2004年7月15日〜7月22日 奄美大島で夏休み


2004年7月17日 たいき発熱!

 夜中、爆睡していると、かみさんに「たいきが熱い」といって起こされた。
触ってみるとほんとに熱々になっている。
 フロントに電話して体温計を持ってきてもらい計ってみると40℃ある。
これは大変!またもやフロントに電話して、氷枕をもってきてもらった。
たいきはハアハアいってうなっている。
 脱水症状になったらいけないので、外の自販機にスポーツドリンクを買いに行くと、リュウキュウコノハズクと聞きなれないカエルっぽい鳴き声がいっぱい聞こえた。

 氷枕をして、タオルを冷やしておでこに乗っけるるがすぐに乾いてしまう。
それでも何度も繰り返しているとちょっと落ち着いてきたので、こっちもうつらうつらするが、気になって熟睡は出来ない。朝の鳥撮りはあきらめることにした。

 長い夜が明けてやっと朝になってもたいきの熱は下がらない。
フロントに行って救急病院の場所を聞くが、名瀬まで行かないとだめらしい。
けっこう時間がかかるので不安に思いつつ部屋に帰る途中、従業員のおばちゃんに会ったので泣きついてみると、名瀬よりもっと近い笠利と言うところに救急病院があるから、そこで診てくれるだろうといって、フロントまで行って掛け合ってくれた。そのうえフロントの人に病院に電話させて診てもらう手配までしてくれた。ありがとう頼りになるおばちゃん!その節はうれしかったです。

 7時半に病院を出て10分ほどで病院に着き、奄美のDrコトーに診てもらったら、プール熱みたいなやつだったらしい。
帰ってから知ったが、この時期保育園のお友達も何人か高熱を出して寝込んでいたそうだ。
お薬を出してもらい、一安心で宿に戻ったが、たいきは相変わらずぐったりしている。
ホテルの人に頼んで、朝ごはんを部屋まで持ってきてもらった。
たいきは食欲もないらしく、ジュースを少し飲んだくらい。

午前中は昨日の寝不足もあり、何処へも行かずたいきと一緒にゴロゴロしながら過ごした。

 昼になるとお腹が減ってきたので近くまでお弁当を買いだしに行った。
しかしついてない時はことごとくついていない。この日は近所の高校でママさんバレーの奄美地区大会があったらしく、お弁当はすべて売り切れ。
おまけに隣町の龍郷町はお祭りでこちらもお弁当すべて売り切れ。

仕方なく町外れのスーパーまで行って、やっとお弁当ラスト2個をゲット。あ〜つかれた。

 部屋に戻って皆でお食事にするが、たいきはやっぱり食欲がないみたい。でも座薬を入れて、ちょっと熱が引いたのでそれほどしんどくはなさそうだ。

 ちょっと安心したところで、ひとり食後の腹ごなしに近所の森にいかせてもらえる事になった。やり〜!

峠から見た奄美の海

大急ぎで現地に着いて森の中に入っていくと、すぐオーストンオオアカゲラの「キョッ キョッ」と言う声がする。
声のほうに行って見ると、大きな朽木のところでオーストンは一生懸命餌をとっていた。
暗い森の中SSが上がらないのは厳しかったが、全然こちらを気にしていないのでバシバシ撮りまくれた。

ホクホクで道を歩いていると、ヘビ発見!
頭が小さいし、緑っぽいのでハブじゃないみたい。目がくりくりでかわいかった。

ヘビです オーストンヤマガラ?
あまり茶色っぽくない個体だった

 そのあとしばらく行くとサンショウクイとカラ類の群れに取り囲まれた。
群れに混じっているアマミコゲラやオーストンヤマガラを撮っていると、その中から「グイグイ」というサンコウチョウの声も聞こえてきた。
声のするほうを探していると尻尾の長いシルエットが見えたので、見失わないよう追っかけていくと突然目の前の枝に飛び移ってきた。
何時も藪の中にいるサンコウチョウだか、今回は枝かぶりもない絶好のところに止まってくれた。
もう心臓バクバクでひたすら連写!今回もSSが遅くって厳しかったが、数打ちゃあたるを信じて打ちまくり、なんとか止まっていたのが1カットあった。長年の夢、サンコウチョウ。幸せだ。悪いこともあれば良い事もあるんだなあ。

去年の西表でも見た何かのヒナ
たぶんサンショウクイだろう

リュウキュウサンショウクイ

アマミコゲラ

憧れのサンコウチョウ

もう大満足したし、たいきの事も気になったので、ここらへんで今日の鳥見は切り上げた。

晩御飯はたいきがカレーを食べたいというので、昼のスーパーまで行ってレトルトカレーとレンジでチンするご飯、それに売れ残りのお惣菜をかき集めて、部屋でボソボソむなしく食べた。
でもたいきも随分元気になってきた。良かったよ〜

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