2007年7月11日〜7月18日 いろんな意味で自然満喫 八重山2007


2007年7月17日 ジャングル川遊びでコノハチョウ発見!

 午前中に2本のダイブを終えると午後から3本目に行く人たちもいるのだが、うちらはもうこれで終了。なぜなら午後も潜るとなると昼のビールが飲めなくなるからだ。

 一度部屋に戻ってお風呂で潮気を洗い流し、さっぱりした所で昼ごはんだ。
今日のメニューは焼肉丼とワカメスープ。それにもちろんオリオン生。

 芝生の上のテーブルに食事をならべ、海を眺めながら照りつける日差しの下で飲む潜った後のこの一杯、も〜たまらなすぎっ!ほんとに至福の瞬間だ。一度こんなの味わっちゃうと、午後も潜ろうなんてもう絶対思えなくなってしまう。

 幸せなランチタイムを過ごし、部屋でちょっとお昼寝をしてから午後の予定について話し合ったのだが、たいきはもう絶対昨日の川に行きたいそうだ。
まあ揺れる船の上で辛い思いをしただろうから、ここはひとつたいき様の意見を通してあげる事にしよう。もしかして今度こそコノハチョウとかいるかもしれないしね。

 車で昨日の橋の所まで行き、駐車スペースから川に降りると今日も地元の子供達が水遊びをしていた。

     

 たいきもまだ乾いていない海パンにはきかえて天然のプールにはいり水の中に寝そべって喜んでいた。

 しばらくすると落差3mほどの滝の上から何かが落ちてきた。

 誰かが何か投げたのかな?子供に当たったら危ないなあ、と思ってみていたら、また何かが落ちてきた。小学生くらいの女の子だ。
まさかあんな高い所から飛び込むとは思えないので、足を滑らせて落ちちゃったのか!? しかし落ちてきた女の子は何事もなかったかのように滝をスルスルっと登っていき、また滑り台をすべるように滝の上から落ちてきた。もう一人、この子のお姉ちゃんらしい女の子に至っては、滝の上から助走をつけて思いっきりジャンプして、ストレートに滝つぼにダイブ! ワイルドだ〜〜

 たいきは最初、隅っこの方の1mくらいの岩から飛び込んでいたのだが、あまりにもレベルが違いすぎる。
 自分も負けじと滝を遡り始めるが、ドンくさいので途中で落っこちてしまい中々登れない。
するとさっきの姉妹のお姉ちゃんが上から手を引っ張りながら足をかける場所を教えてくれ、下で妹がたいきのおしりを持ち上げてくれ、なんとか滝上まで登らせてくれた。二人ともやさしいねえ。

 滝上まで登ったものの、びびって飛び込めないたいき。あの高さからじゃそりゃ僕だって飛び込めないよ・・・

 3人はすっかり仲良くなったようで、滝を登ったり岩の上を走り回ったり潜水競争をしたりして大はしゃぎして遊びまわっていた。たいきもやっぱり子供同士で遊べるのが楽しいんだろうな、おまけにライバル心も芽生えるらしく、なんどか滝飛び込みチャレンジにチャレンジしようとするのだが、あと一歩のところで飛び込めない。最後には女の子達のお父さんも手伝ってくれて、無事飛び込み、と言うか滑り落ち成功!

 あとでこのお父さんと話をしたら、20年前に東京から移住したんだそうだ。すっかりこっちの人だとばかり思っていた。
ずっとこんな環境で育っていたらたいきもたくましくなってもうちょっと痩せてただろうな。

 川遊びもたっぷり楽しんだので、遊んでくれたみんなにお礼を言って川から上がる。
たいきが着替えたりしてる間に駐車場脇の森に入って虫探し。いつものナナホシキンカメムシやリュウキュウミスジ、リュウキュウムラサキ、それに野底マーベーでも見かけた綺麗な蛾(キオビエダシャクというそうだ)も飛んでいた

ナナホシキンカメムシ キオビエダシャク リュウキュミスジ

 たいきの着替えも終わったので車に戻り、そろそろ出発しようかなんて言っているとき、ムラサキに輝く大型の蝶だ飛んできた。あ、あれはもしかしてコ・ノ・ハ・チョウ!?やっぱここにいたんだ〜!
蝶は森の中に入っていったので、慌てて後追う。

森の中には小道があり、たいきといっしょにくまなく探し回っていると、緑の葉っぱに不自然に枯葉がひっついているのを発見。これは・・・コノハチョウ!
そーっと近寄り証拠写真を一枚。やった〜コノハチョウゲットだ〜!ひーこを大声で呼んで、羽を開いてくれないかと眺めていたのだが、ずっと羽は閉じたままだ。


 その後ひーこも合流し一応家族全員コノハチョウを見ることができた。
 しかしそのあといきなり飛び立ったコノハチョウは森の中に消えて行き、結局その綺麗な表面を見ることはできなかった。ちょっと悔しいなあ。
 もしかしてもう1度チャンスがあるかもとしばらく待ってみたもののコノハチョウが再び現れる事はなく、新たな可能性を求めて他の林道にコノハチョウ探しに行ってみる事にした。

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