2007年1月1日〜1月8日 クラビサバイバル?


2007年1月3日 今日はプール浸り

 今日は朝ごはんにちゃんと20DとサンヨンISを持っていき、ラグーン側に席を取る。
するとやはり今朝もハイビスカスにチャノドコバシタイヨウチョウがやってきた。珍しい鳥ではないけど、ノドの金属光沢がなんとも綺麗だ。

 チャノドコバシタイヨウチョウを眺め(撮り)ゆっくりと朝ごはんを食べながら今日の予定を相談すると、たいきの希望はもちろん「プールプール!」かみさんはスパに行きたいらしい。

 昨日の街行きで疲れてたし、明日このホテルをチェックアウトしたら今回の旅行ではもうリゾート気分は味わえなさそうな予感もするしなあ。
鳥撮りは明日のKNCでたっぷりできるだろうし、このホテルの敷地でも出来ない事はないし。というわけで今日は一日プールサイドでゆっくりする事に決定。

 部屋に戻って仕度を済ませるとプールサイドへ向かい、今日も昨日と同じあたりにベースキャンプを作ってたいきは早速プール浸り開始。
 僕もしばらく付き合ってプールで遊んでいたが、いい加減寒くなってきたのでかみさんと交代してもらう。

サマーベットに横たわってヤシの木を見上げながら日差しを浴びていると、リゾートに来たな〜って実感する。
気持ちよくウツラウツラしていると、ラグーンの方から聞きなれた「チィ〜」と言う声が聞こえてきた。でもここは日本じゃないから、カワセミじゃなくてもしかしてルリカワセミ?!こうなったらゆっくり寝てなんていられない。

 このラグーンにはカヌーが置いてあって、プールバーの人に聞いたら勝手に乗っていいらしい。早速カヌーに乗り込み、声のしたあたりを目指して漕いで行くとカワセミらしき鳥を発見。
20Dとサンヨンでチェックしてみたら普通のカワセミだった。残念。
でも考えてみれば泊まっているホテルの庭でカワセミが見られるんだから贅沢な話かもしれないなあ。
しかしこのカワセミ警戒心がやたらと強く、サンヨンじゃ豆粒くらいにしか写らない。もうちょっと距離を詰めようとしたら、桟橋の方へ飛んでいってしまった。
まあ普通のカワセミだからいいか。

 炎天下の下カヌーを漕いで汗だくになってしまったのでプールに入ってひと泳ぎしようとプールサイドに戻ると、かみさんはサマーベッドで本を読みながらなんか飲んでいる。ここの所お気に入りのピナコラーダだ。
一人でずるいぞ〜。僕もSINGHAを頼んで対抗しなきゃ。ところでたいきはどうしたんだ?

 かみさんが指差すプールのほうを見てみると、昨日覚えた水中ジャンプ前進呼吸で動き回ったり、中国系と思われる子供と一緒に滑り台をやったりと勝手に遊んでいるたいき発見。
あの子とは多分絶対言葉は通じていないと思うのだが、それでも何とか意思の疎通をしているようで、一緒に仲良く遊んでいる。子供はすごいねえ。

しばらくビールを飲みながら遊んでいるたいき達を眺めていたのだが、さすがに午前中ずっと水中に入り浸りじゃ風邪をひいちゃうと思いプールから出るように言うと、たいきもさすがに疲れたようで、おとなしく水から上がってきた。

 そろそろ小腹も減ってきたし昼ごはんを頼むとしよう。かみさんがプールサイドバーに注文にいき、さっそく2杯目のSINGHAとピナコラーダ、コーラがやってきた。プールサイドで飲みながらのんびりして、周りには鳥がいて、極楽だなあ

 料理を待っている間「退屈だからまたプールに入りたい」というたいきの気をそらすべく、一緒に陸上探検をすることにして朝ごはんを食べたレストランのあたりに行って見ると、またチャノドコバシタイヨウチョウがいた。順光の中、近くで見るこの鳥はホントにきれいだ。池のほとりを良く探すとハゼのような小魚や、とても綺麗な青色のイトトンボがいたりしてなかなか面白い。

肝心のたいきはあまり興味がないようなので、料理ができたかな〜というころを見計らってベースキャンプに戻り、既に来ていたフライドポテトやサンドウィッチでお昼ごはん。こういうシチュエーションで食べるご飯は美味しいなあ。
たいきもジュースを飲みながらフライドポテトをほおばって幸せそうだ。

お腹もいっぱいになったところで腹ごなしにたいきと2人でカヌーに乗りに行く。
たいきは落っこちそうな気配ありありなのでライフジャケットを着せてラグーンへ漕ぎ出した。水面を掠めるようにツバメが水を飲んでいる。

またカワセミの声が聞こえてきたので、そっちの方に行ってみると浮かんでいるブイの上にさっきのと同じ固体と思われるカワセミが止まっているのを一瞬見ることができた。たいきにも「カワセミ見えた?」と聞くと「うん見えた見えた!カワセミいたね〜」と少し濃い反応をしてくれたのでちょっと嬉しい(^^;

カヌーがとても気持ちよかったので一度陸に上がり、ママも呼んできて3人でカナディアンカヌーに乗り込み再び出発。

ラグーンをぐるっと回っていると、対岸に双眼鏡を下げたおじさん発見。
カヌーでおじさんのところまで乗り付けて鳥を見てるのか聞いてみるとそうだとのこと。仲間発見だ。

このおじさん、トーマスさんと言ってアラスカから来てもう2週間タイにいるそうだ。さすが外国人はスケールが違うなあ。Mr.Yotinの事を聞いてみると、トーマスさんもガイドを頼もうと思ったのだけれど、やはり予約がいっぱいでダメだったそうだ。Mr.Yotinほんとに大人気なんだなあ。

