2005年7月9日〜7月17日 八重山2005


2005年7月14日 今朝もアカ様

今朝ももちろん朝撮りだ。、支度を済ませ宿の前の浜を覗いてみると、波打ち際をクロサギが歩いていたが,まだ暗くって撮影不可能。

車に乗り込み走り出すと、道端を小さな鳥が横切った。最初スズメかと思ったが、道路の上をちょこちょこ走っている。
車で近付き、並んだところで止ってみるとオスメスつがいのミフウズラだ。初めて見たけど凄く小さい。色も中々奇麗でかわいいが、黄色い光彩はちょっと違和感あるなあ。けっこう素早くて、結局逃げていくブレブレの後姿しか撮れなかった。

そして目指すは森の中の池。
地図をよーく見て、一番近そうなポイントへ行くため林道に入ると、すぐにアカ様の声が聞こえてきた。ふと見ると目の前の木にアカ様が止まっていたので、助手席のサンヨンで証拠写真を撮り、先に進む。
池に一番近いと思われるところに止め、森の中を歩き出す。
クマゼミの声が相変わらず凄くって、耳がおかしくなりそうだ。
そんなセミの声に混じって「グェッグェッ」とサンコウチョウの声がする。
探してみると、頭の上の木でメスがうろちょろしていた。
昨日の池に近付くと、またも中型の猛禽が飛び出した。
何処へ行くのか目で追う。ちょっと先の木に止ったのでそっと近付くとアオバズクだった。
夜行性かと思っていたが、昼間でも飛び回るみたいだ。足にクマゼミを掴み、食いちぎっている姿は中々迫力があって猛禽っぽい。昨日みたのも石垣島でセミをフライングキャッチしてたのも、きっとアオバズクだったんだろう。

 セミを食べ終わったアオバズクはちょっと先の木に移り、しばらくマッタリしていた。こんなにじっくり見るのは初めてなので,
とっても幸せだ。

アカショウビン アオバズク
オオクイナ アカショウビン


アオバズクのマッタリしているあたりでまたもサンコウチョウの声が聞こえてきた。今度はちょっと囀りも入っているので,良く探すと
長い尾羽をひらひらさせたオスだった。慌ててファインダーに入れるがレンズ越しで見てみると頭の毛がかなりまばらでアイリングだけ
やたら目立つ「ハゲ」だった・・・折角のオスなのにな〜

その後池に移動して再び待ちモード
今日もサンコウチョウのようちょうが賑やかだ。
その場で待っていると、岸辺をガサゴソ動くものがある。なんだろう。
目で追って行き、水際に顔を出したのはオオクイナだ。森の奥にいて、なかなか明るい所に出てこない鳥らしい。結構珍しいんだろうなあ。
警戒心が強いみたいでびくびくしながら岸辺を歩いていく。やはり暗いうえに全然止ってくれないので結果はブレブレ。
流し撮りみたいになってしまった。

そして今日もアカショウビン登場!
最初はちょっと離れている所に止まっていたが、すぐに昨日と同じ枝に止まり、いきなりダイビング!
そして戻っては飛び込み,戻っては飛び込みを10回くらい続けてくれた!千載一隅のチャンスなので、ISO1600まで上げてせめて証拠写真だけでも,と頑張ってみる。
中々タイミングが合わないので、ファインダーから目を離して肉眼で飛び込むのを確認しながらシャッターを押すが、なかなかうまくいかない。

バッファ5枚じゃあっという間に終わってしまうので,飛出しは取れても飛びつきは撮れないし、上がりはやっぱブレブレだった。
難しいな。腕のある人なら流し撮りで止められるかもしれないけど。Mk2でリベンジしたいところだ。

ダイビングが落ちつくと、こんどは枝の上で念入りに羽繕いを始めた。こんなにアカ様をじっくり見られるなんて、今までの沖縄遠征はなんだったのだろうと思ってしまう。

そのうち違う所からもアカショウビンの声が聞こえてきたと思ったら、枝の上のアカショウビンに飛びかかり,2羽で森の中に消えて行った。
たっぷり楽しめたしいつのまにか良い時間になっていたのでそろそろ戻ろうと歩きだすと、池のちょっと先の木からまたアカ様ボイスが。
見上げると10m位先の木にアカ様が止っていた。
なんだかここの所池に来るのは当たり前みたいな感じになっていたので、他の場所で見るとまた新鮮でドキドキしてしまう。
ここでも一杯撮らしてもらい、この朝の撮影データは3Gを越えてしまった。幸せだな〜

 

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