2004年2月8日〜2月14日 だらっとランカウイ


2004年2月9日朝は中々やってこない

 昨日大分遅くまで明るかったから日の出も遅いだろうと踏んで、やや遅めの朝5時半起床。
あたりはやはり真っ暗。6時には明るくなるだろうとゆっくりし支度をしたがなかなか明るくなる気配がなく、やっとうすら明かるくなったのが7時!遅すぎー。もうたいき起きちゃったよ。

「皆が起きる前にこっそり出撃計画」はあっさり挫折。たいきとかみさんの準備が終わるのを待ち、部屋を出られたのは結局8時。
何のために5時半から起きてたんだ、俺。

 8時といってもまだ日本のこの時期の6時半といった明るさの中、ヨンニッパとD2Hに一脚を付けてまず庭を散歩。熱帯の植物が一杯茂っているが、自然な感じはいまいち。インドハッカがたくさんいる。
歩いて海に出ると、潮が引いて沖の島まで地続きになっていた。かみさんとたいきは島の方に行ってみるというので、9時に部屋集合という事にしてここから別行動。沖の島にはカワセミいなそうだもんな。

浜の先のほうにシロガシラトビが降りたのを見つけそちらの方に行ってみると、砂浜にインドハッカとSpoted Doveが群れて何かをついばんでいる。その先にシロガシラトビも下りているがこっちの気配に気付いてすぐに飛び立ってしまった。

インドハッカ Spoted Dove シマアカモズ オオバンケン

ホテルの海と反対の側にはマングローブの川があるらしいので、そちらを目指しそのままホテルの敷地の中をあるいていくとシマアカモズ(?)発見。
その先の木の上では大きな鳥の群れがガサゴソやっている。おおっ!オオバンケンだ。枝から枝へ移る動きは緩慢に見えるが、意外と移動スピードが速くなかなか良い感じでファインダーに入れられない。
群れを追っかけていくと、ホテルの向こう側の道路に出たところで飛び立って、遠くの茂みに入ってしまった。

この道路の土手を挟んだ向こう側が川になっているのだが、有刺鉄線のフェンスがあり向こうに行けない。仕方ないので道路に沿って移動してフェンスの切れ目を探すことにする。

ふと前方道路沿いの電線を見てみるとカワセミ系がとまっているのがみえる。おおー!アオショウビンだ。今回初のカワセミの仲間。とても綺麗だ。プーケットのものより色が濃い感じがする。幸先いいねー。
 そーっと近づいていくと、向こうから来た車にびっくりして飛んでしまい、海岸側の松の木に止まったのでファインダーに入れたが、すぐ飛んでしまい行方不明に。まあアオショウビンはこれから先もいっぱい見れると思い、あっさり諦める。

そこら辺はもうフェンスがなかったので土手までの草原を横切り向こう側に出ると、もう一本道路があり、その向こうを川が流れていた。

対岸はマングローブの林で、ギャーギャーという大型カワセミの声が聞こえてくる。はやる心を抑えつつ土手から降りて川に入ってみるが、かなり深く渡れそうもない。向こう岸にはカニクイザルが歩いていたり、ササゴイが餌をとっていたりとなかなか良い感じだ。

アオショウビン カニクイザル ササゴイ ナンヨウショウビン

 少 し上流に行ってみると浅いところがあったので、向こう岸へ渡る。
マングローブ林に近づくと、すぐそばの木からギャーギャーが聞こえてきた。さてはチャバネコウハシショウビン!そーっと近寄って葉っぱの隙間から見てみると、声の主はナンヨウショウビン。2羽止まっている。おおー!でもバリでもコタキナバルでもうようよいたので感動はいまいち。はじめてみたときは心臓バクバクだったのになー。

まあ一応カワセミには違いないので多少は血がさわぐ。何枚か撮るが葉っぱが邪魔していまいち。良い場所を探してガサゴソやっていると飛んでいってしまった。
次のターゲットを探してマングローブの泥の中を歩いていくと、だんだん足が泥にはまって歩けなくなってきた。
このまま潮が満ちてきておぼれるのもいやなので、今回はこの辺で引き上げることにして、ササゴイを撮りつつ川を渡って道路に戻り、アオショウビンポイントをのぞいてみるが気配なし。

時計を見てみるともう9時を回っていた。文句言われるのもめんどくさいので大急ぎで浜のほうから部屋に戻る途中、かみさんとたいき発見。ナンだよー。まだこんなところにいたのか。しかもたいきはノーパン。お漏らししたらしい。
着替えを持ってこなかったので、部屋に戻って替えパンツにはきかえなきゃなのだが、かなり砂浜が気に入ったらしいたいきは、なかなか部屋に戻ろうとしない。
いろんな手をつかってなだめすかし、何とか部屋まで連れて帰り、新しいパンツとズボンで気分も爽やかに朝食を食べにしゅっぱーつ。でも初日の鳥見はこれで終了の予感・・・。

