2003年7月12日〜7月20日 夏休み 西表島で冒険だ!


2003年7月14日 リュウキュウアカショウビンと初遭遇

 ゴキブリ騒動にもめげず、朝はちゃんと5時には目覚めます。さあっ。アカショウビンだ!気合は十分。でも外はまだ真っ暗です。日が暮れるのが遅い分、日の出も遅いんですね。南の方ってこういうところ多いよなー。

みんなが起きないようにガサゴソ支度を始めます。リュウキュウアカショウビンのために急遽購入したD1Xにヨンニッパ+2Xテレコンで三脚にセット。それとは別に無印D1+VR80−400mmのフル装備です。
ようやく明るくなり始めたAM6:00前部屋を出ますがアカショウビンの声は聞こえません。まだ薄暗いもんな。

ドアを閉めてふとプールのほうを見てみると、あれっ!プールのすぐ先のハブ除けフェンスにアカショウビンが・・・。
距離にして15m位でしょうか。思わず固まってしまいます。我に返るとすぐ部屋の影に隠れ、無印D1を下ろしてヨンニッパを構えます。そーっとカメラを部屋の影から出すと、まだ止っています。もう心臓はバクバク。そーっとファインダーを覗きピントをあわせます。シャッタースピードは・・・1/2?暗すぎだー。テレコンつけなきゃ良かったと後悔してもしかたありません。テレコン外す余裕はないのでそのまま3枚ほど写し、ASA感度を上げようとちょっと目を離したすきに、リュウキュウアカショウビンはどっかに行ってしまいました。あーあ。

 でもいきなりこんなそばで見れるなんて、 やっぱり個体数は多いんだなーと、ちょっと安心です。まだこの先チャンスはいっぱいありそうですからね。 そのうち日が出てくると防風林の方からアカショウビンの 「きょろろろろー」と言う声が聞こえてきました。うーんフロントのお兄さんの言うとおりですねえ。声を頼りにさがしてみるとあっさり姿が見つかりました。でも目が会った瞬間飛んでしまいます。 飛んでいく先を目で追うと、僕たちの泊まっているコテージのすぐ裏に一本ぽつんと生えている木に留まりました! 近いしすごくいい感じです。 でも今いる位置からだとド逆光。 仕方ないのでそーっと建物に隠れながら、 すごく遠回りをして順光になる位置に回ります。 

アカショウビン初ショット

警戒心アップ後のアカ様

そこで2枚ほど撮ってからそーっと近づいたのですが、まだ50mはあろうかというところで逃げられます。 なんか急に警戒心が強くなったようです。こうやってけちがつき始めると中々うまくいかないもので、結局この後、声を頼りに宿の周りを三脚かついでうろうろと歩き回りバテバテヘロヘロになったのにもかかわらず、飛んでいくミサゴが見れたくらいで、ろくな写真も撮れないまま時間切れとなりました。明日はレンタカーがあるからもっとチャンスがあるかもしてません。

部屋に戻るとみんなもう起きていたので、バイキングの朝ごはんを食べに行きます。朝早くから歩き回ったので、ご飯もうまいなー。食事を済ませて部屋に戻ると、太輝様のご希望によりさっそくプールに入ります。
今日はAM11:00にレンタカーを借りることになっているので、それまではプールでのんびりします。何で太輝はこんなプールばっかり好きなんでしょ。って人の事いえないか、鳥バカだしね。

今日も元気にプールです

今回お世話になったコルトさん

11:00になるとフロントから電話があったので、レンタカーの受け取りだと思ってビーサンを突っかけて太輝と一緒に行ってみると、そのまま大原のレンタカー会社まで連行されてしまいました。
今回貸してもらった車は三菱のコルトです。ウォークスルーで視界も良く、大きさの割りにとっても広く感じます。うちもこれっ位の車で十分かもとか思いつつ、太輝と一緒に西表島初ドライブをして、無事ラティーダまで戻ってきました。

