タンジュンアルと奇跡の再会


水上モスクのあとはタンジュンアルに行こうということになった。
モーさんにコタキナバルでサテが美味しいのは何処?と聞いたらタンジュンアル公園の屋台!と言っていたのを思い出したからだ。
それにこの公園には結構希少なコオオハナインコモドキという小さいんだか大きいんだかインコだかそうじゃないんだか
と言う複雑な名前のインコがいるというので行ってみたいと思っていたのだ。

スクーターでコタキナバル市内の渋滞をすり抜け20分ほどでタンジュンアルに到着。
砂浜の海岸沿いに松のような木がいっぱい生えた良くある海辺の公園だ。

ひーこさんはお腹が減るとうるさいのでまずは何か食べようと思っていたのだが、屋台は丁度今建て始めたばかりという感じ。
ここの本番は夜になってからのようだ。

しょうがないのでとりあえずコオオハナインコモドキを探すとすぐに頭上から「ギャーギャー」と言う声が聞こえてきた。
見上げるとあっさりコオオハナインコモドキ発見!
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中々綺麗なインコだが光の具合がイマイチ。
どうにかいい感じのところと探そうとしたが、枝被りだなんだでどうにもならず、
さらにお腹を減らしたひーこさんの気分もサクサクしてきたようなので程々のところで涙を呑むしかなかった(^^;
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さあ、それじゃお昼はどうしよう?と相談した結果、ホテルの側にある有名なラクサとクレイポッドライスの店に行くことになった。
僕がコオオハラインコモドキを撮っている間、ひーこさんはスマホでコタキナバルの美味しい店を検索しまくっていたのだ。

この頃になると灼熱の太陽に照らされ喉はカラカラ、さぞやビールが美味いだろうと楽しみにしながら着いたお店は
中々の地元密着型。オープンエア、と言うか壁のないタイル張りの空間に、
道路にはみ出すくらいテーブルがごちゃっと並んでいて非常に賑やか。そして地元料理の常でビールはなし。

まあそれはしょうがないので店員さんに言ってテーブルに案内してもらいひーこさんはラクサ、僕はクレイポッドライスを注文。
こちらがひーこさんのラクサ、結構辛いらしい。
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僕のは土鍋で炊いたご飯に鳥の甘辛煮が乗っていた。
しかしこの暑さの中熱々のクレイポットライスを食べるのは中々しんどい(^^;
美味しかったは美味しかったんだけどね。

おなかいっぱいになってホテルに戻ってくると、入り口の前に昨日分かれた日本人旅行者Sさんの姿が!
どうしたんですか!?とビックリしていると「Oratさん鳥が好きだったから、日本からお土産で持ってきたこれを渡そうと思って」
と言ってお手紙つきのオオワシのマスコットをくれた。
ここらへんのスーパーに来る用事があったそうで、多分いないだろうからフロントに預けておこうと思ってきたんですけどね。とのこと。
まさかお会いできるとはすごい偶然!ほんとうにありがとうございます、なんだか感動しちゃいました。

これからまだ買い物に行くというSさんと別れ、なんだかほっこりした気持ちで部屋に戻るとさっき飲めなかったタイガーを一杯。
そうしたら昨日までの疲れが出たのか急に睡魔に襲われ夕方まで昼寝してしまった。

目が覚めると夕方5時。バイクを返しがてらシグナルヒルでも行って見ようかということになり出発する。
グーグルマップを頼りにまずはアトキンソン時計台を見物。コタキナバルで一番古い建物だそうだ。
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そこから峠道を登ってシグナルヒルに到着。コタキナバルの町が見渡せる。
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このあとそのまま峠道を向こう側に抜け、海沿いの道を通ってレンタルバイク屋までツーリングを楽しんだ。

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