朝ごはんはバイキングのレストランに行ってみる。途中の池ではギンパラが水を飲んでいる。
レストラン前の芝生の上には、お腹が茶色いツバメが飛んでいたので写真を撮ろうと思うが、みなさまお腹が減ったとうるさいので、撮影は食後にすることにしてまずは朝ごはん。たいき様はカレーが気に入ったようでおかわりしている。
ほんと、ちっこいのによく食うなー、感心感心(^^)

お腹が一杯になった後、さっきの芝生に行ってみるがさっきのツバメはもういない。こんなもんだ。

砂浜を散歩しながら部屋に戻る途中、庭の池で釣り大会をやっているのに遭遇。ゲスト向けのサービスらしい。
早速竿(といってもただの棒)を借りて挑戦してみる。先の丸くなった釣り針にパンをつけてロープのような糸で釣るという、大変難易度の高いものだったが、いけにはティラピアがウジョウジョいて、太い糸なんか全然気にせず、餌を放り込んだとたん我先に食いついてくる。
だがここで、とうふにも刺さらないんじゃないかってくらい先の丸まった釣り針が威力を発揮して、ゲームを面白くしてくれる。何度も餌だけとられてやっとフッキング。
たいきに竿を渡すと大喜びで引きを楽しんでいる。でも魚を釣り上げたとたん、彼は恐怖のどん底に。
お魚は怖いらしいのだ。なさけないなー。

たいきとかみさんは後ろに
見える島までいったらしい

砂浜大好き、でも実はノーパン

お魚釣り

ということで部屋に戻り、今回初プールに行くことにする。
たいきはプールがあれば何にもいらないってくらいのプール好きなのだ。

このホテルには海水を引き入れて、砂でビーチを作っているラグーンプールなるものがある。
覗いてみるが、なんかちっちゃくてあまり綺麗そうじゃないので、普通の真水のプールへ。
ああー。プールに来ると寒い日本から南国へやってきたことを実感する。
サマーベットを確保して、早速浮き輪を膨らまし、プールへGO。

たいきはもう至福の絶頂って感じで大喜び。パパママも冷たい水がきもちよく、浮き輪のたいきを引っ張りながらプール一周。

このあとしばらくして、この旅行でずっと仲良くしてもらったうーちゃん一家と出会う。
たいきより2歳上の女の子だか、ちょっと目を離している隙にすっかりなかよくなっていた。たいきも隅に置けないねえ(^^)
二人でままごととかしていてくれるので、親はとても助かり、のんびりビールを飲むことが出来た。
たいきもうちら年寄りより同世代の子とあそぶほうが楽しいみたいで大はしゃぎしている。

午前中いっぱいたっぷり遊んで、うーちゃん一家はマングローブツアーに行くということでプールから撤退。
うちらも昼ごはんにすることにする。

ここでの食事も食べ放題なので、ピザやらスパゲッティーやらサンドウィッチやら、とにかく山盛り注文して、残せばいいものを普段の赤貧生活の反動からか全部頑張って食べきってしまった。ぐるぢー

たいきとうーちゃん、
とっても仲良しです

ママともちょっと遊んであげました

スイカ大好き


たいきにはデザートにスイカが配られたので、大人もそれにあわせてまたビールを飲んだりしてたら、食後はもう眠くてたまらなくなり、皆で部屋に戻ってシャワーを浴びてお昼寝。

気がついたときにはもう夕方じゃないか。昼間した事といえば、プール遊びと暴飲暴食のみ。なんかもったいなかったかなー。
気を取り直して、皆で裏のマングローブ林のほうに散歩に行くことにする。装備はD2HにVR80-400mm、林の中からショウビン系のわめき声が聞こえるが、あたりも大分暗くなってきていた上、たいきもガチャガチャ動き回ってるので捜索はあきらめて、ホテルの裏から川に出てみるとマングローブツアー用ボートの船着場になっていた。
そこからは今朝のポイントの方までずーっとマングローブが続いている。なかなか良い感じだ。明日の朝はここから攻めてみよう。

偵察も出来たので、今度は散歩がてらディナーのためにサフランというレストランに行く。

オープンエアーの席に案内されたが、遠雷の光にたいきはびびってしまい大泣き、結局室内の席に変えてもらう。
昼に食べ過ぎたので何とか食べられそうなくらいの量を注文するが、一皿の量が半端でなく、すでにオードブルで満腹状態。なんとかメインディッシュまで食べ終えた頃には意識が朦朧とするくらいの満腹になり、部屋に戻ると昼寝をしたにもかかわらず、たいきと一緒にあっという間に爆睡してしまった。

あああー、なんかもう一日終わっちまったよ・・・(泣)

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