2004年7月15日〜7月22日 奄美大島で夏休み


2004年7月20日 アカ様、ぐやじ〜&ニモちゃん発見

 今朝も懲りずに早起き、でもこう毎日空振りばっかだといい加減起きるのがいやになってくる。
今日も向かうは近所の森。
 近所の森へ上る林道入り口に着くと、ルリカケスが梢の辺りであそんでいるのが目に入った。こんな所にいるとは思ってなかった。
梢で遊ぶルリカケス

 車を止めて三脚を出し、レンズをセッティング。しばらく遠くのルリカケスを撮っていると、すぐそばからアカショウビンの声が!
ここで何を考えたか自分でも良く分からないのだが、三脚からレンズ(ヨンニッパ+TC-20E)を外し、手で持って声のするほうに行ってみると、ギャ〜!こんな時に限って目の前にアカ様じゃ〜〜。

 とりあえず手持ちで撮ってみるが、1200mm換算でSSは1/8、まともに写るわけがない。
アカ様はこっちと目が合うとすぐに飛んでちょっと離れた枝に止まった。
最高のチャンスだったのにぐやじ〜〜 と悔しがっていてもしょうがないので、大急ぎで三脚の所まで戻り、レンズをつけて引き返すと、アカ様はさっきのちょっと離れた所にいてくれた。
SSが遅いので、ブレナイカットを撮るために飛び去るまでひたすら連写。でも結果はいまいちだったな〜

1/8 AF-S400mm+2Xテレコン
止まるわけがない・・・
何とか撮れたアカショウビン 

 気をとりなおしてルリカケスのほうを探すと、なんかすぐ近くから声が聞こえる。
声のほうを見てみると、畑の横に生えている木の実を食べている、距離は5m位で顔しか入らない。
絶好のチャンスにバシバシ撮りまくり、とりあえずルリカケスはクリアかな(^^)

 そのうち再びアカ様の声が聞こえてきた。声のあたりを探すと、トカゲをくわえながら「キョロロロロ〜」とやっているアカ様発見。口にものをくわえながら器用なもんだ。
ちょっと距離があったが、なかなかお食事シーンなど撮れないと思い連写しまくり。
なかなか飲み込まない所からすると、ヒナへの餌かもしれない。

かなり近くまで来てくれたルリカケス トカゲをくわえて「キョロロロロ・・・」

 ちょっと目を放した隙にアカ様はいなくなっていて、ルリカケスもどこかに移動して行ってしまったようなので、結構満たされた気分で近所の森へ。

 近所の森では今日も声だけのアカ様がいっぱい鳴いている。
「タラララララ・・・・」という威勢のいい音に上を見ると、オーストンオオアカゲラが電柱の鉄のパーツでドラミングしていた。なんか音が響くんで、好んで電柱をたたいてるみたいだ。

ハイビスカスの植え込みにはベニモンアゲハやツマベニチョウが吸蜜に来ていて南国らしい。

電柱でドラミングするオーストン君 ベニモンアゲハ ツマベニチョウ

 ここ数日、朝の鳥見は空振り続きだったので、今日はかなり満たされた気分で近所の森を後にした。

 宿に戻って朝ごはんの後、かみさんは一人でダイビングに行ってしまったので、たいきを連れて海で遊んだり、釣りに行ったりして留守番をしていた。
サビキがあったので、子ボラの群れに落とし込んでやると一匹だけ釣れたがあとは釣果なし。

 昼前にかみさんが帰ってきたので、この前緊急外来で掛かった笠利の病院へお会計をしに行って、帰りに昨日に引き続き土盛の海岸に行く事にした。

今回は鳥撮り機材は持っていかず、代わりにハウジングに入れたコンパクトデジカメを用意して、水中に専念するつもりだ。

土盛の海岸に着く頃にはもう2時近かったので、看板の出ていた「ロッジ翔」と言うお店に入り、まずは昼ごはんを食べる事にした。

 この店、名前はスナックみたいで入り口も分かりにくいのだけれど、店内は広々としていてお座敷もありとってもいい感じ。
メニューも豊富で、ビールと久しぶりに天ザルを頼んだ。奄美でザルソバというのもなんだったがとっても美味しかった。

 窓からは土盛海岸が見渡せる。
ロッジというだけあって、2階建ての貸しきりコテージが何棟か敷地内に立っていて、周りは芝生。
プールはないけど、海が目の前で絶好のロケーションだ。
パンフレットをもらったが、値段も意外と安くって今度奄美に来た時はぜひ滞在してみたいなあ。

食後は車を昨日の駐車場にとめて、海岸へ。

 早々にマスクとシュノーケルをつけてカメラを持ち、浮き輪のたいきを引っ張って泳ぎだす。
今日はたいきに新兵器がある。
ホテルに備え付けてあった透明のコーヒーメーカーのカップだ。
取っ手がついているので、たいきはここを持って、箱メガネのようにして水中が見られるという寸法だ。

上から見ても珊瑚がきれい

土盛はきもちいい

こんな感じで泳いでいた

 先行していたかみさんが、カクレクマノミがいるというのでたいきを引っ張って現場に急行して見せてやる。
「ニモちゃんだよ」と言うと、とっても喜んでいた。

 ほかにツノダシの「ギル」もいたし、沖のほうでは生きている珊瑚がカラフルで、中々水中も良いもんだと、またちょっとダイビングをやりたくなった。
たいきも気に入ったらしく、一生懸命水の中を見ている。

背が届く深さでも珊瑚は元気だった

  ただのクマノミだけど一応ニモって事で

珊瑚とスズメダイの幼魚

 そのうちだんだん潮が満ちてきたので、海から上がって宿に帰った。

 夕方、かみさんは昼寝をして起きないので、たいきとふたりで近くの漁港に釣りに行った。
漁港で車から降りると、たいきが「アカショウビン鳴いてるね〜」というので耳を澄ますと確かに山のほうから「きょろろ・・・」が聞こえてくる。
アカ様の声、聞き分けられるようになったか。よしよし(^^)

 漁港ではたいきが落っこちないかひやひやモノでまともに釣りはできなかったが、買っておいたえびを撒くと、チョウチョウオやらハタタテダイやらいろいろトロピカルな魚が寄ってくる。
こういう熱帯魚は口が小さいので針掛かりさせるのは難しくって、結局釣れたのはハリセンボンのみ。

 釣上げたハリセンボンを見せようとたいきのほうを振り向くと、今日もとっとと逃げて行った(^^;

   

 晩御飯はBさんに教えてもらったわっぱめしのお店。
定食を頼むと、今回の旅行初のナンヨウブダイの刺身がついてきた。
かにの味噌汁がとってもうまかったなあ。

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