2008年7月10日 アカ様また来年・・・かな?

 この宿で過ごすのも今日が最終日。午後からダイビングのため北部の宿に移動するのだ。
 幸いここ数日アカ様には恵まれてたので、気持ちに余裕がある。去年みたいに北部から早朝車を飛ばしてアカ様詣でをするような事はしないだろうから、アカ様ポイント第1、第2でゆっくり朝撮りするのも、今回はきっと今日が最後だろう。

いつものように日の出と同時くらいに宿を出る。今日も昨日よりさらにいい天気だ。

 途中昨日の池を覗いてみると、シロガシラとアカ様が電線に止まっていたが、やっぱ電線じゃなあ・・・

 現地に着くと、今年は第1がいまいちなので、最後にそっちを集中的に攻めるつもりで動いてみたが、初日アカ様を見かけた場所では気配がない。例年ここは遭遇率高いんだけどなあ・・・車をゆっくり進め、何度も行ったりきたりとウロウロするが、やっぱりダメだ。

 諦めて山の頂上へ向かう道に入っていくと、すぐにのキョロるアカ様発見。しかしかなり見上げの上空抜け逆光だ。
幸い道はイロハ坂のような九十九折れになっている。カーブを回り込めばアカ様の上に出られそうなので、移動し崖下をそっと覗いたのだがどこにいるか分からない。まだキョロってはいるんだけどな・・・。そのうち木から木へちょっと飛び移ってくれたのでやっと姿を見つけられた。早速カメラをセットし撮影。こんな見下ろしのアカ様なんて中々撮る機会ないだろうなあ。

 アカ様はあまりこっちの事を気にする事もなくキョロリ続けているが、止まっているのが崖の向こうの木なので、距離を詰めようにも詰められない。だんだん飽きてきたぞ〜 同じ画像ばかり撮ってもしょうがないので、まだキョロリ続けるアカ様をその場に残し移動する。

 山頂まで登ってみたが成果はなく、そうなるとさっきの見下ろしアカ様が恋しくなり戻ってみるが、アカ様の姿はすでになかった。

 他のアカ様の気配も全然しないので、第2ポイントへ移動。しかし今日はこちらでも鳴かず飛ばず・・・
なんかこれじゃ明日もまた来てしまいそうだ。

 結局今日の第2では、ヤエヤマムラサキを撮ったくらいで、鳥については全然成果を残せないまま時間切れになってしまった。

ヤエヤマムラサキ

 肩を落として山裾の道を戻っていくと、アカ様ヴォイスが聞こえてきた。もしかしたらこれが本当のラストチャンスになるかもしれない、気合を入れなくちゃ。車を路肩に寄せ気配をうかがうと・・・いた〜

 見返りポーズでアカ様が佇んでいた。今日は不発が多かっただけに喜びもひとしおだ。
よく見える位置まで移動して、じっくり撮影していると、もう1羽が近くでキョロりはじめた。これに激しく反応したアカ様は、声のほうをギロッと睨みつけると威嚇するように羽をバッサッバサと広げ始めた。

 声の主は道路を挟んで反対側の木陰にいたのだが、ちょっとビビッのかキョロるのをやめて、森の奥に飛んでいってしまった。
 バサバサくんは勝ち誇ったようにキョロり出したのだが、向こうから軽トラがやってきて飛んでいってしまった。

 今日の朝撮りはこれでおしまい。ちょっと不完全燃焼だった。あとで北部に行く途中、もう一度寄っていこうかな・・・

 アカ様ポイントからの帰り際、ちょっと寄り道して前から気になっていたマックスバリューの前の道をそのままずっと行ってみたら、意外にも近くに海があった。ここらへんはもっと内陸だと思っていたのでびっくりだ。
 車を止めて砂浜に出ると、かなり広いビーチが広がっている。アオサンゴの群生地で有名な白保の並びだから、沖に出ればサンゴが綺麗かもしれない。でも1kmくらいは泳がないときれいな所には行けないだろう。なんかゴマモンもうそうな感じだ。次回はここで釣りでもしてみよう。

車の所まで戻ると、砂地に生えた花にアオタテハモドキが止まっていた。沖縄の好きな蝶でも上位に入る、後翅の青い金属光沢が綺麗な蝶だ。石垣島では例年結構そこらじゅうで見かけるのだが、今回の旅行では始めて見た。

 

アオタテハモドキ

  さあ、そろそろ部屋に戻って荷物の片付けをしなくっちゃ。

前へ目次次へ

鳥見旅行記トップへ

inserted by FC2 system