2008年2月9日〜2月17日 たいきバリ島ふたたび


2008年2月9日 バリは遠かった〜

 というわけで今回の冬遠征はバリ島になったわけだが、出発の日は夕方から雪の予報が出ていた。
 最近飛行機運に見放され気味もORAT家は無事にバリにたどり着けるのだろうか、ちょっと心配。

 今回は関空経由と言う事でまずは羽田空港へ向かう。海外旅行で成田に行かないってのもなんか気が抜けるなあ。
 羽田で軽くお昼ごはんを食べてから1時間ほどのフライトで関空に到着した。

 羽田で見たニュースでは大雪の大阪の映像が流れていてかなり心配していたのだが関空は雨。これなら普通に飛行機飛んでくれそうだ。デンパサール行きの飛行機の出発までは3時間程待たなくてはならない。なんだかこのあとまだ7時間も飛行機に乗らなきゃならないのかと思うと気がめいる。

 荷物は羽田からそのまま預けっぱなしで大丈夫なので、関空では出国手続きだけ済ませた。
 さてこのさき何して出発までの時間をつぶそう。まだ先が長いと思うとあんまり飲む気にもなれないし、ごはん飛行機でも出るだろうからなあ。仕方ないので閑散とした待合室に行き、たいきはDSのポケモン、僕はこの日のために買っておいたPSPのファイナルファンタジーTでもやることにした。暇つぶしはRPGに限る。

 そしてふと気がつくとデンパサール行きの便の最終搭乗案内のアナウンスが流れていた。ゲームやってると時間がたつのが早いなあ。飛行機に乗る前にトイレに行っといて、とか悠長な事をやっていたら「デンパサール行きの飛行機でご出発のORATさま!」と固有名詞付きアナウンスまで流れてしまったので大慌てで搭乗口に走る。またやっちゃったよ。

 結局うちらが最後の乗客だったようで、肩身の狭い思いをしながら席に付き、飛行機はうちらのせいで(大汗)定刻より少し遅れて無事関空を飛び立った。
 

羽田空港 関空に到着 ゲームやりすぎに注意

 飛行機が水平飛行に入るとおまちかね機内食の時間だ。メニューの内容は普通だけどさすが日本の航空会社だけありサービスはなかなかのものだ。
 マレーシア航空とかだとビールのお代わりなんてこちらから強くお願いしないと中々持ってきてくれないのに、CAのお姉さんがわざわざ「お代わり如何ですか」と聞きにきてくれるのだ。おまけに4本目でも嫌な顔しないし。さすがJALだねえ。

子供用機内食 大人用機内食 大人用シンハビール

 この飛行機には個人用モニターがついていたので、食後はゲームをやったり映画を見たり眠ったりと色々やることがあってそれほど退屈しなかったのだが、なにせずっ〜と座りっぱなしなのでおしりが痛くなってくる。こういうときまだまだ小さいたいきは座席を広く使えて羨ましいよ、と思いながらたいきの寝姿を見てみると結構窮屈そう・・・もう全然小さくないや(^^;
 前回のバリの時は座席前につけたベビーコットの中で寝ていたんだからずいぶんでかくなったもんだ。

 そして辛い機内生活を乗り越え、現地時間の午後11時半にやっとこさデンパサール到着。家を出てから計12時間以上、遠かった〜。

 飛行機から空港に入るとムワっと湿気がまとわり着いてくる。ん〜たまらんねえ。また南国へ来たんだなあ。なんて感慨にふけっているわけにも行かない。事前にRICKさんに受けたレクチャーによると、まず入国ビザを買って、それからイミグレーションに並ぶんだそうだが、イミグレーションの係りの人の仕事が丁寧と言うかのんびりしていると言うか、とにかく中々進まないらしいので、手分けして僕がイミグレーションの列に並び、ひーこが入国ビザを購入しに行った。

 この入国ビザの値段が微妙で7日まで一人10ドル、それ以上だと25ドルかかると言う。うちらは8日間滞在するので25ドル。3人だから45ドル余計にかかるんだよなあ。しかも時刻はもうあとちょっとで明日だ。数分違いでもったいない・・・でもイミグレーションでもめるのも困るので、ここはおとなしく25ドル払うことにした。

 そしてさんざん待たされイミグレーションの係官の所に行くと新たな試練が待っていた。
 彼は時計を指差しながら「もう12時過ぎてるから滞在は7日になるでしょう。だから入国ビザは10ドルの方で良いよ」なんてことを言っている。親切で言ってくれてるんだろうが、うちらの後ろにはさんざん待たされ殺気立ってきた入国審査を待つ人の列が・・・むしろこのままこのビザで通してくれた方がありがたいんですが・・・
でも係官はそんなことお構いなし。「もったいないからビザ売り場に行って払い戻してもらっておいで」とひたすら親切。これじゃ列が進まないのもうなづけるわなあ。

 このままじゃ通してくれそうもないので僕がビザ売り場まで行くことにする。
 ビザ売りのオッちゃんに事情を話したのだが、なんか明らかに疑惑の目を向けてきたぞ。
 時計を指差して「今もう10日でしょ、で16日の飛行機で帰るんだよ〜。だから7日分でいいんでしょう!」と必死で説明すると、「じゃあ最初いくら払ったんだ!」とかなり高圧的に聞いてくる。「25ドルが3人だから75ドル!」と算数の授業のような答えを返すとこっちの目を睨みながら「sure?」というのでこっちも目をそむけずに「Yes! sure!」と返す。そんなやり取りを何度も繰りかえした挙句、「しょうがねえなあ」ってかんじでシブシブ10ドルのビサとお釣り45ドル分をルピアで渡してくれた。あ〜づがれだ〜

 新たなビザと思いがけず手に入れたルピアを握り締めイミグレーションのお兄さんの所に戻ると、なぜか鼻血を出したらしくティッシュを鼻に詰めたたいきとひーこが端っこで待っていた。
 係官にビザを渡すとこんどはあっさりスタンプを押してくれ、やっとインドネシアに入国!
荷物はすでにターンテーブルの脇に下ろされていたので、噂の偽ポーターに捕まる前に荷物を持ってさっさと外に出る。到着ロビーにはORAT家の名前の看板を持ったアグンラカのお迎えのお兄さんが待っていてくれて、荷物を車に積み込んでやっと人心地ついた。

 デンパサールの空港からウブドまでは車で1時間ほどかかる。途中コンビニに寄ってもらってビールやジュースを買い込んだりしていたら、やっぱりアグンラカバンガローに着いたのは午前2時を過ぎていた。あした早起きできるかなあ。

 部屋の説明を受けたあと、たいきとオープンエアのバスルームで一風呂浴びて旅の汚れを洗い落とし、風呂上りにビンタンを飲んでほっと一息。この部屋にはクーラーはないけれど、良い風が吹き込んできて気持ちいい。目の前は田んぼのようで、カエルの声が賑やかだ。
 そして蚊帳のつるされたお姫様ベットに入るとあっという間に爆睡してしまった。

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