2004年7月15日〜7月22日 奄美大島で夏休み


2004年7月21日 ルリカケスとカヌー

 今日も夜明け前に通いなれた道を通って近所の森へ。
昨日のアカ様ポイントには何もいなかったが、ちょっと行った所でサンコウチョウの声がした。
車を止めてしばらく木から木へ行ったりきたりするシルエットを追ったが、撮れるような所には出てきてくれずあきらめた。

 近所の森につくと、駐車場でオーストンオオアカゲラの出迎えを受ける。
こいつはここに来ると大抵いるので、だんだんありがたみがなくなってきた。

 管理棟のほうへ行って見ると、ルリカケスが2羽、地面で遊んでいた。どうも親子のようだ。
レンズを向けてもこちらを気にせずに、かなり近くでいっぱい遊んでくれた。薄暗い森の中でSSも上がらなかったが沢山撮れたので、ちょっとくらいは使えるのがありそうだ。
そのうちルリカケスは遊びながら気の上のほうに行ってしまったが、今日は昨日よりばっちり撮れたきがする。やった〜

羽繕いをするオーストン君 ルリカケスパパ まだ頭の茶色いヒナ

 しばらく鳥の気配が消えたので、花に来ている蝶を撮っていると、道路を挟んでさっきと反対側からルリカケスの声がする。覗いてみるとさっきの親子がまた遊んでいる。
レンズの最短距離より近くに来てしまうのでピントが合わなかったりすることもあり、とっても幸せな一時が過ごせた。

 宿に戻り朝食を食べたとの今日の予定は憧れのマングローブでカヌー。
島を南下して、住用のマングローブパークに行くと、ツアーに参加するよりずっと安くカヌーに乗れるらしいので、とにかく車に乗って出発!

 名瀬を過ぎるとトンネルがやたら多くなってくる。
昔何度か南部の瀬戸口の方にダイビングをしに行った事があったのだが、その時はこんなにトンネルなかったよな〜と思ったが、その頃はもっと道がグネグネしていた。随分ショートカットされたようだ。

 そんなわけで住用は思っていたより近かった。
マングローブパークはカヌー乗り場が駐車場から特に何もない公園をはさんで反対側にある。
公園は入場料がかかり、公園を通らない時は大きく迂回しないとカヌー乗り場につけないという、ちょっとせこい構造になっていたが、クソ暑い中長距離を歩くのもしんどいので、入場料を払って公園を突っ切る事にした。

 カヌー乗りは出発時間が決まっていて、何組かのグループでガイドさんに案内してもらうと言うもの。

 まずパドルと救命胴衣を借りるが、無料のたいきは救命胴衣、貸してもらえないとのこと、やっぱせこい。
最初ちょっとこぎ方のレクチャーを受けてから、たいきを真ん中に挟んで二人乗り艇に乗り込んだ。

 漕ぎ出すと、すぐ、川面をカワセミが飛んでいくのが見えた。カヌーは水面をすべるような感覚・・・ではない。やっぱり3人乗りは重いんだとおもう。一生懸命漕いでいくが、どうもかみさんとの息が合わないらしく、なかなかまっすぐ進めない。

マングローブパーク

必死です

笑顔だけど内心必死(^^;

 かみさんには舟の方向制御に専念してもらうことにしたが、それでもまっすぐ進まない。
それでも川の流れに助けられ、舟はなんとか細いマングローブの水路を抜けて、大きな川に出た。

ここからは結構いいペースでこいでいく事が出来、中々いい気分に浸れたのだが、それは下流に向かっていたおかげだった・・・

 いざ折り返し地点から戻ろうとすると、今度は流れに逆らう事になる。
流れ自体は大したことないのだが、細い船体は、流れに対してちょっと斜めになっただけですぐ横を向いてしまい、行きの50倍は直進が難しい。
 たいきも不安なのか、「はやくかえろうよ〜」を連発している。
ちょっと遭難しそうな気もしてきたが、ガイドのおじさんが付きっ切りで指導してくれたので、何とか船着場まで生還、まさに生還する事が出来た。よかったよ〜

舟から上がるともう汗びしょびしょ。早くビールが飲みたいが、船着場の横から出ているケーブルカーに乗りたくって仕方ないたいきに押し切られて展望台駅まで3分ほどの旅に出た。

展望台からはマングローブが広がる湿地帯を見渡せたが、他に見るものもなく、と〜っても暑いので、1分ほどで下りのケーブルカーに乗り込み、レストランへ急いだ。

ケーブルカーに乗ってごきげんのたいき 展望台から見た住用のマングローブ ナガサキアゲハ

 今日はいっぱい汗かいたので、ビールがなおさらうまいな〜。冷やし中華を頼んでたいきと分け合って食べ、ビールをジョッキーにもう2杯ほど。

 車に戻り、ヨンニッパを引っ張り出してきて、いい気分で川沿いの道を歩いていくと、、船着場のあたりでまたカワセミが飛んでいくのが見えた。
ハイビスカスにかなり白っぽいナガサキアゲハがいたので写真を撮ってから、車に戻ってホテルに戻った。
途中疲れとビールの効果でいい気分で眠り込んでしまったが、運転していたかみさんによると、名瀬市内はすごい渋滞だったそうだ。
寝てて良かった〜

今日はここに泊まるのも最後なので、晩御飯はプールサイドでバーベキューを食べる事にした。

 たいきは晩に外に行くのがいやだったようなので、「今日はここで食べるよ」と言うとおおはしゃぎだった。
たしかにいながらにして晩飯が食べられると言うのは、気持ちにゆとりが持てるなあ。

 のんびりバーベキューをしながら奄美滞在を振り返ると・・・まだアカ様のちゃんとしたでっかいやつが撮れていない。
これだけ沢山声が聞こえるだけになおさら悔しい。明日の朝がラストチャンスだ。

 食後はホテル前の砂浜で花火大会をした。たいきはもうはしゃぎまくり。数日前まで寝込んでいたのがウソのようだ。
でもホント元気になってよかったよ。

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