2006年1月14日〜1月22日 ランカウイ3度目の正直!


2006年1月16日 今朝はアオショウビン

 
2日目ともなると、さすがに無駄な早起きはしなくなると思ったが、やっぱりパラダイスが気

になってしまい、また日の出前に部屋を出て河口へ向かった。

今日も満月がとっても綺麗だ。

それでも昨日よりは大分ゆっくりしていたので、河口に着く頃には空も白み始めた。

潮周りは干潮のようで、川を渡るのも楽勝だ。

夜が明けるにつれて、ギャーギャーとショウビン系の声が聞こえてくる。

今日の一番乗りはアオショウビンのようだ。

昨日撮った画像がいまいちだったアオショウビンのばっちりなショットを撮ることが

今日の最優先課題。

やってきたアオショウビンは空抜けの枝に止まった。

これじゃ色が出ないけど、とりあえずファインダーに入れて飛び出し

狙いでその瞬間をじっと待つ。

と、そこにいきなりチャバネコウハシが飛びこんできて、アオショウビンは

驚いて逃げてしまった。

一応飛出しは撮ったけどやっぱり逆光でダメダメ、でもすごい2ショットだよな〜。

こうやって2羽で並んでみると、大きさの違いが良くわかると思う。

そう、チャバネコウハシはかなりでっかいのだ。

 

この日のチャバネコウハシはこれ以降、この写真を撮った時に

1回出てきてくれただけだった。どうしたんだろう。

マングローブの中から声はきこえるんだけどね。

まあ昨日沢山撮ったし、今日はゆっくり休んでもらってまた明日撮れ

れば良いかと思いあまり深くは探さなかった。


今日の主役、アオショウビンはその後もちょくちょく現れて

くれたが、近かったり2羽で並んだりしてる時に限って、空抜けのド逆光だったりするし、良い場所に止まって

くれたなあと思うと暗くってSSが上がらずブレたりして中々難しい。

それでもなんとかいいのが撮れるよう、連写連写で撮りまくった。

こんな時バッファがいっぱいのMK2はありがたいな〜

 アオショウビンをいっぱい撮った後一息入れて海のほうを見ると、海パンのおじさんが双眼鏡で何か見てる。

あの人も鳥見てるのかなあと、ボ〜っとそっちの方を見ていると、いきなりゴールデンレトリーバー位あるイタチの

ような動物が水飛沫を上げながら走って川を横切り、藪の中に消えていった。

 あのおじさん、アレを見ていたんだ。アレってもしかしてカワウソ!?初めて見たよ。

あんなにでっかいとは思わなかった。なんだか凶暴そうなやつだったなあ。

あまりの迫力に思わず固まってしまい写真は撮れなかった。

 

 気を取り直して鳥撮り再開すると、昨日チャバネコウハシが止

まっていた木に何かオレンジっぽい鳥がとまっている。

そっと近づいてみると、アオバトみたいだけど胸がオレンジ色のとっ

ても綺麗なムネアカアオバトだった。

最初1羽だったがだんだん仲間が集まってきて、5羽ほどの群れ

でチャバネコウハシの木を占領してしまった。これじゃチャバネコウ

ハシもしばらく出て来れないだろう。

このあとアオショウビンも何処かに行ってしまったようで、声もしなくなってしまった。そろそろ撤収かな。

 今回のランカウイで撮りたい鳥のひとつにルリコノハドリがあるのだが、皆さんの旅行記を読んでいると、ホテルの

敷地内で見かけることが多いようだ。そこでちょっと早めだがホテルに戻り、ルリコノハドリなどの森林性の鳥

を探して敷地を回って見ることにする。

中州から河口に戻り川を渡ると、岸辺の木でチャガシラハチクイがフライングキャッチをして

いた。飛出しを狙ったけど、なかなかタイミングが掴めずに、良い感じのが撮れない。

そのちょっと先の藪の中からギャーギャー声が聞こえてきたので覗いてみると、ナン

ヨウショウビンがすぐ目の前に止まっていた。

見つからない様にそ〜っと三脚を下し、草陰から撮影する。

ペアでなきかわしているので、そろそろ巣造りに入るのかもしれない。



ナンヨウショウビンを撮った後、ビーチ沿いに生えているマングローブ林に何かいないか注意しながら進んで行くと、

木の天辺にコウライウグイスの姿を見つけた。しかしカメラを向けるとすぐにホテルの方へ飛んでしまう。

この鳥もよく見かけるけど、ちゃんとした画像がないので、気合いを入れて撮らなくちゃ。

 コウライウグイスを追って敷地に入ると、木の上のほうからきれいな声が聞こえる。きっとさっきのヤツだ。

でも人の部屋の前の木なので、誤解を避けるため、ちょっと撮影は止めておいた方が良さそう。

一応姿だけは見ておこうと声を頼りに探してみるが、あの黄色が保護色になっているからか、声はすぐそこから

聞こえるのに姿は全然分からなかった。

その後敷地内をぐるっと回ってみるが、コウライウグイスの声は良く聞こえるの

だが、姿を見るのはは飛んでいく後姿ばかりで、結局マイナとコタキナバルでい

っぱい見たシキチョウ位しか撮影できなかった。

しかたないので部屋に戻ろうと思いプール前の芝生を歩いていると、なにかが

地面から顔を出していて、こちらに気がつくとすぐ引っ込んだ。

興味津々でそのあたりに行ってみると地面に穴がいっぱいあいている。

モグラでもいるのかな。


部屋に戻るともうみんな起きていたが、ママはまだ支度中だったので、たいきと二人で虫取り網を持って朝飯前

の散歩に行く。

たいきはちょうちょやとんぼを狙って網を振り回すが、彼につかまるようなのどかな虫は

そうそういないよな〜。

それでもなんとかシオカラトンボのちっちゃいようなヤツを捕まえて「ギンヤンマ

だ〜!」と得意げに言い張っていた。絶対違うって!

虫を探してさっきの芝生の所まで来ると、また何かが地面から顔を出している。

引っ込まれないように遠くからサンヨンと20Dのファイ

ンダーで覗くと、そこにいたのは哺乳類じゃなくてトカゲだった。

ほんとはプレーリードッグみたいなのを期待していたのでちょっと残念。

でも顔のブルーとオレンジっぽいわき腹の模様がとってもきれいだ。

気をつけて見てみるといろんな所から顔を出していて、中には身体全体

を出しているのもいる。夜の間に下がった体温を上げているのかな。

後で調べたところベルバタフライアガマという種類らしく、その筋の方は鑑賞用に飼育したりするらしい。

かなりいっぱいいて撮り放題だった。今朝は鳥がいまいちだった分、このベルバタフライアガマでバッファフルして

ストレスを解消させてもらった。

さあ、そろそろママもお腹を減らしているろだろう。たいきも2匹目の獲物を捕まえて、ママに見せに行くというの

で散歩は終了。部屋に戻った。

 

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