2008年7月11日 山裾探索

 次の朝起きると、たいきはすやすや眠っていた。これならもう大丈夫だろう。今日はダイビングの日なので8時くらいには部屋に戻っていなくてはいけない。昨夜の騒ぎもあり遠出するのも疲れてしまったので、近くの山裾の道に行って見ることにした。ここでの狙いはカンムリワシ。それと今回まだ撮っていないリュウキュウズグロミゾゴイとリュウキュウサンコウチョウも撮れるといいのだが。

うっそうとした森の中の道に入ると早速サンコウチョウの声が聞こえてきた。森の中に目を凝らすと、ひらひらと長い尾羽を翻らせて木々の間を飛びまわるサンコウチョウの姿は見つけられたものの、撮れるような所までは出てきてくれなかった。ここであまり時間をとるわけにも行かないので先に進む。アカショウビンの声も聞こえるが、ここのは警戒心が強いのではなから諦めている。

 森が途切れ、開けた所に出ると、電柱の上に茶色い物体が止まっていた。カンムリワシだ。去年もここに止まっていたのでやっぱり電柱はカンムリワシのお気に入りの場所なのだろう。でも折角のカンムリワシなのに電柱の上ってのはもったいないなあ。

ここを過ぎて再び森の中に入ると、側溝の中に落ちているセマルちゃんを発見。なんか出られないっぽいので、すばやくレスキュー
山側の斜面においてやる。でも折角だから手足を出している所も撮りたいよな。今までは距離が近すぎたから警戒して大急ぎで森の中に逃げてしまったのではないか、と言う推測の下、ロクヨンで遠くから見守る事にした。

しかしやはりセマルちゃんは早かった。中々動かないなあとファインダーから目を離した隙に、大急ぎで森の中に消えてしまったので、今回も撮れたのは顔をちょろっと見せた所だけだった。

そのあと再び森が途切れると、また電柱の上にカンムリワシがいた。相変わらずの電柱カンムリ、ほんと絵にならない・・・
それにしてもカンムリワシって言うのは本当に警戒心が少ない。これじゃ八重山トビなんて言われちゃうかもよ。

この朝は結局お目当てのリュウキュウズグロミゾゴイもサンコウチョウも撮れずに時間切れ。最後にリュウキュウズアカアオバトが見られたが、これも電柱どまりでいまいちパッとしなかった。やっぱこっちに来たらアカ様を撮らないと締まらないよなあ・・・

部屋に戻るともうたいきも起きていた。昨日の包帯も取れて、絆創膏一丁になっていた。これならダイビングも大丈夫そうだ。よかったよかった。今日の集合時間は8時45分、急いで朝ごはんを食べてダイビングの支度をしなくっちゃ。

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