2005年1月15日〜1月21日 ケアンズ探検記


2005年1月15日 まずはケアンズ市内へ

海外ドライブと行っても、日本と同じ左側通行なので、ロータリーにさえ慣れれば何とかなりそうだ。

今日は空港からケアンズの町に出て朝ごはんを食べ、そのあとキャブテンクックハイウェイを北上してディンツリーまで行かなきゃならない。距離にして200kmくらいだろうか。
 初の海外ロングドライブに緊張しつつも走り出すと、30秒ほど走ったあたりの工事現場でいきなりオーストラリアイシチドリを見つけて急停車。なかなか見られないと思ってたのにいきなり見れてしまった。目玉と頭がでっかいわりに体もでっかくてなんかスケール感がちょっと変な鳥だった。とにかく今回初成果だ。幸先いいな。

そのあと空港からケアンズに抜ける道の途中にあるマングローブボードウォークに立ち寄ってみた。
タイヨウチョウっぽいのがマングローブの中を飛び交っていたが、たいきがシオマネキにびびってしまい、100mほど行った所で撤収。寝不足で機嫌が悪いみたいだ。
でもここではヨコフリオウギビタキが駐車場のフェンスに止まってサービスしてくれた。
道路にはツチスドリが歩いている。
とにかく鳥目的でケアンズに来たのは初めてなので、まだ普通種という観念がない(ジャワハッカは別だけど)。
だから何を見ても新鮮だった。

次の目的地はフリッカー植物園。モリショウビンが見られるかも知れない。
 線路を渡りしばらく行くと植物園入り口があった。すぐ傍の電線にはメガネコウライウグイスが止まっている。
黄色い体と目の周りの赤が強烈でいいかにも南国の鳥って感じだ。
植物園に一歩入ると、またもたいきは地面におっこってる細長い葉っぱを見て「むしこわい〜」といって大泣きをし始めたのですぐに撤収。なんだかなあ。

でもケアンズは旅行後半で滞在するパームコーブからも近いので、また来れるだろうと思ってあっさり引き上げ、フリッカー植物園に隣接しているセントリーレイクに立ち寄った。

ちょっと雨も降ってきたので、たいきとかみさんは車で待っててもらい、湖(というより池?)に行ってみた。
ここでもまたツチスドリがいたので撮っていると、池の真ん中のマングローブから「ギャーギャー」というランカウイで聞きなれた声がする。
レンズ越しに探してみると、やっぱナンヨウショウビンだった。
今回ケアンズで見た最初のカワセミだ。やった〜
ランカウイのと比べると緑っぽくてあまり羽に光沢が無いような気がするが、このカワセミは分布が広いので、亜種によって大分外見が違うらしい。
遠かったので証拠写真しか撮れなかったが一応満足。いることは分かったのでまた撮りに来ればいいしね。

傍の空き地にはインドトサカゲリが歩いている。そしてそこに生えている大きな木には極彩色のレインボーロリキートの群れが止まっていた。なんだかパラダイスっぽくなってきたな〜

 
オーストラリアイシチドリ   インドトサカゲリ

鳥も結構見られたしお腹も減ってきたので、そろそろケアンズ市内に向かうことにした。
早朝の街中を車でウロウロしていると、デジスコを持って歩いている年配の日本人夫婦を発見。
ここまで鳥撮りに来るのはうちらだけじゃないんだな〜。

朝食は滞在中行く予定のミコマスケイへの船の乗り場の確認をかねて、ヨットハーバーのカフェで食べる事にした。
小雨が降ったり日が出たりだが、とっても気持ちいい。さっきまで飛行機の狭い座席で揺られたたのがウソのような開放感だ。

ヨットが並ぶ先はマングローブのジャングルで、こちら側は街の中。不思議なコントラストだけど、こういうのには惹かれるものがある。
時たまアジサシが飛んでいる。朝ごはんのかすをくすねに来るのはイエスズメだ。さすが海外!

朝食後本格的に太陽が出てきた。ミコマスケイ行クルーズ船の発着場を確認してから街中の芝生広場をちょっと散歩してみたら、メガネコウライウグイスだの営巣中のパプアソデクロバトだのヨコフリオウギビタキだのモリツバメの親子だのいろんな鳥がいて、しかも全然人を怖がらない。幸せ〜 ここなら300mmがあれば十分って感じだ。

パプアソデクロバト モリツバメの親子 ヨコフリオウギビタキ

海岸沿いにいって海のほうも見てみたが、そこはシギチパラダイス。ペリカンやヘラサギもマッタリしている。
青空を見上げるとペリカンが編隊飛行していたりして、ホントいいところだった。
でもリュックの中からヨンニッパを引っ張り出すのはなんか億劫だったので、すべてサンヨンISで撮影、軽くて便利だな〜。

ヘラサギ ペリカンの飛翔 シギチパラダイス

もうちょっと居たかったのだが、まだ先は長いのでここらへんで車に戻り、キャプテンクックハイウェイを北上開始した。

 

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