コタキナバルの休日

コタキナバルの朝がきた。昨日まで早起きが続いていたので集合時間もないのに早く目が覚めてしまう。
せっかく早起きできたんだから朝一で島に行っちゃおうか、と言う事になり、昨日買っておいたパンで朝ごはんを済ませ
早めに出発、目指すはサピ島までボートが出ているジェッセルトン・ポイント。天気もいいし絶好の海日和だ。
a0035279_21192462.jpg
しかしその前に手持ちの現金が心もとないので両替しなければならないことに気づき、そのためにパスポートを取りに一度ホテルへ。
そして両替所を探す事30分、しかし努力の甲斐なく目的地は意外と近くにあった(^^;
a0035279_21192434.jpg
さらにパスポートをこのまま島に持っていくのも心配なのでもう一度ホテルに戻る羽目に。

そしてあれがない、これがないとやっていたらもう時刻は11時。
改めてジェッセルトンポイントに行き、ボートのチケットを買おうとしたところ、受付の横にいた兄ちゃんが
「今からサピ島に行っても人だらけだよ」と一言。これにガックリきてしまい、また明日朝一で出直すことに。なんだかな〜

と言うわけでこの日はバイクを借りて「コタキナバルの休日」に予定変更。
前もって調べておいた「ゴーゴーサバ」と言う店でスクーターを借りた。
相変わらずガソリンはあまり入っていないようだが、今回はそう遠くまで行くつもりもないので何とかこれで持たせよう。

僕の運転でまず向かったのがコタキナバルに来たら行きたかった「KotaKinabal WetLand」
マングローブの自然保護区だ。
市内からは10分ほどと思ったより近かったウェットランド。さあどんな鳥がいるだろうか?
入り口の案内を見るとルリカワセミやコウハシショウビンなんかも載っている。
入場料を払いマングローブの中の道を歩き出すと、まずはキゴシタイヨウチョウが出迎えてくれた。
a0035279_21195646.jpg
泥の上に木道が渡されていて、足元にはトビハゼの姿も見える。
a0035279_21195729.jpg
さらにタイヨウチョウ系がマングローブの中を飛び回っていた。
これはチャノドコバシタイヨウチョウの若かな?
a0035279_21195756.jpg
これは中々期待できそう。
ウハウハしながら歩いて行くと。アカガオサイホウチョウも葉っぱの中をチョロチョロしていた。
a0035279_21195795.jpg
マングローブの奥からはナンヨウショウビンの声も聞こえてくるが姿は見えない。
a0035279_22393418.jpg
炎天下、時折カポッというマングローブの音がするだけの静かな木道の上。
遠くで動いているのはチャノドコバシタイヨウチョウ。
a0035279_21212201.jpg
そんな中ミドリカラスモドキの群れが賑やかに鳴きながら移動して行った。
a0035279_21195733.jpg
結局期待していたカワセミ系は見られないまま一番奥のハイドに到着。
ここでは潮が引いた干潟上のところをイソシギが歩いていた。
a0035279_21195591.jpg
さらにその奥の草むらからギャーギャーとすごい声が聞こえてくる。
カメラを構え声のほうをチェックすると、声の主はムラサキサギの親子だった。
巣立ち間際の雛に給餌しているようです。親鳥に噛み付くように餌をねだっていて
見てると親鳥が可愛そうになるくらいだ(^^;
a0035279_21193858.jpg
こちらはちょっと大きくなった若ムラサキサギだろうか?水辺をのんびりと歩いている。
a0035279_21195473.jpg
しかしここでもカワセミ系はナンヨウショウビンさえ見ることが出来ず、先に進む事にした。
あと半周、果たしてどうなるか?

しかしそんな期待はかなわず結局この後出てきてくれたのはササゴイ。
a0035279_21195698.jpg
そして出口間際にいたキゴシタイヨウチョウを見ただけでウェットランドは終了。
a0035279_21195612.jpg
まあコタキナバルで鳥撮りなんて全然期待していなかったので、ちょっとでもシャッターが切れて良かったかな。

もう時刻はお昼過ぎ。そろそろ昼ごはんを食べておきたいとこではあるが、
その前にコタキナバルではぜひ行ってみたいと思っていた水上モスクを見学に行く事にする。

ウェットランドからはバイクで10分ほど。
入場料を払ってバイクを止めると、係りの人に案内されたのは外堀の外の芝生広場。
ここまでしか入れないんかい!後で調べた所によると中に入るためにはさらに多くの寄進をして
さらにイスラムの服を借りて着ないと駄目なようだ。
a0035279_21202710.jpg
そんな中、心温まる話もひとつ。
ここでトイレに行こうと思ったのだが、5リンギットを入れなくちゃ駄目っぽい感じ。
でも小銭がなくて困っていると、トイレから出てきたおじさんが代わりに5リンギット払ってくれたのだ。
良いんですか!?とビックリしていると大丈夫、と微笑みながら去っていくおじさん。イスラム捨てたモンじゃないな!
とちょっと感動してしまったのだった。

戻る目次次へ

鳥見旅行記トップへ

inserted by FC2 system