2008年7月10日 北部の生活スタート

  ここで滞在するのは例年と一緒のコテージだった。
部屋に案内してくれたスタッフが「お昼ご飯はどうします?よろしければ用意できますよ」というので、ここらへんで食堂を探すのは大変だしお願いする事にする。

  荷物をざっと片付けてから、たいきと一緒に部屋の前の芝生の庭に裸足で出てみた。
やっぱりここらへんは街中と比べると自然がいっぱいで気持ちいいな〜。見下ろすプライベートビーチの景色も全然変わってない。

 一息ついたところで食堂へ行くと、オーナーの奥さんがすぐに昼ごはんを持ってきてくれた。
 今日のメニューはタコライス。もちろん生ビールも注文して、北部への移動を祝して乾杯。
しかし沖縄で飲むオリオンはほんとに美味いなあ。
 お腹いっぱいで部屋に戻って一休み。さてこれから何をしようか。やっぱちょっと昼寝かな。
テレビを眺めながら床に転がって1時間ほどウトウトしたら元気も回復した。
さあ、そろそろ行動開始だ。たいきに何がしたい?と聞くと、網で魚が取りたいと言うので、朝ごはんの残りのハムを持ってまた米原にいってみることにした。

米原に着くと、熱帯魚飼育用の四角い網、採った魚を入れる用のプラ水槽、それに餌用のハムを持って海に向かう。果たしてお魚採れるだろうか・・・


 相変わらず海の中に生きているサンゴの姿はほとんど見られないけど、たいきの標的になりそうな魚はいっぱい泳いでいる。
手始めにルリスズメにチャレンジしてみるが。手に持ったハムを食べにきた所をさっとすくってしまおうと思っていたのだが、警戒してるのかなかなかそこまで寄ってこない。


 もしかしてハムは好きじゃないのかな?と思ったけど、小さくちぎって落としてやると食べに来るのでやっぱり手で持っているってのが問題のようだ。そこで網を水底において、その上にハムを乗っけて魚が来たら一気に持ち上げる作戦に変更。


この作戦が功を奏し、ルリスズメを何とか1匹ゲットできた。調子に乗ったたいきは今度は自分で採るといって網をブンブン振り回しはじめたので、その隙にちょっと魚の撮影。水の色があまり綺麗じゃないので風景を撮ってもいまいちっぽいので、明日のダイビング本番に備えてあまり動かないハゼ系やカエルウオ系を相手にクローズアップレンズの練習に没頭する。

 そのうちあまりに空振りばかりのたいきは「パパ採って〜」と泣きついてきた。やっぱシロウトには無理なんじゃよ。フフン
 それじゃ本気を出しますか。片手に網、片手にハムをもって獲物を探して沖のほうに泳いで行くと、においに釣られたのかあまりかわいくないがサイズだけは大きいスズメダイや赤い魚たちが集まってきた。
 警戒心がないというよりむしろ攻撃的で、こっちを縄張りに入ってきた侵入者だと思っているらしく、こっちをつつきに来たりする。
試しにハムを細かくちぎって撒くと、魚たちは餌の奪い合いで大混乱状態になってきた。これなら捕まえられそうだ。
 網の中にハムを入れ、魚たちの前にそっと差し出すと、ひときわ大きめであまり頭がよくなさそうな赤い魚が網の中に飛び込んできたのですかさず網を海から上げゲット!持ってきたプラス水槽にいれるとシッポが引っかかってしまうぐらいの大物だ。たいきは「持って帰って飼うんだ!」とおおはしゃぎ。飼うのはちょっとなんだけど、どうだい、パパの実力を思い知ったか〜!

 しかし喜んだのもつかの間、とつぜん大物はたいきがぶら下げた水槽の中で暴れだし、力技でフタをこじ開け逃げていってしまったのだ。なすすべもなくボーゼンとするたいきの姿にはおもわず笑ってしまった。まあ逃げちゃったもんはしょうがない。これでお魚捕獲作戦は終了だ。

 波打ち際に移動し漂っていると、たいきが「地面が動いてるよ!」という。波で砂が動いてんじゃないの?と聞くがそうじゃないらしい。どういうことだろう?と思いたいきの所にいってみる。「ここここ!」と指差す場所を見てみると、ん?確かになんか感じが違うぞ。もしかしてなんかいるのかな?手のひらで扇いで砂を飛ばすと、そこにいたのは10cm位のヒラメの赤ちゃんだった。

体の模様は砂そっくりでホントによ〜く見ないとわからない。良く見つけたねえ。たいきはほめられて得意満面だ。
 この画像に写っているヒラメがわかるだろうか。左側に目があるのだが・・・

  折角のお手柄たいきだったけど、このあとマスクとスノーケルをほっぽってしまい、どこかにやってしまった。明日がスノーケリング本番だって言うのにどうしよう。このままじゃ困るので僕は水中から、たいきは水面から散々探したのだが結局見つけることはできなかった。
しょうがない、明日はレンタルすしかないか。潮も満ちてきたので海から上がリ、宿へ戻った。

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