2005年1月15日〜1月21日 ケアンズ探検記


2005年1月19日 今日はたいきデー

ディンツリーではパパが楽しみ、昨日はママがダイビングをしたので今日はたいきデー。
大好きな鉄道に乗りに行く事になっている。
出発はのんびりなので、早起きしてホテルの周りを散歩してみた。

お天気はどんよりした曇り空だが、昨日日焼けした肌には日差しがないのがかえって嬉しかったりする。

レインボーロリキート

海岸沿いの松にはレインボーロリキートが群れている。それを撮影しながら桟橋まで歩き、いついているというミサゴを探すと、桟橋先端にいる釣り人たちを見下ろす照明の上に止っていた。
時たま飛び立ってはあたりを一周して戻ってきて、釣り人の投げる魚をもらっている。
あんまり野性味のないミサゴだなあ。
オオアジサシらしきやつも飛んでいるが昨日さんざん見たし、背景が曇り空なのであまり撮る気がしない。

桟橋から引き返し、裏手の森のほうを歩いていると、ワライカワセミが良い所に止っていたのでドアップが撮れた。
今回まだまともに撮っていなかったので、これで一安心だ。
あとはパプアオオサンショウクイを撮ったくらいで宿に戻るともうみんな起きていた。

ミサゴ パプアオオサンショウクイ ワライカワセミ


一昨日買っておいたクロワッサンで朝食を済ませて出発。

まずはスミスフィールドの銀行に寄ってまた両替をする。なんか毎日来てるなあ。
その後スカイレールの駅に向かった。
きょうはこのスカイレールでキュランダへ行き、そこからキュランダ鉄道に乗ってケアンズ市内まで戻る予定だ。

スカイレールには、途中駅が何ヶ所かあり、周辺を散策できるらしい。ヒクイドリが見られることもあるというので張り切って出発すると、パームコーブの海岸線を眺めているうちに、ほどなく最初の駅に到着。

ここらへんは、まだまだパームコーブの裏山って感じだ。
日本人スタッフがいたので、ヒクイドリの事を聞いてみるが、朝早くとかじゃないと難しいそうだ。次の駅の方がまだ可能性は高いらしい。

遊歩道があったのでちょっと行ってみるが、先にいた団体がガヤガヤしていて、ヒクイドリなんて絶対出てきそうもなかったので引き返し、ふたたびスカイレールに乗りこみ次の駅へ向かう。
そういえばカソワリハウスってキュランダなんだよな、だったらいてもおかしくないな。とか思いつつ熱帯雨林を見下ろしていると、急に土砂降りになってきた。

駅に着いても土砂降りのまま。
一応傘を貸してくれたので、バロン川の見える展望台まで行ってみたが、雨は横殴りでどんどん強くなっていき
カメラが濡れない様にするのが精一杯。この雨で警戒心が薄れたカソワリ、出てきてくれるかなと思ったが、そんなにあまくはなかった。

けっきょくびしょぬれになっただけで駅に戻り、ゴンドラに乗り込み終点キュランダ駅へ。
その途中も視界が悪くなるくらいの大雨がずっと続く。
昨日じゃなくてよかったよ。こんな天気でクルーズなんて拷問だもんな。



駅に着き、ちょっとみやげ物を冷やかしてからキュランダ鉄道の駅に行こうと思ったが、駅までは100mくらい。
でも外は土砂降りでカメラを覆う物もない。
どうしようかと思っていると、土産物屋にビニールポンチョが売っていた。
ごみ袋に穴をあけただけのようなやつが500円くらいする。こんなの買う気がしないので、一気に駅まで走る決意を固めるが、雨は一段と強さを増してくる。
2度と使えなそうなポンチョ3枚1,500円と、カメラが水没した時の修理代を考えて、悔しいけど買うことにした(泣)


ポンチョで完全防備して、とりあえずカメラだけは濡らさずにキュランダ鉄道駅に着き、切符を買う。

出発まであと30分位らしい。
ビールを買おうと思ったが、何処にも売っていないのでLIFTで我慢し、サンドウィッチとホットドックを電車の中で食べる用に買い込み準備OK

発車10分前位に列車に入れてもらえたので、席で出発を待つことにした。
中はかなりアンティークっぽく、長いベンチ状シートのコンパートメントが渓谷側に寄ってずらっとならんでいる。
全席指定でゆったりしてて良い感じだ。

列車が定刻通りにゆっくりと走り出すと、たいきは大興奮。
土砂降りもものともせず、窓を全開にして顔を外に出し、ずぶ濡れになってはしゃいでいる。
カーブのところにくると先頭車両が見えるので、「あれ撮って〜」と大騒ぎだ。



列車のスピードはすごくゆっくりで、時折ビューポイントになると止ったり、展望用ホームで下車させたりしてくれる。
車だとあっという間のこの距離に、どうして2時間もかかるんだろうと思っていたけど納得。

列車は橋を渡ったりトンネルをくぐったりしながら山を降りていき、だんだん平地のさとうきび畑の中を走るようになる。
この頃には雨もやんだが、空は相変わらずのどんよりした曇り空。
白い大きなオウムが止っているのを見たりしたが、車中からじゃちょっと撮れない。
見覚えのある、フリッカー植物園のあたりの踏み切りを通りすぎると、終点のケアンズセントラル駅ももうすぐだ。


駅に着き列車を降りると、たいきが気に入っていた先頭の牽引車の所に行って見る。運転手さんが手を振ってくれるが、たいきは照れてしまい逃げ回るが、なんとか押さえ込んで記念写真を撮った。

昨日の駐車違反の反則金を払いにシビックセンターに行くために駅を出ると、職員用駐車場ゲートの金網の向う側でお姉さんがこっちを呼んでいる。
どうしたのかと聞くと、スイッチが壊れてるか何かでゲートが開かず車が出せないらしい。
こちら側にもコントロールパネルがあるので、それを試してくれという事らしい。
暗証番号を教えてもらい、入力してOPENスウィッチを押して見るが、だめみたいた。お役に立てなくて申し訳ない。


歩いて10分ほどでシビックセンターに着き、反則金を払う。日本円で2000円ほどだったかなあ。
怒られちゃったりするのかと、ちょっとドキドキしたが「ThankYou」なんて言われてしまう。そんなもんなんだねえ。

お金も払ったので、もうケアンズ市内には用事はない。
雨もまた降り出したのでスカイレールの駅にもどるため、流しのタクシーを拾おうとするが全然止ってくれない。
日本人だと思ってナメてんのか〜と怒っていたが、タクシーはタクシーのりばで乗らなくちゃいけなかったようだ。

結局また駅まで歩き、タクシー乗り場で無事タクシーに乗りスカイレールの駅へ連れてってもらった。

パームコーブの宿に戻り、テラスでビールを飲んでいると、またワライカワセミがやってきて、門の上に止った。
宿のおばさんがやってきて何かを差し出すと、それを手から食べている。手乗りカワセミだったのか〜

今回の旅行もあと2日、あっという間だなあ。明日は再び一日ドライブの予定。

ホテルの庭の餌付けワライカワセミ

 

 

戻る目次次へ

鳥見旅行記トップへ

Orat Bird Expedition HOME

inserted by FC2 system