2004年7月15日〜7月22日 奄美大島で夏休み


2004年7月16日 朝は大漁

 さあ、今日から本格的に鳥撮り開始。
朝4時に起きて、皆を起こさないようそ〜っと支度をして部屋を出ると、あたりは大分明るくなってきた。
山の上の方からはアカショウビンの声が聞こえてくる。
部屋のベランダから見た夜明け

 レンタカーは昼から借りる事になっているので、まずは宿周りを歩きで鳥探しすることにした。

 宿の前の坂道をちょっと上がった所に、ダートのわきみちがあったので入ってみたら牛舎だった。
サンコウチョウの声が聞こえてきたが、中々寄ってきてくれそうもないので移動。

 道をさらに登っていくと、ちょっとした空き地があったので入ってみた。上空をルリカケスがふわふわ飛んでいく。
リュウキュウアサキマダラも花に止まっている。
 下のほうを振り返るとソテツとサトイモ(?)畑の先に海が広がっていて、奄美ムード満点だ。

空き地からの景色 リュウキュウアサギマダラ

はじめて見たルリカケス

 周りの林からはサンコウチョウの声が聞こえてきたのでためしに地鳴きの口真似をしていると、声のするほうからサンコウチョウが飛んできて頭上を超え、向うの木の中に飛び込んだ。
 シッポまでばっちりみえたけど、藪から藪なので写真なんて撮れる筈もない。あいつ、やっぱり声に反応して攻撃してきたんだろうか。悪いことをしてしまったと反省したりもするが、面白いのでまた「グエッ グエッ」っとまねをするとさっき飛び込んだ木の中からまたもやこっちに向かってとんできた。
飛んでる姿は見られたけど、これじゃ友好的に被写体になってくれそうもない。

口真似をやめてしばらくそこにいると、はるか彼方の木にルリカケスが下りた。一応撮ったがブレブレ。
ルリカケスをじっくり見たのは初めてだ。朝日が当たってたせいか、思ったより瑠璃色が鮮やかじゃなかったけどそれでも綺麗な鳥だ。数も多いみたいなのでこれから撮るチャンスもまだまだあるだろう。

 日が高くなるにつれ、鳥の声も少なくなってきたので坂を下って海に行ってみた。
水は中々の透明度で、道路から海の中を覗くと20cmほどのクロダイが3匹悠々と泳いでいる。
 チャリで通りかかったおじいさんが「餌ついた針を投げ込めばすぐ釣れる」と言う。
そんなの聞いたらこうしちゃいられないので部屋に釣り道具を取りに戻ると、たいきはもうお目覚めだった。

こうなると当然「たいちゃんも行く〜」となる。
まだ寝ているかみさんを部屋に残し、カメラとレンズをルアー一式とバスロッドに持ち替え、二人でさっきのポイントに戻るとまだクロダイはクルージング中。
とりあえずワームを投げ入れてみるが反応はなし。かえって逃げて行っているようだ。
ルアーを小さなミノーに付け替えて投げてみても反応なし。やっぱり餌じゃないとダメなのかな〜

クロダイはあきらめて、ちょっと沖にある根にミノーを投げてみると、いきなり黄色い魚がヒット、ヒフキアイゴみたいだ。こいつはヒレに毒があるので面倒だと思い、バレるのを期待して強引にすぐ手前まで引っ張ってきたらイッテンフエダイだったのが判明。直後にバレた。綺麗な魚だったのに残念。

もう一回投げるとハリセンボンが追っかけてくる。
トウィッチングするとあっさりヒット。
道路から海面まで3mほどあったが引っ張り上げ、たいきに見せてやると大喜び。でも怒って針を立てて膨らんでくるのを見るとびびってしまって半泣きになって逃げていった。なさけないな〜。
ハリセンボンは海に返してやり、また同じところに投げると、今度はクサフグがヒット。良く釣れる。

ハリセンボンを見て逃げていく
たいき
ミノーにきたクサフグ いい引きしていたメッキ


このあと浜に下りると波打ち際で何かがボイルしている。ボラかとおもい、ミノーを投げて高速トウィッチするとヒット!
結構良い引きをするこの魚、上げて見ると20cmほどのメッキだった。
同じところに投げるとまたヒット!こんどは後ろから何匹か追ってくるのが見える。活性が上がったのかな。

もう一投してヒットしたあと、十分にあわせをくれてからたいきにロッドを渡し、リールの巻き方を教えると頑張って岸まで引き上げた。

波うち際で暴れるメッキと闘うたいき

たいきの人生初釣果?とっても喜んでいたが、いざメッキを持たせようとするとまた半泣き・・・
でも部屋に戻るとママに「たいちゃん、こ〜んなおっきいお魚釣ったんだよ」と両手を広げて自慢していた。そんな大きくなかったろうが!

今朝は鳥はあんまり撮れなかったけど、久々に魚の感触を堪能できてとってもたのしかった。

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