2004年2月8日〜2月14日 だらっとランカウイ


2004年2月11日 マングローブクルーズ

日はホテル主宰のマングローブクルーズ。
あるのは知っていたが、一昨日うーちゃん一家が行って、とーっても楽しかったと聞き、昨日予約してみた。
集合が朝9時30分と、グータラORAT家にしてはちょっと早めなので、早朝鳥見はお休みして、マングローブにかけることにする。

早めの(っていっても8時半頃)朝ごはんを済ませ、ビーチの集合場所にはビミョーに遅刻の9時32分ころ到着。
他のお客さんはもうボートの方へ歩いていってる。
慌てて受付を済ませ、いざ砂浜に止めてあるボートへ。こちらにへさきを向けているボートに最後に乗り込むと、当然席は進行方向一番先頭になる。残り物には福があるってやつだ。ヤッター(^^)V

さー、ライフベストを着けて出発だー。今回装備はD2HにVR80−400mm、一応濡れるといけないからタオルは持ってきたけど、西表島でのかなりのんびりと川を遡っていくイメージがあったので、はっきり言ってなめていた。まさか外洋のあんな大波の中を突っ切っていくとは・・・。

 島影を出ると、海は急に荒れだした。大波に翻弄されながら波をかき分けつつ、一行の乗った小船は大海原を必死で走る。これの何処がマングローブクルーズなんじゃい!
カメラはリュックの中にバスタオルぐるぐる巻きにして突っ込んで、振動が来ないように背中に背負い、あまりの波と揺れに恐怖のどん底に陥り、なぜかライフベストについていた笛を吹き鳴らしつつ大泣きするたいきをしっかり抱っこして、振り落とされないよう片手は船べりをぎゅっとつかんで、地獄のような30分を何とか乗り切ると、船はやっと穏やかなマングローブの入り江に入ってきた。あーつかれた。

やっと荒波を抜けられて
ほっと一息

シロハラウミワシ

シロガシラトビ

オオトカゲ

ここの入り江ではシロハラウミワシ、シロガシラトビに餌付けしていて、この2種類が撮り放題だった。
上空には数十羽入ると思われる、この2種類が旋回している。湘南のトビみたいだ。
船頭さんが投げる、鳥のモツらしきものをつかんで飛び上がる様は中々の迫力だ。
こんな時は秒8コマのD2Hが大活躍だ。
鳥の餌のおこぼれを狙って水面にはオオトカゲも泳いでくる。
前に来た時はホテルの廊下を歩いていたのにびっくりしたが、今回はまだ見ていなかったのでちょっとうれしい。

餌付けショーのあと、船はマングローブの林の中をゆっくり進み、今度はおサル餌付けポイントに到着。
カニクイザルがいっぱいいて、ガイドさんがくれるビスケットをあさっている。
タイキにもビスケットをくれたので、赤ちゃん連れのお母さんザルを狙ってあげてみるが、すぐ若いワルザルに横取りされてしまう。タイキと一緒に憤慨しながらもなんとかお母さんザルにビスケットをあげられて一応満足。

おサルポイントの次は今回のメインイヴェント、洞窟がある船着場に着岸。
階段を上って洞窟探検みたいなことをする。洞窟の中にはコウモリがいっぱいいて、懐中電灯の明かりを頼りに何とか撮影してみた。ISO3200なのでノイズはひどいがなんとか写ったかな。
道中ガイドさんが色々説明してくれるけど、英語なんでさっぱりだ。
崖から生えている木を指差して「オオキー!」と連呼しているので、そんな大きな木じゃなかったけど「うん、大きいねー」なんて適当にあわせていたが、後から考えるとあれは「オーキッド(蘭)」と言ってたんだなと気付く(^^;

手前にいるのが親子ザル コウモリ オオキー(^^; 洞窟

マングローブのところでシオマネキを見てると、森の奥のほうから「ギャーギャー」という声が聞こえてきた。ガイドさんにチャバネコウハシショウビンの声か聞いてみるとそうだという。ちょっとくいさがって「こいつをホテルの周りで撮れるところないかなあ」と聞いてみるが、BrownwingdKingfisherは深い森の中にいるからホテルの周りじゃ無理だって事。なんか希望なくすなー。
でもこれから行くマングローブ帯で見られるかもしれないとの言葉に期待をかける。

この後、川に浮かんだ筏の家みたいなところに言って、そこの生簀で飼っているアカエイやカブトガニを見せてもらう。タイキはカブトガニが怖いらしく大泣きして足にすがり付いてくる。なさけないなー(^^;

ジュースをもらってひと休みしながら川を見てると、水面には天然もののテッポウウオやくちばしの赤いサヨリっぽい魚が浮いていて熱帯の雰囲気満点だ。

さあ!ボートに戻り、マングローブツアー再開。チャバネコウハシ最後のチャンスかも知れないから気合が入る。
良い枝振りの木が茂った、いかにもいそうなところが次々現れるので気が抜けない。目を皿にしてチャバネコウハシを探したが・・・結局なんにも見られず、そのままあっさりマングローブ伝いにホテル前ビーチへ到着。行きの荒海はなんだったんだー。

恐怖のカブトガニ ジュースで一服 良い感じのところだったんだけど お昼ごはん♪

ここでチャバネコウハシショウビン見られないとなると、今回の旅行で見られる可能性はかなり少なくなってきた。
少々へこみつつ、半ば開き直って昼ごはんを食べにレストランへ。
パエリヤと冷えたビールでちょっと立ち直り、午後へ向けて英気を養う。

部屋に戻ってちょっと昼寝した後、まだ寝ているかみさんとタイキを残し、三脚とヨンニッパを担いで、昨日サイチョウを見たあたりへウロウロしに行った。

林の中に入っていくと、水溜りの中をイワミセキレイが歩いている。オウチュウもちょっと離れた枝に飛んできて、中々良い感じだ。
道路沿いに林の中を進んでいくと、枯れ木にブッポウソウが止まっていたが、逆光で色がいまいち。
ちょっと先の木のてっぺんにはキバラタイヨウチョウも止まっていた。

一旦林を出て、チャバネコウハシショウビンの姿を探して道路をどんどん進んでいく。たまに怪しげな声が聞こえたりするので、ついつい期待して進んでいったが、ふと標識を見るとホテルから2Kmとなっている。ヨンニッパと三脚担いで随分きちゃったなー。帰りのことを考えると、これ以上進むのもしんどいので引き返すことにした。

オウチュウ(拡大なし) イワミセキレイ ブッポウソウ キバラタイヨウチョウ

せめてアオショウビンでも出てきてくれないかと期待したが、帰り道に見られたのは、行きと同じ木に止まっているブッポウソウ位だった。こうなったらもう前回良い思いをしたリゾートホテル「ジ・アンダマン」に行くしかない。
5年前の幸せな日々よ再び、ってことで明日はレンタカーを借りて行ってみる事に自分の中でケッテーイ。

部屋に戻り、みんなを起こして晩飯まえの散歩がてら、フロントでレンタカーの予約をした。
英語だったのでいまいち自信なかったが、なんとか明日6時間ってことで借りれたようだ。
よかったよかった。運転に備えて国際免許も持ってきたんだもんね。
明日が楽しみだ。チャバネコウハシショウビン、待ってろよー。

晩御飯はマレー料理のバイキング。どんなものかと楽しみにしてたらカレーばっかりだった(^^;

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