2008年7月8日 黒島へ行こう!


 宿に戻るとひーこを拾い、そのまま近くのマクドナルドへ行って朝マックで朝ごはんにした。普段は朝マックなんて食べる機会がないから、うわさのマックグリドルにチャレンジ。う〜ん、微妙だ・・・

 とにかくお腹はいっぱいになったので部屋に戻り、黒島行きの支度をする。書斎のPCはネットにもつながっているので八重山観光や安栄観光のHPで船の出発時間を調べ、11時30分発の便に乗る事に決定。
ちょっと時間がギリギリだったが、頑張って車で離島桟橋を目指した。

 しかし時間ギリギリでたどり着いた離島桟橋前の駐車場はすでに満車・・・Orz
 他に駐車所も近くにはなさそうなので、仕方なく宿へ戻りタクシーを呼ぶ羽目になってしまった。
 ふたたび離島桟橋に連れて行ってもらったタクシーの運転手さんの話だと、もし離島桟橋前の駐車場を利用しようと思ったら、よっぽど朝早くに気合を入れて出かけないとだめだそうだ。それじゃORAT家は一生あの駐車場に止められそうもないな(^^;

 結局当初から1時間遅れの12時30分の船に乗る事になり、待ち時間の間にひーことたいきはお昼のお弁当を買いに出かけた。
 そして買ってきたのが1個50円というめちゃくちゃ安いオニギリ。ちゃんとハンバーグや卵焼きが乗っている沖縄スタイルのオニギリだ。いくら沖縄でも安すぎっ。まあ黒島に行っちゃったら売店や食堂なんてないかもしれないし、とにかく昼ごはんが確保できてよかったよ。
晴れ間の広がる空の下、そして黒島行きの高速船は出航した。

しかし港を出て竹富島を過ぎた頃からだんだん雲行きが怪しくなってきた。
彼方に見える西表島からは、ムクムクと黒い雲が湧き上がってきている。
あの下はきっと豪雨にちがいない。陸地のない海の上は晴れているんだけどねえ。

今向かっている黒島は割りと西表島の近くなので、これからのORAT家の先行きにも暗雲が垂れ込めてきたかも・・・

 そして30分ほどで黒島に到着。雲は多いものの、ここでは雨は降っていないようで一安心だ。
港のはずれにある岩礁には沢山のエリグロアジサシは羽を休めていた。

 港自体には待合室以外何もない。これから島の反対側の仲本海岸に向かう予定なのだが、足をどうするか。
前に竹富島でレンタサイクルを借りた時はかなり辛かったし、今回はとにかく仲本海岸にたどりつけさえすればよかったので、片道300円のマイクロバスで送ってもらう事にした。
お客さんはうちらのほかにもう1グループ。運転手さんは人懐っこくて感じの良いおじさんだった。

 人より牛のほうが多いと言ううわさどおり、島の内陸部はほとんど牧場になっていて、石垣牛?がゴロゴロしていた。
そして10分ほどで仲本海岸に到着、綺麗なトイレが出迎えてくれた。なんだかホッとするなあ(^^;

 車から降りるとき、運転手のおじさんが海岸の入り口に建っている無人の売店で、買い物の仕方について説明してくれた。これが驚くべき超セルフシステム。何が超セルフかってそこら辺の農作物無人販売所なんて目じゃないのだ。
 建物は普通なら明らかに人が居なくちゃいけない売店で、冷蔵庫の中にはビールやジュースがぎっしり詰まってる。「ジュースはこの冷蔵庫に入ってるからね。あとビールのカップもここに冷やしてあるから、ここのサーバーで自分でついでね。食べ物とかも入ってるから、このレンジでチンしてくれたらいいよ。カップラーメンはこのポットにお湯入ってるから」
さらにカキ氷も冷凍室から氷を出して自分でガリガリ削ってシロップをかけろとのこと。

 そしてタッパーの中にお札や小銭がいっぱい。そう、ここはセルフでお釣りの清算もするんだそうだ。こんなんでよく盗まれないなあと感心してしまうが、そこはさすが離島ってとこなんだろうか。なんてのどかなんだ・・・

     

 おじさんは「あと30分もすれば潮が引くから、それまで昼メシでも食べながら待ってたらいいよ」と言って帰っていった。
 確かにまだちょっと潮位が高いかな。太陽も出てないから水の中もあまり綺麗じゃないだろう。
それじゃということで、早速セルフ売店でビールをもらってきて、さっき買ったオニギリにかじりつく。???な、なんだこれは?なんか米が硬くてボロボロでめちゃくちゃ不味い。冷凍したヤツをチンしないでそのまま食べてる感じだ。やっぱ50円はいくらなんでも安すぎたかも(汗)

 こんなの食べていられないので、ふたたび売店に行ってカップラーメンを作ってきた。青空は見えるが太陽が隠れている上、風が結構強いので、あったかいカップラーメンがお腹に染み渡るなあ。

 

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