2006年1月14日〜1月22日 ランカウイ3度目の正直!


2006年1月19日 プールサイドバードウォッチング

 昼ごはんのあとは、昨日スパを散々楽しんだかみさんにたいきを任せて、ロクヨンを担いでプールの横の林にいってみた。

午後はずっぽりとプールサイドでの鳥撮りにはまるつもりだ。それ位させてもらってもばちは当たらないだろう。

しばらく林の中を歩いていると、あの金属的な鳴き声が聞こえてきた。

姿を探すとやっぱりいた。カザリオウチュウだ。

色味はただの黒だが、この尻尾を見るとシャッターを押さずにはいられない。

カザリオウチュウを追って林の奥に入っていくと、今度はルリコノハドリの声が聞こえてきた。

姿を探すと、結構近くの

木の上に止まっている姿

を発見。昨日よりは大分

大きく写せたがやっぱり見上げの構

図になってしまうので、
頭頂部の青

まで見ることはできない。

この位置からじゃほとんどクロコノハドリだもんな。

もうちょっと良いところに止まってくれるルリコノハドリをさがし、

林の中のバレーコートがある辺りまで来たとき、再びカザリオウチュウの声が

聞こえてきた。

やっぱりこの姿は、間近で見られるとなるとうれしい。

林の中をひらひら飛び回る姿は大きなサンコウチョウみたいだ。

林の中には数羽のカザリオウチュウが飛び交っていて、どれを撮ろうか迷ったりしたが、そのなかでもこの片方の尻

尾が切れてしまったやつがとっても愛想が良くかなり近くまで寄らせてくれて、ノートリでも結構な大きさで写せた。

   

プールのすぐ脇でこれが撮れるんだから、つくづくいいところだ。

カザリオウチュウを満喫したあとビーチハウスの裏あたりを歩いていると、今度はルリコノ

ハドリの声が聞こえてきた。

何度も探していると、なんとなく探すコツみたいなものがわかってくる。

すぐに木の上の黒い影を見つけ、ボディーを20Dに付け替えてファインダーに入れた。

かなり近くて尾のところの青はとってもきれいに見えるが、やっぱり見上げの構図でお腹の

黒が良く目立ち、頭の青は見ることができなかった。やっぱルリコノハドリはうしろから頭と

背中の青がよく見えてるのが撮りたいよな。

ルリコノハドリが止まっていたのと同じ木で、また別の鳥の鳴き声が聞こえてきた。

今度はカザリオウチュウじゃないようだ。目標の鳥は動きがすばやく

なかなかその姿を捉えることができない。

なんか黄色っぽい感じがしたので、コウライウグイスかとも思ったが、

大きさはかなり小さい。なんだろう。

そして粘りに粘ってやっと捉えたその姿は、ズグロヒヨドリだった。

この鳥は熱帯っぽいいい声で鳴く黄色と黒のコントラストがきれいな鳥で、数羽で群れていることが多いようだ。

なんだかわかって一安心だ。

望遠レンズを必死で振り回す姿を見て不審に思ったのか、ビーチハウスのおじさんが何を撮っているのか見に来た。

ルリコノハドリのことを説明すると、それならここら辺によくいるよ、と教えてくれた。ついでにカワセミ系についても聞い

てみたら、入り江のところによくいるという。

そんなことを聞くと、もう一度入り江を確認したくなってしまい、その足で

入り江チェックに向かった。

しかし、今日も上空にシロハラウミワシが円を描いて飛んでいるばかり

で、ナンヨウショウビンの気配もない。

ほんと、今回は入り江不調だなあ。

とぼとぼと重い三脚を引きずってさっきのバレーコートのところまで戻り

再びルリコノハドリ狙いを再開。

早速出てきたのは、さっきのズグロヒヨドリだった。

今度は日当たりのいいところに出てきてくれたので、さっきよりは大分まともに撮れた。

しかしやったーと思っていたら、なぜかISOの設定が1600になっているじゃないか〜

しかしそれに気づいたときは、もうズグロヒヨドリはいなくなっていた。

結局残ったのは高感度ノイズまみれの画像だけ。

悔しいな〜

まあしょうがない、本命のルリコノハドリを探さなきゃ。

耳を澄ますと、結構方々から声は聞こえてくるのだが、どれも木の上のほうからだ。

林のはじのほうの木では、結構低いお所から声が聞こえていたが、そちらはホテルの建物にかなり近い。

そんなところはやっぱマナー上自粛しなくてはならない。なんか撮りにくいな〜

時刻は昨日ルリコノハドリとカザリオウチュウを撮った4時30分近くになっていた。昨日ルリコノハドリを撮ったプールサ

イドまで戻ってみる。すると鳴き声とともに葉陰を動き回るルリコノハドリ発見。

こんどは何とか背中も撮らせてくれて今までよりは良い感じだ。でもやっぱり頭頂部の青は見えなかった。

いまいち納得いかないが、明日はもうチェックアウトの日。ここら辺で納得しとこうかな。

ここらへんで鳥の声も少なくなってきたので、みんなはどうしているかとベースキャンプに戻ると、かみさんがたいきに

背泳ぎを仕込んでいた。

たいきは肩を支えてもらってプカーッと浮いている。

なんかどんどん上達してるじゃないか。えらいえらい。

でもあのお腹はやばいよな〜(^^;

ベースキャンプに戻ったついでにサマーベッドに寝転んで一休みして、

中ノ島あたりを眺めていると、またなんか小さい鳥が動き回っている。

ロクヨンをプールの真ん中に向けるのはやっぱり抵抗があるので、サンヨ

ンとテレコン付20Dで除いてみると、今日もヒムネタイヨウチョウがいた。

そのほかにももう一種、緑の

金属光沢がきれいなタイヨウチョウらしき姿を見つけたが、ファインダーに

入ったとたんに飛んでしまい、辛うじて顔の隠れたこんな画像が撮れただけ

だった。

きっとタイヨウチョウの仲間も気合入れて探せば綺麗なのがもっといろいろ

いるんだろうな。そのうち萌えてみる事にしよう。

そのうちプールから上がってきたかみさんとたいきはそろそろ部屋に戻ると言うので、「最終日だからもちょっと撮らせ

て〜」とお願いし、一人で鳥撮りを続けられることになった。やり〜

早速さっきの林に戻り鳥の声をさがしていると、なんか聞いたことのある声がしてきた。

何の鳥だっけ?

声のする高い木の下まで行き姿を探すと、この間見たキュウカンチョウだった。

ほかにはあんあまり鳥いないな〜

ルリコノハドリもカザリオウチュウも何処かへ行ってしまったようだ。

一度プールサイドまで戻り、ぐるっと見渡すと、遠くの枯れ木のてっ

ぺんにブッポウソウが止まっているのを見つけた。

でもやっぱり逆光で色が出ない。

それにしても今回は最後まで逆光に悩まされたな〜

他に鳥といえば、プールの上を飛び交うツバメくらいだ。

今日の鳥撮りもここら辺で終わりかな、と思っていると、アリノくんが、「すっごいオ大きいのが

いるよ!」と呼びに来てくれた。

またまたついていくと、今度は1.5m位ありそうなオオトカゲだった。たしかにでっかいなあ。

べろを出してのっそり歩いてる姿は、コモドオオトカゲを彷彿させる。

一通り撮った後、アリノくんに、もう明日帰るから、いろいろありがとうとお礼を言って分かれ、部屋に向かう。

楽しかったけどもう明日は帰らなきゃならないのか。いやだな〜

そんなことを考えながら歩いていてふと覗き込んだ藪のなかに、テニスボールくらいのコウモリがぶら下がっていた。

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