脅威の中華パワー
ヤイロチョウの公園を出るともうすっかり営業活動真っ只中の街中を抜け一昨日の公園へ。
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この前と同じポイントに陣取りセアカミツユビが出てきてくれるのを待つ。
げんさんこの前はD5で撮っていたのだが、やっぱりD850で高精細画像を撮りたいということで
このリベンジとなった。セアカミツユビなら何度でも大歓迎だ。
それにそのあとこの前逃したアオムネカワセミも狙えるかもしれないしね。

というわけでヒルに気をつけながら待っていると、森の中に小さなヒタキがいるのに気づいた。
おおっ、アレはムギマキじゃないか!?だとしたらうれしいぞ!

ドキドキしながら待っていると、そのヒタキは近くに飛んできてくれた!やっぱムギマキだ!
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なんてみんなで喜んでいたのだが、あとで知ったところによるとこれはハジロビタキだったようだ。
そのあとメスも出てきたが、こちらは確かにあんまりムギマキっぽくなかったもんな(汗)
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ともあれ現場では「ムギマキ撮れた〜」と大盛り上がり。
さてこの調子でセアカもきてくれるかな?

しかしそのあと辺りはすっかり静まり返ってしまった。今日はセアカどうしたんだろう?
他の鳥も出てこないし、動くものと言えば時折出て来るトカゲくらい。
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そうして1時間ほどの時間が過ぎただろうか。これはもう駄目かもな、と諦めかけた一同。
そこへ後ろからガヤガヤと10人ほどの集団がやってきて、うちらが見下ろす小川にテントを張りは占めた。
ここでじっと待ちつつけているうちらは眼中にないようだ、なんだかなあ。話し声からどうも中国人の集団らしい。

おまけにガイドらしきおっさんがうちらの目の前に入ってきて地面に2本の丸太を木槌で打ち込み、
その上に横木を渡してステージを作り始めた。
お客の集団のほうは大きなブラインドを立て始め、もう軽く工事中って感じだ。

うちらは顔を見合わせ苦笑いするしかない。しかし人のこと考えないグループだよなあ。
ジュンコさんの話だと最近こういうグループがすごく増えてきているそうだ。
一昨日のクイナチメドリのところもこんな感じでやられちゃったんだろうか・・・

うちらが呆然と眺めているうちに10分で設営が終了。すると今度は生きた小魚が入ったお皿をステージの下に設置し、
みんなはブラインドの陰に隠れ、大きな音で鳥の声を流し始めた。

こんなやかましくしてて鳥なんて来ないよな、なんて話しているそばから
今まで気配もなかったセアカミツユビが飛んできたじゃないか・・・餌に釣られたか、現金なやつだ・・・

なんだか複雑な気分だが、目の前にいるセアカミツユビカワセミを撮らない手はないのでシャッターを切らせてもらう。
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さらには一度姿を消していたハジロビタキも戻ってきた。
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スピーカーから流れている声はハジロビタキの声だったようで、この個体もしきりに澄んだ高音の囀りを繰り返していた。
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しかし恐るべき中華パワー、こうして世界は中国の軍門に下っていくのかな。
まあセアカが撮れたので、今回の所は感謝しておこう。
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