2005年7月9日〜7月17日 八重山2005


2005年7月12日 キタ〜アカ様パラダイス

 あまりパッとしないまま、ついに石垣島最終日の朝がきた。
支度をして部屋を出ようとするとたいきが起き出してきて、一緒に行くというので連れて行く事にする。
ここまでの成果がいまいちなだけに、あまりやる気も出ないけど、車に乗ってしゅっぱーつ!
と思ったらたいきが「ウンコがしたい〜」と言い出すので再びホテルに戻りさっぱりした所で再びしゅっぱーつ!

 今日は山へ向かう途中水田地帯に寄ってみたが、水を張った田んぼにはシギチがいっぱい!
たいきと一緒だと結構良いことあるんだよな〜。
あぜ道を走りながら、助手席のヘッドレストにレンズを載せて窓からレンズを出して撮影できるので、
ラクチンだ。エンジンの振動も、ISが吸収してくれるみたいでいい感じ。シラオラケットの時にこれが欲しかった〜
田んぼにはキアシシギやツルシギ、コチドリなど(識別に自信なし)がウジャウジャいて被写体には事欠かない。

 大喜びで連写してここのところの鬱憤を晴らしていたが、そのうちたいきが飽きてきちゃったので、水田地帯を後に
山に向かった。今日もゆっくり注意しながら山道を走ってみたがアカ様は声さえしない。
結局たいきと二人で頂上の展望台に登り、お世話になった石垣島をぐるっと見渡してからホテルにもどる
ことにした。

帰り道は轢かれているシロハラクイナやはさみを振り上げているおっきなオカガニの観察などしながら
のんびり駐車場まで戻り、まだちょっと時間があったので沖の岩礁のアジサシを撮りに向かった

 途中昨日アオバズクがいたあたりを通ったので、寝てる姿が見られるかも知れないと防風林の中に
入っていくと、先のほうの木に赤いものが止っている。
ウォ〜 アレハアカサマヂャナイデスカ〜!!!

心臓バクバクでとりあえず押さえショットを数枚撮ってから、たいきに「絶対パパより前に出ちゃダメだよ」と言い聞かせ
接近開始。撮ってはそ〜っと数歩近付き、というのを繰り返し、たいきも腰をかがめて抜き足差し足で付いて来る。
そしていつもならとっくに飛ばれてる距離をクリア。これはもしかしたら待ちに待った運命の出会いかも・・・

徐々に接近して行くと、600mm+1.4Xテレコンだとファインダーいっぱい迄近寄れた。こんなにハッキリ
見られるなんて信じられないけど、いるとこにはいるんだねえ愛想の良いのが。
テレコンを外しロクヨン単体で撮ったり、背中側も撮りたかったので良いポジションを探して木の周りを
回りこんだりしても、この愛想のいいアカ様はマッタリしている。しあわせ〜〜
たいきもファインダーを覗いたり肉眼でよ〜く見たりできて「これがアカショウビンだ!」というのが
よく分かったと思う。


一杯撮ってちょっと興奮が収まった頃、アカ様は枝から飛び立ち、一度地面に降りてからちょっと先の木に
また止った。
こちらもたいきと一緒に近付いて見てみると、ヤモリを咥えている。サービスいいな〜
またここでヤモリを咥えたまましばらくマッタリしててくれたので、縦構図でちょっとでもクリアな画像が
撮れる様、念には念を入れて一杯撮っておいた。

そして時計を見るともう9時30分。やば〜、8時半には戻るっていっておいたのに、ママに怒られる〜。
それにアカ様もあんまり密着されてては迷惑かと思い、アカ様はまだそこにいたけれど、
ちょっと後ろ髪を引かれつつ部屋に戻ったのだった。あ〜大満足。でもやっぱ怒られた(^^;

 

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