PM4時出発という事で準備をしてからみんなで集合。
寝不足の身には三脚はちと辛いものがあるので、持ってくのは10DとサンヨンIS,1.4Xのテレコンだけにした。
他のメンバーは2階に泊まってるデンマーク人の夫婦だけ。ガイドはアンドリューさんとトリッシュさんがやってくれる。
虫除けスプレーをたっぷりかけてもらってさあ、出発だ。門を出たところでいきなりインドトサカゲリがカップルで歩いていた。ケアンズにはそこら中にいるみたいだ。
アンドリューの話しだと、最近この夕方のバードウォッチングで、シラオラケットカワセミを見たらしい。
ちょっと期待してしまうな〜。
坂を登って行くとアンドリューが斜面の上の方を指差す。レンズで覗いてみると初見のモリショウビンだ!
逆光の上遠かったのであまりはっきり色がわからないが、思ってたより大分小さい。
ナンヨウショウビンくらいあると思っていたのだが、アカショウビンとカワセミの中間くらいの印象だった。
モリショウビンは一番楽に見られるカワセミ類と聞いていたので、ちゃんとした写真はこれから先に期待して、証拠写真だけ撮って先に進む。
日差しが照りつける中、汗だくになりながら登って行くと、今度はワライカワセミ発見。
こいつは前にパームコーブに泊った時いっぱい見ているので、軽く証拠写真を撮ったら先に進む。
なにせシラオラケットカワセミが居るかもしれないんだから、頭はそっちでいっぱいになっている。
上り坂のてっぺんに着くと、下の方に川が蛇行しているのが見渡せた。あとは牧草地と森ぱっかりだ。
明日のリバークルーズはあの川の下流の方に行くらしい。明日はきっとルリミツユビカワセミが見られるよ、とトリッシュさん。
対岸に一本、すごく大きな木が立っているのがやけに目立つ。
上空をパプアソデクロバトが何羽かとんでいく。
メガネコウライウグイスなどを眺めながら坂を降りていくと、アンドリュ−が「この声、シラオラケットカワセミだ!」といって立ち止まった。たしかに森の奥の方から(どんな声だったか忘れたけど^^;)声が聞こえてくる。
一同緊張してじっと待つが、声はそれっきり聞こえてこなくなってしまいがっかり。
坂を下りきると、大きな川にかかる橋に出た。ここではルリミツユビカワセミが見られるらしい。
そーっと探してみるが、気配はなし。炎天下でうだるような熱さのなか水浴びでもしたい所だが、クロコダイルが居るらしいのでやめた方が良いらしい。川岸を綺麗な金属光沢の青いチョウが飛んでいる。ユリシーズと言うやつだ。
ここまでけっこうな距離で、たいきはちゃんとついて来れるか心配したけど、ここまでは熱い中がんばって歩いてる。えらいぞ〜
でも折り返してさっき来た道を戻リ始めると、さすがに疲れたのか寄り道が多くなりなかなか進んでくれなくなった。
大人も寝不足と熱さでぐったりなんだからしょうがない。
他の人に迷惑かけちゃ行けないので、途中からデンマーク夫婦にはトリッシュさんと一緒に先に帰ってもらい、アンドリューさんとORAT家でのんびり戻ることにした(ほんとは早く戻ってビールビールだったのだが・・・)
アンドリューさんは藪の中を透かす様に、一生懸命シラオラケットカワセミを探してくれているが、声も聞こえない。
坂の途中でたいきがぐずり始めたのでカメラをかみさんに預け、たいきを肩車して、ぶらぶら坂を登っていると、斜面の下の方に白い棒のようなものがぶら下がっている。なんだろうと近寄って行くと、シ・シ・シラオラケットカワセミだ〜
でもたいきを肩車しているしカメラは持っていないしどうしよう〜〜〜とパニックになっているうちにそいつは森の奥に飛んでいってしまった。こうしてシラオラケットカワセミとの初遭遇はあっけなく終わったのだった・・・(泣)
アンドリューさんにことの顛末を話し、がっくりしながら宿の近くまで来ると、さっきのデンマーク奥さんが大慌てでやってきて、庭にキングフィッシャーが来てるわよ!と教えてくれた。さっきいっしょに鳥見しているときシラオラケットカワセミが見たいんだ〜といってたのを覚えててくれたのだ。どうもありがとう〜
「BUFFBRESTED?」ときくとそうだというので、たいきとかみさんはアンドリューに任せ、奥さんと急いでレッドミルハウスに戻った。
灯台下暗しってやつだな〜と思いながら庭の池に行って見ると、来ていたのは・・・ルリミツユビカワセミだった。
ちょっと肩透かしを食ったが、こいつも初めて見るカワセミなので、シラオラケットの事は忘れて大興奮。
なにより走って呼びに来てくれたのがうれしかった。
部屋からヨンニッパを持ち出したが、どうも暗くってssが上がらないのでデジスコヨンニッパに変更。
とりあえずまずは目標のカワセミをなんとか1種類撮る事が出来た。綺麗だったな〜
ルリミツユビは明日のリバーツアーでも期待しよう。
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RedMillHouseの庭の池に来たルリミツユビカワセミ、まだちょっと幼鳥っぽい |
みんなが戻ってきた時にはもうルリミツユビはいなくなっていたので、二階のテラスに行ってビールを飲む。
トリッシュさんはシラオラケットの良いポイントがあるから明日教えてあげるというけど、そう簡単に行かないのが鳥撮りというもの。はたしてどうなるだろうか。
部屋に戻ってお風呂に入ったあと、晩御飯を食べに懐中電灯を持って町に出る、といっても噂どうりの小さな集落。
レストランも一軒だけで、お客もさっきのデンマーク夫婦と地元らしき客が数人いるだけだ。
明日のリバーツアー参加者は、うちらとこの夫婦だけらしい。お話していると、宿から船着場までは案内してくれるというので、集合時間などを確認する。いい人たちだな〜
ここは隣のお店でビールを買って飲むスタイル。
XXXXビールとステーキとスパを食べお腹いっぱいになったところで、真っ暗な道を懐中電灯を照らしながら宿に戻り、明日に備えてみんなあっという間に寝てしまった。
それにしても濃い一日だった。昨日の晩飛行機で寝たのがはるか昔の事のようだ。
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