてケンカチャン、ここは2泊させてもらう事になったがまともなホテルがあんまりなさそうで、もしかしたら第1次モラコット時代のような生活を余儀なくされるのではとの危惧もあった。そしたらもう2度とみんなでジャングルなんて行ってくれなくなるだろうなあ。
 そんな事態は避けねばならないのでAgodaに載っているケンカチャンのホテルの中で一番高いBoat House Resortというのの、さらに一番高い部屋ならそうひどくはないんじゃないかと期待して予約した。ちなみに一番高いといっても2泊でノボテル1泊分より安いんだから、手放しで安心するわけにもいかなそうだ。

 そして最後に2泊滞在するバンコクは、ルンビニ公園という大きな公園にも近く、ハッポン通りなんどの繁華街へのアクセスもいいということで、ちょっと高級だったけどデュシタニに泊まることで決定。

 これで現地での住処の目処が立った。

残るはケンカチャンでのガイドさんの手配だが、これが困った。いつもながらネットで探しまくったものの、現地ガイドさんみたいなのは見つからない。でもここの所の経験からするとジャングルでガイドさんなしじゃ何にも見れないだろうなあ・・・

 と、ここでびあしんさんが救いの手を差し伸べてくれた。タイ在住のお友達、よっしーさんという方を通してガイドさんの手配どころか、ケンカチャンでの鳥撮りスケジュールをすべてアレンジしてくれたのだ!(その節はお二人とも本当にありがとうございました。この場をお借りして改めて御礼申し上げますm(_ _)m) 

 何せ、それぞれの手配はタイ語での電話によるものだったようで僕の力じゃまったく歯が立たない。多分お二人のお力添えがなかったら、今回の冬遠征は惨憺たる結果になっていたに違いない。
 こちらの詳しい希望も盛り込んでくれて、ケンカチャンに移動する日は昼ころから夕方まで近くの鳥見宿のハイドでの鳥撮り、翌日は朝から晩までケンカチャン、最終日は昼にはバンコクに移動するので朝だけケンカチャンでバードウォッチングということになった。

 びあしんさんの訪タイのスケジュールは、僕らが行く一足先にまずケンカチャンで鳥撮りしてその後チャアムに戻ってこられるとのこと。僕らはそれと入れ違いでチャアムを後にしてケンカチャンへ向かうのだが、チャアムで1日だけご一緒に朝撮りできる機会がありそうだ。

 甘えついでにドライバーさんもびあしんさんのお知り合いを通して紹介していただき、バンコク〜チャアム、チャアム〜ケンカチャン、ケンカチャン〜バンコク間の車での移動をお願いすることにした。

 これで手配はすべて整い、後は出発を待つばかり。ちなみに今回新機材に加わったのはサンタさんが持ってきてくれたFZ−150。一般撮影はもう全部これ任せにするつもりだ。それと目玉商品はD3からの入れ替えになるD4。これが海外デビューになるが、果たしてどれだけ活躍してくれるだろうか。

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