いきなりセアカ! |
マレーシア最初の朝、まだ真っ暗な中ロビーに降りるとすでにみなさん待っていた。 ちゃんと時間通り来たのになんか僕だけ遅刻みたいな空気が漂っているが、ちゃんと時間通りだからね! 今日はこのままタマンネガラまで移動なのでスーツケースを含め荷物は全部持ってきた。 それを車に詰め込みいざ出発!まず狙うのはセアカミツユビカワセミだ。 近郊のポイントまでは車で1時間ほどとのこと。走っているうちに辺りはだんだん明るくなってきた。 やがてポイントと思われるゲート前に到着。公園と聞いていたが中々ワイルドな雰囲気だ。 各自セッティングを終えるとポイントへの道を歩き出す。 どうだいげんさん、ジャングルっぽいでしょ?わくわくする? しばらく行くと道の脇に小さな沢が流れている所に遭遇。ここがポイントらしい。 道を外れ沢へ落ちる斜面の思い思いの場所にカメラをセット。 さあ、後はセアカミツユビカワセミが来てくれるのを待つばかりだ。 ジュンコさんがコールバックを開始。でもそう簡単に出てきてくれるかなあ。 待っている間にヒョコヒョコ歩くヒルをRICKさんが発見!結構じめじめしてるからねえ。お〜怖。 ジュンコさんがヒル避けジェルを貸してくれたので良く塗っておこう。 げんさんは虫除けネットを被って防虫装備は万全だ。 そんな感じで待つこと数十分、ふと森の中に黄色い鳥が止まっているのに気づく。あ、あれはもしや・・・ と大慌てでファインダーに入れると・・・おおっ!セアカミツユビだ!ほんとに来たよ! でもちと遠い、もっとこっちに来ておくれ、と心の中で祈っていると、 その想いを汲んでくれたのかセアカ様こっちに飛んでくるじゃないか! みんなのシャッター音が一斉に鳴り響く! セアカは目の前をあちこちと飛び回り大サービスをしてくれた。 距離も近いので即頭部の紫の羽毛も良く分かる、綺麗だぁ〜〜〜 こうして10分ほどのとても幸せな時間が過ぎていった。 しかしあっさりセアカバッチリ撮れちゃったけど、げんさん、僕とRICKさんは今までこいつを撮るために散々苦労してきたんだからね。 ホントはそんな簡単なもんじゃないんやで!と、なぜか関西弁になってしまうが、みんな幸せになれて良かったよ。 満足した所で次のポイントへ移動。さっきの道をさらに登っていくと一山超えて川沿いの公園に出た。 ここはアオムネカワセミのポイントらしい。アオムネはまだ撮った事ないんだよな。ぜひ会って見たい一種だ。 車をまわしてきてくれたシャムと合流し、川に沿って歩き出す。もちろんコールバックは欠かせない。 所々過去に実績があった場所で立ち止まり様子を伺う。 結果アオムネカワセミの姿はみられなかったが初見のアカエリトリバネアゲハに遭遇できた。 止まってはくれずそのまま飛んでいってしまったが、翅のきれいさはしっかり見ることが出来たのでちょっとうれしい。 ここには結構いるそうだ。 アオムネカワセミはタマンネガラにもいるみたいだからそっちにかけよう。 やがてジャングルの向こうから太陽が顔を出した。 今日はこの後タマンネガラまでの大移動が待っているからそろそろ車に戻ろうかね。 |