2007年１月6日　　象に乗ったゾ〜

　それらしい場所を探しながら来た道を戻っていくと、一見地元の食堂のような象乗り屋？をみつけた。これじゃ見落としてもしょうがないかも。バイクを道端に止めてお店に入り、象に乗りたいのだがとたのむと洞窟探検とセットのコースを進められた。このパターンってランタ島じゃオーソドックスなのかなあ。でも今からじゃ昼ごはんを食べるタイミングを逃しそうなので、最初の計画通り象乗り１時間コースにしておく。
　たいきが「のどが渇いた〜」とうるさいので何か飲むものがないか聞くと、冷蔵庫からよく冷えたミネラルウォーターを持ってきてくれた、これはサービスだというのでありがたく頂戴する。
しばらく店の前に生えている草にやってくるスジクロカバマダラを撮影したりミネラルウォーターでノドを潤したりしているうちにうちらの乗る象の準備ができたようで、お店の人が呼びにきた。
出発用プラットフォームに行くと今回お世話になる象さんが象使いのお兄さんと一緒に待っていた。恐る恐る象にまたがって出発〜

前にみんなで象に乗ったのはたいきがまだ２歳の時だったっけ。あの時はちょうどお昼寝タイムと重なってしまい、たいきは象に乗っている間中ず〜っと眠っていたので事実上今回が初象だ。最初はキャーキャー騒いでビビッていたがすぐに慣れたようで、なんだか楽しそうにしている。象の上に置かれた座席は三人で乗るとかなり狭いけど、この席象の動きと一緒にかなり傾くのでこれくらいぎちぎちの方が落っこちなくていいかもしれない。象の上は中々スリリングなのだ。

象はゴム林の中のなだらかな斜面をゆっくりと登っていく。途中ゴムの樹液からゴムの板を作る小屋とかがあったりして中ではちゃんと人が作業をしていた。この小屋のところでデジカメを持った兄さんが「はーい、こっち向いて〜」と言って撮影をしてくれる。象トレッキングが終わる頃にはプリントアウトができていて買わされるんだよな。

斜面を登りきると象から降りる用のプラットフォームがあり、先行していた白人のグループはここで降りていた。洞窟探検のツアーはここから歩いて先に進むらしい。うちらは象乗りだけなのでここでは降りずＵターン。なんだか１時間コースだとちょっと時間をもてあましちゃうのか、象使いの兄さんはここら辺で所在無げにウロウロしているのでそれじゃと思いカメラを渡すと記念撮影をしてくれた。ここで撮ってくれちゃったらさっきのカメラマンの写真買わなくてもいいじゃん。なんかこんなところが素朴でいいかんじだ。

帰り道は来る時と違うコースだった。ゴム林から脇にそれ、天然のジャングルっぽい道を進む。きれいなチョウが飛んでいたりしていい雰囲気だ。こういうところをトレッキングしたかったんだよ。そのうち小川に突き当たると象はなんだか暑いらしく、水を飲み始めた。と、そのうち鼻で吸い上げた水を「パオ〜」っと吹き上げ水浴びを始めた。こっちはもうびっくり。ビショビショになっちゃうよ〜、ところが水はギリギリのところでこっちにかからない。この象中々芸達者だ（＾＾）
その後象は川の中を下っていった。
時折木の下をくぐるようにして、上に乗っているうちらに枝がぶつかるかぶつからないかの微妙なところを通ってくれて、そのたびにみんなキャーキャー喜んでいた。

川を下りきるとヤシの木畑の中をくぐり抜け、行きの単調な登りとはえらい違いの楽しいトレッキングを終えて、無事にプラットフォームに戻ってこれた。
象を降りる前に象使いの兄さんにもう一枚、記念撮影をしてもらい。トレッキング終了。象さんご苦労さん、なかなか楽しかったよ〜

すっかり良くなった天気の元、太陽に照らされ続けたので象から降りると喉がカラカラだ。待合室のテーブルでミネラルウォーターを飲みながら一休みしていると、お店のおじさんがスイカをくれた。たいきは大好物なので２切れ３切れと頬張っていた。きっとお腹もすいたんだろう。
　さっきカメラマンに兄さんが撮ってプリントアウトした写真をに売りに来たので、それを買わせていただき、再びバイクにまたがって象乗り屋を後にした。

ちょっと走るとホテルに併設された綺麗目のレストランがあったので、ここでお昼後にする。
食べものとシンハビールを注文して一休み。喉が乾いてたからビールがなおさら美味いなあ。

レストランの隣は空き地になっていて、席から眺めていると結構色んな蝶が飛んでいる。
なかでも黒字に蛍光ブルーの綺麗な蝶がとても気になる。食事が来るのを待つ間、空き地の中に入っていって何とか撮影。リュウキュウムラサキのようだ。
一応証拠写真も撮れたので席に戻る。蝶を追っかけまわしてたら喉が乾いてしまったので、バイクの運転は以降ひーこに任せる事にしてシンハをもう１杯。うまいなあ・・・　
しばらくすると料理が運ばれてきた。ひーこは肉団子入りのスープ、たいきはスパゲッティボロネーゼ、僕はパッタイだ。ここのパッタイは細めの麺を使っていたが、味はあのなんともいえない甘辛味。この味好きなんだよな。ひーこはここのところスープ系ばっかり食べているが、あんなんでお腹膨れるのかなあ。たいきは頼んだボロネーゼをさっきのスイカが効いてる様で半分位残しちゃったので残りを頂いたが、ちゃんとしたイタリアンの味でとっても美味しかった。

腹ごしらえもできたところで午後からはたいきが楽しみにしてた洞窟探検に行く事にする。地図を眺めながらマイカオケーブと言う洞窟の場所をチェック。朝通った峠道を登る手前にこの洞窟へ入る道があるらしいが記憶にないなあ。
まあとりあえず行ってみるか。