バリタワーから車で5分ほどでモンスーンフォレストヴィラに到着。いちいちレストランから車で移動しなくちゃならない広さって言うのもかなりすごいよな。
建物に入るとフロントがあり、ここでもチェックインの手続きをする。スタッフに「コンニチワ」と迎えられた。ただいま日本語勉強中だそうだ。
彼の名前はNega君。とってもフレンドリーで色々話しかけてくる。「TV(ティーヴィー)サラダって番組をしってる?前に取材に来たんだ」その名前、どこかで聞いた事あるなあ・・・ああ、テレビ朝日の「たびサラダ」の事か!たしかに音が似てるから間違えがちだ。「それなら前に見たことあるよ。あれを見てムンジャンガンもいいなと思ったんだよ」と言うと、あの番組の取材のあと日本人のお客さんが増えたんだそうで、それで彼も日本語を勉強しているんだそうだ、エライねえ。
日本語教えてネ、とお願いされたので、とりあえず「オツカレサマデス」というのを教えてあげた(^^;
話のついでに夕方からのバードウォッチングの手配がちゃんと入っているか聞くと「確認しておくから大丈夫d(^^)!」と中々頼りになりそうだ。
部屋に案内してもらい、荷物を広げほっと一息。プールを取り囲むようにして建てられた長屋風の部屋はアグン・ラカとは逆に近代的で、これはこれで快適そうだ。
ベッドの前にもかなりのスペースがあり、思ってたほど狭くなくてよかったよ。
バードウォッチングツアーのお迎えまで1時間ほどある。
おちついたところで冷蔵庫から冷えたビンタンを取り出し、部屋の前のサマーベッドに腰掛けてカンパ〜イ。
お腹が減ったので、ウエルカムフルーツの盛り合わせをお昼御飯にしちゃうことにした。
バナナをつまみにビンタンってのもなんだけど、とりあえずお腹は落ち着いた。
たいきは目の前がプールなのでじっとしていられず周りを探検開始。
部屋の前には温水のジャグジーがあるので湯船がなくても露天風呂気分が味わえそうだ。
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フルーツ盛り合わせ |
部屋の前のプール、手前にあるのが温水ジャグジー |
たいきジャグジー偵察中 |
僕はその間にちょっと鳥撮り。部屋の前の木の上で数羽の鳥が木の実を食べていたのでサンヨンを持ちだして正体を確かめるとムネアカゴシキドリだった。いきなりこんな派手な鳥が見られるとは、この先期待できそうだ。
と喜んだのもつかの間、いきなり激しい雨が降ってきた。まさに雨季のスコール!って感じであたりが煙ってしまうほどの大雨だ。これじゃバードウォッチングツアーは中止かな・・・
しかしこれまたスコールっぽく雨は5分ほどであっという間に止んでしまった。よかったよ〜
まだ出発までに時間があるので再び鳥撮り再開。
プールを挟んで反対側の建物の奥に大きなゲージが見えたので行ってみると、ゲージの屋根から白い鳥が飛び立った。まさか幻のバリスターリング?
ここでバリスターリングの解説をしておくと、正式な和名はカンムリシロムク。ムクドリの仲間で英名はBali
MynaもしくはBali
Sterling。うちらの滞在中、周りの人はバリスターリングと呼ぶ人が多かったし、どうも和名はしっくりこないので、本文中ではバリスターリングで行くことにする。
世界でもこのバリ島西部国立公園のみに生息する鳥で、観賞用としてとても人気があるため乱獲されてしまい、もはや純粋な野生の個体は世界で数羽のみといわれている、幻の鳥なのだ。
ゲージの中を覗いて見ると、中にはなんとバリスターリングが数羽飼われているじゃないか。ここでも飼っちゃってるの?いいのだろうか?運転手さんが言ってた「部屋の近くで見れる」ってこの事だっだのかな。
するとさっき飛んでいったのはここから逃げ出したやつか、それともここに飼われているバリマイナに惹かれてやってきた野性の個体か!?もしかしてまだそこら辺に居たりして、と思って探してみると、バードゲージの奥の木に白い鳥が止まっている。おお〜バリスターリングだ!もしかすると野生のやつって可能性もある!そしたら撮らないと一生後悔するかも、と思い、下草の露でびしょぬれになりながらも必死で近づき証拠写真を撮る。ん?なんか脚輪が付いてるな。と言う事はやっぱり脱走兵だったようだ。野生と言うより野良バリスターリングってとこだろうか。残念。でも金網越しじゃないのが撮れただけでも良かったかな。
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ゲージの中のバリスターリング |
野良バリスターリング |
※参考までにバリスターリングのwikipediaへのリンク載せときます(なぜか日本語ページにはリンクできませんでした)
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