2008年2月9日〜2月17日 たいきバリ島ふたたび


2008年2月12日 ムンジャンガン・バリタワー

 ゲートを抜けた車はモンスーンフォレストの道をゆっくり走っていく。リゾート内はダートの上、制限速度も20kmほどに制限されているらしい。
 森はすでに生き物の気配でいっぱいでじっとしていられない。
 窓を全開にしてサンヨン+テレコン付き40Dを構え臨戦態勢に入った直後、藪の中から「グエ〜ッ」と言う声が聞こえてきた。ちょっとナンヨウショウビンにも似ているかも。運転手さんに車を止めてもらい様子を伺うとなにやら動くものが。急いでファインダーにいれるとニワトリ??運転手さんも「Chikin」と言っているからニワトリなんだろうなあ。放し飼いにしているんだろうか。
そして森の中を10分ほど走ってやっとバリタワーが見えてきた。なんて広い敷地なんだろう。

 車から降りるとスタッフがにこやかに出迎えてくれた。
気持ち良さそうなレセプションが長旅の疲れを吹き飛ばしてくれる。
周りを見渡してまず目に入ってきたのが、ジャングルの谷に張り出すように作られたウッドデッキ。晩御飯をここで食べると星がよく見えてお勧めとのこと。あっ、そういえば昼ご飯を食べるの忘れてたなあ・・・
ウェルカムドリンクのスイカジュースを頂きながらロビーでチェックインを済ませたあと、バリタワーを案内してもらった。

 建築物の高さ制限があるバリバラット国立公園内では木造5階建てのバリタワーは一番高い建物で、自然の景観を壊さない配慮をするという条件で特別に許可を得て建てられたそうだ。

建物中央にある急な螺旋階段をヒヤヒヤしながら登っていく。4階のテラスまで出るとすばらしい景色が広がってた。
見渡す限りのモンスーンフォレストの先にはバリ海が広がり、さらにその先にはムンジャンガン島が浮かんでいる。
このテラスが一番のオススメポジションだろう。夜になるとジャワ島の明かりも見えるそうだ。

フロアは階が高くなるにつれて狭くなってゆき、一番上の5階はテーブル2台を置いたらいっぱいになってしまうくらいの広さだった。しかもなんかギシギシ揺れる感じがするなあ。さすが木造。
見晴らしはもちろん最高だけど、ここで酔っ払うと帰りの階段が怖いかも(^^;

案内してくれたスタッフに一番気になっていた「バードウォッチングがしたいんだけどガイドさんっているの?」というのをきくと手配できるという。開始時間などは特に決まっていないから、もし行きたいんだったら今日の夕方でも行けるらしいので、下見を兼ねて手配してもらった。歩いていくスタイルと、ダブルデッカーと呼ばれる2階建てのサファリカーで行くスタイルがあるらしいのだが、今日のところはひーこたちのご機嫌取りを兼ねてダブルデッカーて行くとしよう。なんか楽しくなってきたぞ〜

バリタワーてっぺんからの景色

 バリタワーから下りるとさっきからずっと待っててくれた車に再び乗り込み、うちらの泊まるモンスーンフォレストヴィラまで連れて行ってもらう。運転手さんに「鳥の撮影をしに来た」というと「じゃあバリスターリングが目的?」と聞かれたので「もちろんそれも見て見たい」と言うと、「きっと部屋の近くで見られるよ」と言ってニヤッと笑った。絶滅寸前のバリスターリング、果たしてそんな簡単に見られるのだろうか・・・

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