KNCにもついこの間まで行っていたと言うので様子を聞くと、森の中が乾燥していて鳥はほとんど見られなかったらしい。なんかやな予感・・・

泊まっているのはクラビタウンで、このホテルにはバードウォッチングのために来たらしい。
やっぱりこのホテルの庭も有名鳥見スポットなんだな。
たいきとかみさんも乗ってたし、あまり引き止めてお邪魔してもいけないので、桟橋のところでチャバネコが見られるかも知れませんよ〜と教えてあげてプールサイドに戻り、またたいきはプール遊びを再開。

僕はホントはトーマスさんとバードウォッチングをしたかったのだが、それが思いっきり態度に出ていたのか、かみさんが「行ってきていいよ」とお許しをくれたので、大喜びでサンヨンISの付いた20Dを持ってトーマスさんがいるであろう桟橋へ向かった。

途中ラグーンのほとりで佇む冬羽のアカガシラサギを発見。でもすぐに飛ばれる。

ラグーンから桟橋へ向かう道を歩いていると草むらからガサゴソ音が聞こえてきた。
音の方を探すと、全長30cmくらいのアガマ系トカゲが枝につかまってじっとしている。
近づいても逃げないのでファインダーいっぱいに撮った後、さらに顔のアップもとろうかとさらに一歩踏み込むと、目にも留まらぬ速さで藪の中を走って逃げていってしまった。

浮き桟橋に着くとやはりトーマスさんがいたので、チャバネコウハシの声を聞きながら(姿は見えそうもない)しばらくお話をした。クラビタウンのボートでのバードウォッチングガイドで有名なMr.Daiのガイドはしてもらったらしい。僕もロングテールボートをチャーターしたいんだけど、と聞くと町まで行けばすぐつかまるよ、と言う。やっぱ昨日何とかしておけばよかったなあ。彼はこのあとバンコクからチェンマイを回るそうだ。すごい行動力。

しばらく鳥がいないかと川を見渡していたが、遠くにアカガシラサギがいたくらいだったので、メールアドレスの交換をしてトーマスさんは街に帰っていった。

 僕もせっかく撮るんだったらロクヨンを持ってきたかったので、一度部屋に戻りフル装備で桟橋へ戻る。
今朝ヤマショウビンがいた辺りをじっくり見ていると、ふたたびヤマショウビン出現。しかしいかんせん距離が遠すぎだ。
あ〜あ、ボートさえあればもっと近くへ寄れるのに〜
しばらくするともうちょっと近くのマングローブにチャバネコがやってきた。
枝かぶりはないけれどロクヨンじゃたいした大きさにはならない。
チャバネコはしばらくじっとしててくれたので、デジスコに切り替えてやっと何とか1枚 チャバネコだとはっきりわかる画像が撮れた。しかしCP4300じゃとてもプリントする気にはなれない画質で、去年のランカウイから比べたらまだまだだなあ。

そのうち下流から爆音と共にロングテールボートがやってきてチャバネコ飛んでいってしまった。

 そのロングテールボートは浮き桟橋に接岸した。乗っていたのはお客さんと思われる白人カップルとガイドらしきタイの人。 もしやこれはチャンスかも!と思い、料金を支払って降りてきたお客さんに話しかけるとこのホテルの宿泊客で、昨日今日とこの人たちにガイドしてもらって観光リバーツアーをしていたそうだ。

 「川からバードウォッチングをしたいのだが、ロングテールボートの手配ができなくて・・・」と事情を話すと、カップルの男性が「僕らはもう今日でリバークルーズはおしまいだから、この人たちに連れてってもらえば?良いクルーだよ」と言ってくれた。
そこでボートのクルーにバードウォッチングのためにボートチャーターできないか聞くとOKだという。ヤッタ〜!
値段は1000バーツだそうだ、日本円で3000円ならまあいいだろう。
それじゃ明日の朝7時にここに来てくれるよう頼むと判ったと言う。おお〜リバークルーズできるぞ〜!

 お客さんカップルの女性の方も僕のつたない英語に助け舟を出してくれ、ボートクルーに「明日朝7時ここだからね!」と腕時計を指差しながら何度も念を押してくれた。いい人たちだ。
もう一度クルーに集合時間を確認すると、「また明日!」と言ってボートは再び爆音とともに街に帰っていった。

 というわけでマングローブの川を指を咥えて見ているだけ、と言う事態は避けられ、何とかリバークルーズができる事になった。嬉しいよ。 意気揚々と部屋に戻り、ひーことたいきに顛末を話すと二人も来ると言う。それじゃ明日はみんなで早起きしなくちゃね!なんか楽しくなってきたぞ〜

 マリタイム最後の晩御飯は、少し高かったけど奮発してガーデンビュッフェで頂く事にした。明日のモラコットの事を考えたらちょっとくらい贅沢してもバチは当たらないだろう。やっぱ熱帯の食事は外で食べるのが気持ちいいよな。

 食べ物コーナーではロースとビーフを切り分けてくれたり、好きな材料を指定するとその場で炒め物を作ってくれたりした。

この炒め物を作ってもらっている時、風下&近くにいすぎたようで、あまりの激しいファイヤーに一瞬目の前が真っ赤になってまつ毛がちょっと焦げてしまった。作っているおじさんもこっちを見てちょっと「ヤバ」って顔してたから危険だったかも(汗)

 でもこの炒め物、馴染み深いラーメン屋の野菜炒め風の味で、ここのところエスニックな食事が続いていせいかと〜っても美味しかった。思わずお代わりしちゃったくらいだ。SINGHAもいっぱいいただき、お腹もいっぱい。リバークルーズも決定して幸せな気分だ。

それじゃ明日に備えて早めに寝よう。

 

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