今日はぐるっと島を回ってみるつもりなので、準備を整えてさっさと出発です。
西表島は車も殆ど走ってないし道も綺麗で快適です。時折渡る川の河口にはとっても広い干潟が広がっていて、それをマングローブが囲んでいます。山は殆どジャングルで後は放牧地と干からびた畑があるくらいです。
途中、道路脇の斜面一面に赤い花が咲いていて、とてもきれいでした。写真に撮っておこうと思い車を止め、チャイルドシートの太輝を見ると爆睡してます。なんか静かだと思ったんだよなー。朝からプールで張りきり過ぎだね。

とりあえず第一目的地の星砂の浜に到着したのですが、太輝はまだ爆睡してます。星砂の浜はリーフのタイドプールというかんじで、砂浜と言うイメージじゃありません。太輝が大好きな砂遊びはできそうもないので、わざわざ起こすのもかわいそうかということでここはパスすることにしました。シュノーケリングしたら楽しそうな所なので、5年後位にまた来ましょう。

太輝を寝かせたまま、周遊道路のさらに先、星立と言うところまで行ってみると、ハイビスカスが咲き乱れるいかにも沖縄の裏道ーって感じのところがあってちょっと感動してしまいました。そのまま先に進むと神社の脇で行き止まりになり、目の前はコンクリの土手になっています。ガジュマルの大木の木陰に止めた車に太輝を残して、わくわくしながら土手を登ってみると浜辺が広がっている、とても気持ちのいい場所でした。

かなり島の端っこまで来たので、一応西表島の道路は制覇したことにして、大原に戻りつつ昼ごはんを食べるところを探します。でも西表は島全体でスーパー2件のみというかなりの僻地です。食堂も中々見つかりません。時間もPM2:00をまわっているので、たまに食堂らしきところをみつけても準備中になってます。これはやんばるの二の舞かと心配になってきた頃、カラオケスナックらしきところが営業中の看板出しているのを見つけて入ることにしました。

 太輝は椅子にでも寝かしておこうと思ったのですが、ご飯の気配を察したらしくパッチリお目覚めです。お店は思ったほど怪しくなくて、一安心。僕はオリオン生とチャーハン、かみさんはなぜか博多ラーメンを食べていて、太輝は取り皿をもらって、みんなのご飯を分けてもらいました。

ハイビスカスとカラスアゲハ 土手の向こう側 お食事中

お腹もいっぱいになり、太輝も起きたので周遊道路、大原方面のつきあたりにある南風見田の浜にいってみることにします。

道すがら、西表野生動物保護センターにも寄って見ましたがお休みでした。 ここの傍でいきなり道路をアカショウビンが横切ったので 慌てて車を止めますがどこに行ったか判りません。 でもそのかわりどこからかやってきたリュウキュウサンショウクイの群れをじっくり見られました。 
このあと明日の下見ということで、ちょっとフロントで教えてもらった林道にもよってみましたか、カンムリワシらしきシルエットとかなりサンコウチョウっぽい声を聞きました。明朝に期待がかかります。

色々寄り道をしたので南風見田の浜についた頃にはPM5:00をまわっていましたが、西表の太陽はまだまだ昼間のようです。ここの浜は広い砂浜で、遠浅だったので、太輝の手を繋いでまたジャボジャボ海の中へ。

     

ホテルの裏の浜よりずっときれいです。最初は服を着てた太輝も、いつのまにか素っ裸で大喜びです。
よっぽど楽しかったのかしばらく遊んだ後、海から上がるのをいやがって大泣きしていましたが、ご飯の時間が迫っているので(今日はPM7:00から)ホテルに帰りました。

お風呂に入って芝生の庭のテーブルでのバーベキューでしたが、暑い外で飲むビールはまた一段とうまかったです。太輝はトーマスふりかけご飯を満足そうに食べていました。明日は朝一レンタカーで林道です。今晩はゴキブリもいないようなので、すぐに寝てしまいました。

戻る鳥見旅行記トップへ次へ

目次

HOME

inserted by FC2 system