ハイドでチメドリ三昧
次に向かったポイントはハイド。
森に入りちょっと行くとタイでおなじみの常設のハイドが現れた。他のバーダーもおらずうちらの貸切だ。

数年前ここにクイナチメドリが現れたそうで、その時は世界中からバーダーが集まり、まだ真夜中の3時くらいから場所撮り、
そして一日中コールバック、餌やりまくりで大変な状態だったそうだ。
当然の結果としてクイナチメドリ今では声も聞こえなくなったようだが、これももきっとSNSの弊害なんだろうなあ。
でも僕もクイナチメドリ見たかった・・・

ここでの今回のメインはチメドリ系のようだがカザリショウビンが出たこともあるらしいので油断はならない。
各自ハイドのいい場所にカメラをセット。
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シャムが場のお手入れに行くと、そばからすぐに小鳥のざわめく気配が伝わってくる。
そしてシャムが戻ってくるや否や、一羽の小鳥がやってきた。
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ハイドのチメドリ第一号はサビイロムジチメドリ
チメドリってのは大体地味なイメージだが、こいつもかなり地味(^^;
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続いて降りてきたのはエリゲヒヨドリ。タイでも見かける種類だ。
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その後はちょっと派手なズグロジチメドリ登場!ボルネオで見たのより顔のコントラストが薄いかな?
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さらに新手の尾羽の短いチメドリもやってきた。タンビムジチメドリ、初見のチメドリだ。
地味なわりにちょっと魅力的。尻尾の短い姿が中々かわいいのだ。
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と、その時背後の森から「コココココココココ」と言う鳴き声が聞こえてきた!これはコシアカキヌバネドリでは!?
ジュンコさんに確認を取ると間違いないらしい。これはチメドリを撮っている場合ではない!

隊列を離れ、声を頼りに木々の間にその姿を探す。どこにいるんだ〜?
すると派手な赤い鳥が飛び上がったのが眼に入った。あれはコシアカキヌバネドリ!
すかさずレンズを向けるが葉っぱ被りだ。もっと良いポジションは・・・
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しかしその直後、コシアカキヌバネドリは森の奥へ消えていった。折角綺麗なお腹が見えていたのになあ、くやし〜!

興奮冷めやらぬままハイドに戻ると森の奥から尻尾を振り振りコルリの若が歩いてきた。
東南アジアのハイドでは一番良く見かける「日本にも来る夏鳥」だ。
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綺麗な声とともに現れたのはシャーマ、アカハラシキチョウだった。
中々綺麗だけど普通種なのであまりシャッター切らなかったな。
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ハイガシラアゴヒゲカンムリヒヨドリもやってきた。ヒヨドリと言うとありがたみが減少するけれど、
よく見ると中々綺麗な鳥だ。
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再びズグロジチメドリが現れた後
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ちょっと珍しオーラを放つ鳥が舞い降りた!初めて見るチメドリ、ノドグロモリチメドリだ。
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渋い中にも美しさがあり、シャムも綺麗だよねえ!と言っている。今回のこのハイドの主役と言って良いだろう。
ただこういう綺麗なのに限って中々じっくり撮らせてくれないんだよな。ちょっといただけですぐにいなくなってしまった。
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そのあとまたタンビムジチメドリが出たのを最後にハイドの前は静かになった。
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これでハイドタイムも終了、そろそろ本格移動しなければならないのだが、もうちょっとだけ粘ってくれるようで、
鳥を探しながら車でゆっくり流していく。するとカワリクマタカが止まっているじゃないか!
ここは涙を呑んでRICKさんに雲台になってもらい一連写(^^;
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さらに進むとクビワヒロハシ発見!良いところに止まっていて、みんなが車から降りてレンズをセットし満足いくまで撮影する間、
たっぷり愛想を振りまいてくれた。カザリショウビンはいなかったけどこいつを撮れたからもう大満足。
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これを最後にパハンでの鳥撮りはすべて終了となった。なんだかんだで色々撮れて楽しかったなあ。

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