2003年7月12日〜7月20日 夏休み 西表島で冒険だ!


2003年7月15日 仲間川冒険クルーズ

 さあっ!今日の予定は仲間川ジャングルクルーズです。西表島と言えばやっぱりジャングルクルーズですよね。かみさんと太輝にとっては、今回のメインイベントって感じです。
11時に出る船があるというので、コルトさんで10時半に宿を出発しました。
今回の撮影機材は身軽にVR80−400とノーマルD1のセットです。

船着場のある仲間川河口までは10分もかからず、あっという間に到着してしまい出船までまだ結構時間があったのでそこら辺をぷらぷらしていると、遠くにエリグロアジサシが飛んでいるのを見つけました。写真を撮っているとだんだん近くによってきたので連写です。
結構寄ってくれたんで満足でしたが、今回アジサシ類をしっかり写せたのはこのときだけでした。

昔沖縄に来た時には、もっとうじゃうじゃいたと思ったんだけどな。その頃はダイビングメインであんまり鳥の事は眼中に無かったんです。いざ見ようと思うと中々見れない、世の中なんてそんなもんですよね。

そんなこんなで出船時間も近づいて来たので、船に乗り込みます。太輝と一緒に一番前に陣取って、さあ出発!
川幅は結構広くって、その真ん中あたりを走っていくので、海の真ん中にいるみたいです。
そんな中、船はどんどん川をさかのぼっていきます・・・と思ってたら他の船とのすれ違いとかがあって徐行が多く、中々前に進みません。
船がゆっくりになるたびに、太輝はイライラするらしく「しゅっぱーっつ!しゅっぱーっつ!」と叫びます。何とかマングローブが茂るジャングル地帯に着くと、船頭さんのマングローブについての解説が始まりますが、今度はそのたびに徐行になり、太輝はまた「しゅっぱーっつ!」を連発していました。

しばらく川を遡って行くと、前の方をカルガモが横切りました。船頭さんが「ここではカルガモは珍しいんですよ」というので「おおーっ!そりゃ撮らなきゃ」と興奮していましたが、このあと結構どこにでもいる事が判明しました。
 マングローブの説明を受けつつ、上流の船着場まで30分位で到着し、そこから20mほど歩くと、大きなサキシマスオウの樹があって、ここが一応目的地のようで皆さん記念写真など撮っているので、うちらもまねして集合写真など撮ったりしてみます。船のところに戻り、桟橋から水の中を見てみると15cm位のクロダイが泳いでいます。釣竿持って来ればよかったな。

 帰りはマングローブの解説も無く、比較的すっ飛ばして帰路につきましたがふと見ると、
太輝が手すりに噛み付いています。
汚いから止めるよう言うのですが、頑として止めようとせず、超ご機嫌ななめ。
そのうち「港まだ?」と半泣きできいてきます。どうやら生まれて初めての船酔いのようですねえ。かみさんも日頃の暴飲がたたっているようで、ちょっと酔っているみたい。二人を励ましつつ、港に着いて船を下りるとみんなアッと言う間に元気になりました。

港に着く前船頭さんから聞いた話ですが、ここに移住したいという人は結構いるそうですが仕事がないだろうということで踏ん切りのつかない方が多いそうです。でも観光業だったら仕事いくらでもあるって!このクルーズで一番魅力的な話でした。移住したいなあ。いやマジで。

まだ時間も早いので、昨日閉まっていた西表野生動物保護センターに行ってみることにします。目標はもちろん西表の知念里奈(鳥見旅行記沖縄やんばる編参照)だったんですが、ここにはオジサンしかいなくて期待を裏切られました・・・。

太輝は大興奮で、リュウキュウコノハヅクの声のボタンとか押しまくっていましたが、静かな館内に太輝の嬌声がこだまするのにいたたまれず、早々に退散です。
特筆すべきはアカショウビンです。ここに来る途中と帰りの道中、合計6回ほどアカショウビンが道を横切るのに遭遇しました。しかもそのうち3回は道路脇すぐのところに止まり、カメラを向けたとたん逃げられました。
うーん、西表のアカショウビンは確かにいっぱいいるけど手ごわいなあ。これから先、ちゃんと撮れるんだろうか。一抹の不安を感じます。そろそろ大原に戻って昼ご飯を食べましょう。

前から目をつけていた大原で唯一食堂っぽい満八食堂(ミツバチショクドウと読むらしい)に入ってみると、お店の子らしい幼稚園くらいの女の子
が二人、お座敷で遊んでいます。

うちらはソーキそばとオリオン生を注文してまったりしますが、太輝は女の子たちが気になってしょうがないらしくうちらがビール飲んでいる間にすっかり打ち解けて、お店の中を一緒になって走り回っていました。久しぶりに同世代の子供と会ったのでうれしくてしょうがないみたいです。ここで思いっきり走り回ってもらえば、ゆっくりみんなでお昼寝できますね。

ご飯も食べ終わり、名残惜しそうな太輝を連れて、ラティーダに戻って予定通りみんなで爆睡してしまいました。ふと気が付くともう夕方、なんかこのまま西表の貴重な一日が終わってしまうのももったいない気がするのでしばらくプールで遊んでいると、向かいの部屋に来たお客さん達がやってきて、ちょっと世間話をします。
プールから上がるとかみさんはなんだかビール飲んでくつろぎ始めちゃったんで、太輝と二人でコルトさんに乗って港に釣りにいきました。

結果はコマセなしのサビキ仕掛けでスズメダイが一匹釣れただけでしたが、帰り道に見た夕日はとっても綺麗でした。
太輝も大分一人前になってきて、お話してても楽しかったしちゃんと釣りもできたし、成長してるんだなーとちょっと感動です。

日も暮れたので、ラティーダに戻って晩ご飯のイタリアンを食べに行き、部屋に帰ると今度はヤエヤマオオコウモリを探してみることにします。

昨日の晩ちょっと裏の林をのぞいて見ると、何匹か飛んでいる気配がしていました。
D1に24mmの広角レンズとストロボを付け、林の方に言ってみると今晩もバッサバサと羽音が聞こえてきます。だんだん目が慣れてくるにつれ、飛んでいる影がわかる様になってきます。影にレンズを向け、とにかく撮りまくります。ピントはMFで飛んでいるあたりの枝に合わせておけば、被写界深度が深いので大丈夫です。
結果、何枚か写っているのがありました。やったー。

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