2008年2月9日〜2月17日 たいきバリ島ふたたび


2008年2月11日 再会!ジャワショウビン

 翌朝まだ暗いうちに目を覚まし、準備万端整えて6時半にフロントに行くとケトゥさんはもう来ていた。
早速車に乗り込み出発。ジャワショウビン見られるかなあと聞くと大丈夫!と自信満々だ。
 ジャワショウビンのバリ名というのを教えてもらうと「テンケッ」と「タンカッ」の中間位の発音のようだ。
これでショウビン系に関しては日本語、英語、タイ語に続き4ヶ国語を制覇だな(^^;

 車はウブドの街中を通り過ぎ、チャンプアン橋の手前の路地に入って止まった。周りは住宅街だったので、ケトゥさんの事務所にでも寄るのかな、と思ったらここが目的地らしい。え〜こんなとこにジャワショウいるの〜?
半信半疑でケトゥさんの後について家と家の間を歩いていくと民家の裏が田んぼになっていた。

田んぼの中の畦道を歩き始めて数分後、ケトゥさんが「ほら、あそこにいますね〜」と田んぼの中を指差す。
え〜どこどこ?わかんないよ〜〜〜(大汗)

しかし説明をしてもらうとほんとだ、田んぼに刺さった竿の先に黒い物体が・・・。しかしこんなあっさり見れちゃって良いのかなあ。

 見られたのはうれしいのだが、距離が遠かったのと朝日の激しい逆光でいまいちよく色がわからない。ボディーをデジスコに取り替えたがやっぱりダメ。もうちょっとなんとかならないかと回り込むが厳しい状況だ。

 ジャワショウビンは時折田んぼに降りて餌をとったり民家の屋根に飛び移ったりしていたが、しばらくすると「キョロッ キョロッ」っと言う声と供に飛び去っていった。

 田んぼの中の畦道をすすんでいくと、上から次々とバイクに乗った人が降りてくる。そろそろ通勤時間かな。
この人たちはケトゥさんの知り合いのようで、みんなバイクを止めてしばらく立ち話をしていく。バリ語なので何言っているんだかよくわからないが、「テンケッ(ジャワショウビンのバリ名)」って言葉が出てくるのでジャワショウビン情報も仕入れてくれいているようだ。

歩きながらケトゥさんといろいろ話をする。
この道沿いはこんなふうに人通りが多いので、ここのジャワショウビンは比較的人馴れしているそうだ。でもやっぱり三脚は鉄砲に見えるからジャワショウビンが警戒するらしい。

 RICKさんの噂どおりジャワショウはほんとに美味しくて、最近まで鉄砲で撃たれて食べられていたそうだ。一方ナンヨウショウビンは不味いらしい。どこにに味の差が出てくるんだろう?。だいたい食べるんだったらそこら辺にいくらでもいるかの小波渡を食べれば良いのにね〜、と言ったら「ハトも美味しいよ」といっていた(^^;

「アグンラカの裏の田んぼにはジャワショウビンはいないのかな?」と聞くと、あそこらへんの田んぼは稲が伸びてきて餌が見つけづらいので、今はあまりいないそうだ。そういえばここらへんの田んぼはまだ田植えしたばかりのようだ。確かにこっちの方が餌は見つけやすいよな。なるほど〜

 周りはいつの間にか一面の棚田になっていて、さっきまで民家の裏だったと言うのがウソのようだ。

 ケトゥさんはこれもRICKさんの噂どおりかなり目が良いようで、はるか彼方のジャワショウビンもよく見つけてくれる。

しかしいづれも距離があるので一眼では豆粒にしか写らない。デジスコシステム持ってきて良かったよ。
でもできることならやっぱり神3でとりたいよなあ。

でもジャワショウビンはとても警戒心が強く、それにいるのはいつも田んぼの中。なかなか近づくのは難しい。

ジャワショウビンが見られたのはこんな所

 日が昇るにつれジャワショウビンの出現率も低くなってくる。時折声が聞こえても、森の中で鳴いているので姿を見ることはできない。田んぼにも農作業をする人の姿が目立ち始めた。
ケトゥさんの話だと、朝の間田んぼで餌を採ったジャワショウビンは、昼間の間は森の中に隠れてしまうらしい。
 そんな中、やっと開けたところに出ていたジャワショウビンを発見。

 その後は時々鳴きながら飛んで行く姿は見かけたものの、この日のまともなジャワショウビンはこれが最後だった。

 田んぼをもうちょっと行くとケトゥさんの奥さんが勤めているというオーガニックレストランがあり、お茶でも飲んでいこうということでちょっと寄らせてもらう。

 このお店、ライステラスが見渡せる斜面の上に建ったなかなか景色の良いところだ。
ここに来るには今通ってきた畦道を登ってくるしかないので、普通の観光客はちょっと見つけられないだろう。

 のどが渇いていたのでレモンジンジャーのジュースを飲んでいると、バリ風バナナクレープがでてきた。
 部屋でみんながお腹をすかせて僕の帰りを待っていると思うとちょっと気が引けるけど、まあいいか。折角だから頂いちゃおう。モチモチとしていて甘酸っぱくてとっても美味しい。この酸味はバナナの味?それともシロップの味なのか。ナゾだがとっても好きな味だった。お米の粉で出来ていて、緑の色は蓮の葉っぱで付けているそうだ。

ケトゥさん バナナクレープ ジャワアカガシラサギ

 バナナクレープを食べおえてちょっとのんびりしていたらもう9時半。やべ〜、9時には戻るって言っておいたのに、いい加減みんな怒ってるかも・・・慌てて畦道を下る。
 帰り道ではもうジャワショウビンこそいなかったが、アマサギやジャワアカがシラサギはそこら中にいるのでついついシャッターを切りたくなってしまい、慌てた割にあまり時間短縮にはならなかった。

 結局宿に戻ったのは10時過ぎ、申し訳ない〜!と部屋に帰りつくと、みんなはすでにさっさと朝ご飯を食べ終えていて、テーブルの上には冷えたナシゴレンが1人前だけ残されており、たいきとひーこは僕が帰ってきたのも気付かずにオープンリビングでゴロゴロとゲームに熱中していた。とりあえず怒ってはいないようなので、居心地の良いアグンラカバンガローのオープンリビングに感謝しなくては。

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