2006年1月14日〜1月22日 ランカウイ3度目の正直!


2006年1月17日 ナイトウォーク

 ナイトツアーはPM7:00ロビー集合、集まっていたメンバーは総勢10名ほどで、昼間は見かけなかった日本人も数

人いた。今回は20DとサンヨンISだけの超軽装だったが、それでも皆さんちょっと引き気味だ。そんな異様かなあ・・・

ガイドさんはインディアンのような険しい顔でがっしりした体格の兄さんと、ヒョロッとした愛想のいい弟のコンビだ。

エレベーターで1階に降り、裏口から外に出るころにはあたりは大分薄暗くなってきていた。

まずは裏口からすぐそこの薪割り場のような所でマレーシアの風習みたいな事について解説があったが、英語だから

良くわからない。そんな中たいきがウンコにいきたくなり、ママと二人で一度部屋に戻ってしまったのでしかたなく独りで

ガイドさん兄(以降ジェロニモ)の話を聞いてみようと努力はするものの、やっぱり良くわからん。

いいかげん飽きてきたやっと解説が終わりちょっと前進。

しばらく歩くと広場状の所にある高い木の上で、鳥か「ツィッ ツィッ」っと

鳴いていた。ジェロニモに何て鳥か聞いてみたら、「AsianFairly Bluebird」

だって。それって見たかったルリコノハドリじゃないか!

必死で姿を探すと木のてっぺん当たりに鳥の影を見つけた。遠いし逆光だ

しで色が良くわからないが、確かにちょっと青っぽいかも。

結局液晶で拡大してみてやっとそれとわかったが、いまいちな出会いだな。

次の解説場所はジ、アンダマンの下水処理施設らしきところ。

ここでウンコから帰ってきたたいきとママが再び合流。

でもたいきは暗くなってきた森が怖いみたいでぐずっている。

たしかに大部暗くなってきたけど、ナイトツアーはこれからが本番な

だから我慢してもらうしかないねえ。

解説は植物メインのようでやっぱり退屈だったので、何かいないかとほ

かの方を探していると、アシストに徹しているガイド弟のほうが話しか

けてきた。

名前はエディーって言うそうだ。すごいカメラだね〜って言うんで「鳥が撮りたんだ」というと、ここらへんには一週間

くらい前にオオサイチョウが出たっていう。あした朝早く来てみよう。

「さっきのルリコノハドリももっとちゃんと撮りたいんだよね。あとカザリショウビンもみたいんだよな〜」なんていってた

ら、「それじゃバードウォッチングのガイドを頼めばいいよ!僕達が案内するから」というので、それじゃ明日にでも

コンシェルジュに頼んでみるって事になった。

そのあとはなんだかエディーが専属みたいについて来てくれて(実はほかにやることなさそうだった・・・^^;)何処に

どんな鳥がいただの色々教えてくれるのでナイトツアーは急に興味深いものになった。

 でも解説を無視してあまり二人で盛り上がってしゃべってると、時たまジェロニモの厳しい視線が飛んできて、エディー

はシュンとなっていた。あとで兄ちゃんに怒られるかなあ・・・

その横ではたいきが「疲れた〜だっこして〜〜」と半泣きになっている。きっと怖いんだろう。

でもたいきは最近えらい重いので、抱っこはきついんだよな。勘弁してもらっておんぶで許してもらう。

ツアーはとってもスローペースで進んで行き、やっと折り返し地点と思われるグライハウスの所に出た。

ここには街頭もあるのでたいきも一安心のようだが、今度はお腹減った〜とうるさい。そういえばもう8時過ぎた。

そりゃお腹も減るよなあ。

ジェロニモが落ちていたセミを拾って解説が始まる。どうやらうちらがベル虫と呼んでいた、東南アジアに来るとよく聞く

目覚まし時計のような声はこのセミの声だったようだ。7年越しの疑問がやっと解けたよ。

他に何かいないかエディーがサーチライトを振り回してい

ると、その光の中に一瞬フクロウっぽい影がよぎった。

みんなに「OWL!」と行って、そのあたりをもう一度照らしても

らうと、アオバズクくらいのサイズでコノハズクっぽいやつが

止まっていた。

ISOを3200に上げて、サーチライトの明かりで何とかゲット。

このナイトツアー初の鳥だ。エディーも一緒に喜んでいる。

そのあと砂浜にでて、カニの観察などしながら、来る時の10倍くらいのスピードでプールの所まで戻った。

ビーチレストランの壁にはゲッコーが付いていた。

ジェロニモとエディーはプールの所に生えているでっかい木をサーチライトで照らしている。

何がいるのか聞くと「フライングコルーゴ」らしい。たぶんヒヨケザルの事だろう。

3年前に来た時も、ここらへんの木で昼寝しているヒヨケザルを、スタッフに教えてもらって撮ったんだよな。

日本人のおばさんが「またフクロウがいるわよ!」というので見に行くと、今度は日本にいるのと同じアオバズク

止まっていた。またサーチライトで照らしてもらって撮ったけどブレブレだ。

そのあとすぐにジェロニモがフライングコルーゴを見つけて一堂騒然となった。2匹いるらしいが、あまりにも木

の上のほうなので光が届かず良く見えない。そのうちそいつが音もなく飛んだ。まさに空飛ぶ座布団だな〜

そのあとフライングスクイレル(たぶんモモンガ)も参加して、プールサイドは夜行性動物の大フェスティバルで参加者

一同大興奮となった。

ゲッコー(トッケー) アオバズク クリックで大きくしてもらうと、ヒヨケザルとモモンガがわかると思います

夜行性動物たちが森の奥に帰っていくと、この日のナイトツアーはお開き。

みんなはロビーに戻り解散するらしいが、たいきはもうヘロヘロだ。

そこでうちらはここで失礼させてもらい、そのまま1階にある日本料理店

に直行した。

たいきはここでそばを食べるんだ〜!と張り切って元気復活したのだ

が、残念ながらメニューには稲庭うどんしかなかった。

それでも久しぶりのおしょうゆの味はうれしいみたいでツルツル食べて

いたが、昼間のプールとナイトウォークの恐怖疲れが出たようで、途中

でうどんをを口に入れたまま眠ってしまった。仕方ないのでそのまま寝かせ、うちらは天丼とうどんのセットをいただい

たが、これがなかなか本格的で美味しかった。海外に来てまで日本食なんて若い頃はぜんぜん思わなかったけど、

最近はやっぱりおしょうゆ味は恋しくなる。歳だろうか・・・

こうして久しぶりにたいきなしでゆっくりお食事を終えると眠ったままのたいきを部屋までおんぶして行って、これまた

久しぶりのNHK海外版日本語放送をみながら、ゆったりした気分で眠りについた。

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