2007年7月16日 今年もアカ様パラダイス

　せっかく自然がいっぱいの北部まで来てるんだから宿周りで鳥撮りできれば言う事が無いのだが、去年のお気に入りの木にアカショウビンが来ていないとなると、ここら辺でウロウロしててもアカ様が撮れる確立はかなり低いだろう。
　西表島で全然ダメだった分をこちらで取り返すつもりなので、ちょっと焦ってもいる。

　他に確実にアカ様が見られる場所となると毎年良い思いをしてるいつものポイントだが、３０分以上かけてわざわざ街のほうまで戻るってのもなんだかなあ・・・　しかしやはりアカ様の魅力には勝てず、早朝の道を街に向かって車を飛ばすことにした。

　現地に着き去年のヒナショウビンのポイントに差し掛かると、今朝もアカ様の声が聞こえてきた、と思ったら早速良い所に止まってくれる。しかしまだSSは1桁台。撮っては見たもののブレブレだ。

しかしその後もアカ様は結構頻繁に姿を見せてくれる。
　前方の木にアカ様が止まったのでいい位置に車を止め、エンジンを切りそーっと車から降りる。車に隠れるようにしてルーフの上に三脚座を乗せ、ボディーとルーフの間には手を入れて固定しシャッターを切る。今まで色々やってみたがこれが一番ぶれない率が高い撮りかただ。

　ここでまずは1枚まともなのが撮れたので一安心。ロクヨン+Mk2でちゃんとアカ様を撮ったのは今回これが初めてだよ。

　その後も車をゆっくり走らせながらアカ様を探し、外に出られそうなら外に出て、無理そうなら窓やミラーにレンズを載せて車の中から撮る、と言うスタイルで撮影を続け、何度かアカ様を撮る事が出来た。しかしアカショウビンってのは何度撮ってもドキドキするなあ。

時折地面に降りて餌をとっているのでトビモノも狙ってみるがうまいこと流せない。これだけ明るければなんとかなりそうなもんだけど・・・実力不足だ。

そのうち車の中から撮るだけじゃ物足りなくなってきたので、よくキョロっているあたりで車から降り、三脚にレンズをセットして声の方へ近づいていく。

木々の間を透かし見るとキョロっているアカ様をさがす。しかしあんな真っ赤なのに、木々の間にいると周りの緑に溶け込んで中々見つけられない。不思議なもんだ。

それでも何度かキョロっている姿を見つけ、撮ることができて大満足。やっぱ足で探して三脚を立てて撮影したほうが、車の中から撮るより「撮った」満足度がはるかに高い。

　アカ様をたっぷり堪能する事ができて、今日はもうお腹いっぱいだ。
この朝だけで西表島4日間なんて足元にも及ばないアカ様パラダイスを味わえたので、わざわざこっちまで出てきて正解だった。明日はダイビングであわただしいけど、また来ちゃおうかな。

そしてこれが今回一番のお気に入り

これでちょっと気持ちにゆとりが出てきたぞ、良かった良かった。