ビール片手にベランダへでると、たいきとかみさんは一足先に風呂か ら上がり涼んでいた。 この気分のいいデッキも今日で最後だと思うとホント名残惜しい。 前半のホテルでゴキブリに囲まれて暮らしていたのがはるか昔のよう だ。今度ランカウイに来るとしたら、またここに泊まりたいもんだ。 今日はサルはいないな〜と思っていると、海沿いの木がガサガサ
このサルは人間とある程度距離を保っているようで、カニクイザルのように ずうずうしく餌をねだってこっちまでやってくることもない。 ちゃんと野生を持っているようで、なんか好ましいやつだ。 右手の山のほうへ、サイチョウの群れが飛んでいくのが見える。
さて、今日の晩御飯はどうしようかな〜。 いろいろ話し合った結果、最後の晩ぐらいパーッとやろうか、ってことになり、 鉄板焼きに決定。やった〜 早速電話で予約を入れて準備完了。
うか、と言うことになり部屋を出た。 日の暮れてきた浜辺にでると、夕焼けがとっても綺麗だった。 この夕日も見納めか〜 さびしいよ〜 そのままビーチ沿いにプールまでのんびり歩き、初日に入った日本料理の店に 入る。 入り口を入って右に行くと初日に入った日本料理店、左の暖簾をくぐると鉄板焼きコーナーになっている。 店のおねえさんに案内され、席についてまずはビールを注文。 そしてビールと一緒に運ばれてきたメニューを見ると！！！！！！！！ なんかメッチャ高いんですけど〜 コースは3つのみ、で日本円で1人前12000円ちょっとってトコデスカ〜！！！ 日本でもそんな高い料理食べたことありません〜 すでにお絞りで顔とか拭いちゃってるし、いまさら逃げるわけにも行かないし、ここは腹をくくって注文するしかない。 清水の舞台から飛び降りたつもりで和牛コースとシーフードコースを頼んだのだった。 たいきはなぜかネギトロ巻きが食べたい〜というのでそれも注文。 まあこうなったら美味しいお食事を楽しむしかないでしょ。 まず運ばれてきたお刺身をつまんでいると、隣の席に年配の外国人ご一行がやってきて、うちらと同じメニューを注文 し、運ばれてきたお刺身と格闘し始めたので、わさびの使い方など教えてあげたら仲良くなって、お食事中ずっと相手を してくれて楽しい時間をすごせた。 皆さんフランスの方で、フランス人はワインばっかり飲むのかと思ってたのだが、隣のおじさんはビール好きだった。 料理はお刺身のあとシェフが登場して目の前の鉄板で肉を焼くと言うスタイル。 肉やイセエビを鮮やかな手さばきで焼いてくれる。 久しぶりの分厚い牛肉、やわらかくって美味しいな〜 エビもマヨネーズに絡めてくれて、これがまた美味い。やっぱ高いだけのことはあるよ。 焼いていたのは現地の人だったのだが、料理が進んでいくと日本人シェフが挨拶にきてくれて、やランカウイに来たいき さつや、ここでの暮らしについてなど、興味深い話をいっぱい聞かせてくれた。
ダウン。いきなり爆睡してしまった。やっぱプール入りすぎだよ。 その後、最後のフルーツまで来たあたりで店のおねえさんがやってきて、シェフがスペシャル デザートをプレゼントしたいそうなのだが、という。 でもたいきももう寝ちゃってるしな〜 そこで、「もしまだ作ってなかったら、せっかくだけど子供も寝ちゃったので今回は遠慮しておき ます、シェフにくれぐれもよろしく。」と伝えると、おねえさんはOKといって下がっていった。 その後食後のコーヒーを飲みながらフランスのおじさんとしゃべっていると、さっきのおねえさんがかみさんのところに来 てなんか耳打ちをしている。 フランスおじさんとの話の切れ間に「なんていってたの？」と聞くと、なんだか良くわからないという。だってOKOK!って やってたじゃん。というと、「なんかシェフがもう作っちゃってるからもうちょっと待ってて見たいな事を言ってたような気が する」という。 それじゃ帰るに帰れないよな〜。 でもコーヒーのお変わりを飲み干してもスペシャルデザートは出てこない。 かみさんにほんとにそんなこと言ってたのかともう一度聞くと、どうもあやふやだ。 仕方ないのでさっきのおねえさんを捕まえて、かみさんになんて言ってたのかもう一度教えてもらうと、デザートは時間が かかるから今回はやめにしておきましょう、と言うことだったらしい。全然違うじゃん。 というわけで、こんばんもまた眠っているたいきをたたき起こし、お店の前でフランスチームと別れ部屋に戻った。 今晩の食費総額30000円+・・・・ |
鳥撮りを終え部屋に戻り、一風呂浴びてさっぱりしてから今日も
揺れて、カニクイザルではなくマカクが現れた。
だんだん日も傾いてきた。
それじゃ、散歩がてら、そろそろ出発しよ
日本人シェフが厨房に戻り、料理が締めのガーリックライスに入ったあたりで、たいき突然の